2005/5/16-5/22 かに座の空模様。

2005年05月15日 13時35分55秒 | Weblog
人に言えないこと

人に言わないこと
は、違います。
言わない
ことには、なにか深い意味があるように思います。
嘘をつくくらいなら黙っていた方が良い場合があります。
現代では「コミュニケーションが大事」ということが金科玉条のようになっていますが
ムリして伝えなくてもいい、ということも
たぶん、あるのかもしれません。

相手を傷つけないために、とか
自分が傷つかないために、とか
理由はいろいろあると思います。
でも、要するに
何でもかんでも伝えるだけが人との関わりかどうか、ということです。
今の貴方は、
世界全体を見るまなざしを、ひとつ上の段階にレベルアップさせようとしています。
その中では、まずはじっくり考え
物事を吸収し、かみ砕き、
自分の過去の経験や心の奥底の思いとつなぎ合わせて
静かに、一つのイメージや観点をつくっていく
という作業が必要になるようです。

「自分はこう思っているのだ」
と言明した瞬間、
その思いは、それ以上のモノになる道を断たれます。
宣言って、ものごとを「決めて」しまうのです。
今の貴方の哲学は、変化・成長系のなかにあります。
ですから語るときも、
「これはまだ未完成で、後で変わるだろうと思う」
ということを、かならずアピールしておく方が良いと思います。
じゃないと
あとで前言撤回なんて、恥ずかしくて仕方がありませんものね。

今貴方がやっていることは
広い意味での「クリエイティブ」なのだと思います。
クリエイションは、その最後のかたちのなかで真価を問われます。
今は、プロセスです。
ですから、ここからどんどん変わっていく自分の可能性を
ちゃんと信じて、保留しておく方が良いのでは、と思うのです。
http://www.st.sakura.ne.jp/~iyukari/week/050516cancer_w.html

最もカッコ悪いオヤジとは?

2005年05月15日 13時06分55秒 | Weblog
 今回はカッコ悪いオヤジについて考えよう。何がカッコ悪いのかについてきちんと知っておくことは、カッコいいオヤジになるために必要だ。(2004.11.04掲載)

 カッコよくなりたいと思ったとき、男性はまずファッションを考える傾向がある。もちろんオシャレであるに越したことはないが、服装のセンスが悪くてもカッコいいオヤジはいる。
 オシャレであることと、オヤジのカッコよさとは完全にリンクしない。たとえばオシャレなレストランでなくても、チェ・ミンシクとデートするなら居酒屋で生ダコにかぶりつきたいし、チェ・ゲバラであれば南米の山奥でテキーラをあおりたい。キャラが立っているオヤジは間違いなくカッコいい。
 では、オヤジにとって最悪にカッコ悪いことは何か? それはセクハラだ。あるいは痴漢などの性犯罪である。たとえば億単位の横領事件で会社を首になったとしても、犯罪だがカッコ悪くはない。しかし、痴漢で逮捕され懲戒解雇になったりセクハラをさも自慢気に本に著すことなど、このうえなくカッコ悪い。オヤジと性の取り扱いは極めて難しいのである。
 世の中には女子社員にモテていると勘違いして抱きついたりキスしたり尻を触ってセクハラで訴えられて失脚するオヤジもいるが、逆に、女子社員といつもホテルで密会して彼女のネットワークで仕入れた社内情報を駆使して出世する弘兼憲史さんのマンガ「課長島耕作」みたいなオヤジもいる。そんなオヤジがみんな、島耕作みたいにスマートでオシャレであるわけではない。
 では、共通項は何か? セックスが上手いのである。逆にセクハラで訴えられるのは、下手くそだからだ。訴えられる場合の半分以上は、肩や手への触り方、肌の触れ方が下手くそだといわれているのだと知れ。
 女は下手くそな男が大嫌いだ。クルマの運転が下手な男、ケンカが下手、仕事が下手、口説き方が下手な男。女性からセクハラと言われないためには、お尻の触り方が下手ではダメだ。というわけで、自信のない男性は家に帰ったら勇気を出して奥さんのお尻を触って練習してみよう。妻であれば、いくら嫌がられてもセクハラにはなりにくい。あ、でも夫婦間であってもレイプはだめですよ。妻の肩や尻を触って、嫌な顔をされなくなったらセクハラ・オヤジを立派に卒業できる。がんばれ。
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●著者・池内ひろみ
 1961年生まれ。夫婦・家族問題コンサルタント。東京家族ラボ主宰
http://www.yukan-fuji.com/archives/2004/11/post_797.html

高価なギター持つより、うまく弾くことが大切

2005年05月15日 13時02分32秒 | Weblog
 楽器店に行った。買い物途中にギターを見たいと言い出した夫につきあったわけだ。
 夫は大学生の頃までギターを弾いていたという。一緒に暮らし始めて十年近くなるが、彼がギターを弾く姿を一度も見たことがない。しかし、いつかはギターを買おうとしていたのだろう。たまに楽器店でギターを眺める。じつに楽しそうに眺める横顔はかわいいので、ときには私もつきあってあげる。(2005.03.03掲載)

 その日のギター売り場では、夫より少し年上50代前半の男性が、思い詰めたように立っていた。以前、この欄でオシャレ下着を凝視するオヤジのことを書いたが、今度はギター凝視オヤジである。ショーケースを凝視するオヤジというのは、今の日本経済とオヤジが置かれている状況を表しているようで、見ていると切なくなる。
 そのオヤジが凝視しているのはショーケースに陳列されたフォーク・ギター。ちなみに、夫は絶対にフォーク・ギターとは言わない。アコースティック・ギターなのだそうだ。理由はフォーク・ミュージックが嫌いだから。男のこだわりとはよく分からんものである。
 オヤジが思い詰めて眺めているギターは、マーチンD―45といって世界最高峰のアコースティック・ギター。夫が中学生の頃には日本に3本しかなかったという。モノにもよるがざっと100万円くらい。年代物だと数百万は当たり前らしい。
 しかし、たとえ夫の年収が数千万円あったとしても、そんなギターを買うと言われて、にこやかにどうぞと言える妻はそういない。ミュージシャンの妻だって、もう少し安いのにしてくれと要求するだろう。どう見ても普通のサラリーマンであるそのオヤジには、凝視するしかないギターなのである。
 定年までカウントダウンに入った彼にとっては、生涯の夢でもあったかもしれない。
 しかし、思い出して欲しい。あの頃、本当に欲しかったのは高価なギターではなかったはずだ。ただただギターが上手くなりたかっただけのはずだ。だから若い頃の情熱を取り戻すには、マーチンのギターでなくてもいい。練習すればいいのだ。2~3万円のギターで練習する。安いギターでも上手い人が弾けば、いい音を出せるよと夫も言う。そう。カッコいいオヤジとは、高いギターを持ったヤツではなく、うまいギターを弾く人なんだよ。そんなわけで、練習しろよ、オヤジ。
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●池内ひろみ
 1961年生まれ。離婚、再婚を経験後、旧来のフェニズムとは異なる視点で、夫婦・家族問題コンサルタントとして活動。東京家族ラボ主宰。
http://www.yukan-fuji.com/archives/2005/03/post_1698.html

夫婦仲を良くする秘訣は「可愛いね」と言い続けること

2005年05月15日 13時01分47秒 | Weblog
 「BRIO」「LEON」「Straight」に「UOMO」…。横文字がそろいもそろったり。いずれも“ちょいモテ”を目指すオヤジのための雑誌だ。今や書店では、女性誌のコーナーと同じぐらいの一角が男性誌であふれ返っている。だが、その類いの雑誌でほとんどふれたことがない真実がある。それは、「夫婦仲のいいオヤジ」は素敵なオヤジでありモテるということだ。(2005.03.17掲載)

 カッコいいオヤジは、例外なくいい女を連れて歩いている。それだけで“カッコいいオヤジ”の称号はついてくる。顔が不細工でも、ハゲでもデブでも関係ない。
 そしていい女とは例外なく、男性の「負の魅力」ではなく「正の魅力」に魅かれるものである。仕事や家庭が上手くいかないなどと愚痴トークで釣り上げた女に、ロクな女がいないのはこの理由による。
 しかも、妻という存在は、一度はあなたのことを非常に気に入り、一生付き合うと覚悟を決めた女である。そんな女性との関係を良くできないで、他の女性の心をつかむことなどできる道理もないのである。
 では、夫婦仲を良くする究極の秘訣とは? それは、妻に「可愛いね」と言い続けることである。この場合、「美しいね」ではない。
 美しさは年々衰えていくもので、それを女は悲しいほどに自覚している。たとえ顔立ちが美しくても、年齢を重ねるごとに肌がたるみシワができ、シミに悩まされる。つまり美人であっても美貌の衰えを気にしているため、「美しいね」は地雷の言葉なのだ。一方、「可愛いね」これは万能の言葉だ。
 たとえば妻がカリカリ怒って文句を言うとき、「一生懸命で可愛いね」。拗ねているときは「ふくれていて可愛いね」。そしてもちろん、新しい洋服を着ているときは「可愛いね」のひと言でじゅうぶんである。
 かわいいね、を繰り返し伝えいるうちに、妻は本当に可愛い女になっていくものだ。
 それは、「このクソ女」「ぶさいく女」と言い続ければどうなるか考えれば分かるだろう。そんな言葉を繰り返すと、妻は卑屈なブスとなり、言葉を発することによって、あなたは妻のことを嫌いになってしまう。かわいい妻とは、夫がかわいいと言い続けてできる妻である。
 モテ・オヤジになるためには、まず自分の妻を可愛い女にできること。だから妻には1日1回かわいいと言ってあげよう。
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●池内ひろみ
 1961年生まれ。離婚、再婚を経験後、旧来のフェニズムとは異なる視点で、夫婦・家族問題コンサルタントとして活動。東京家族ラボ主宰。

http://www.yukan-fuji.com/archives/2005/03/post_1796.html