過去の名手達

　服飾本を読んでいると、

　「ヴィンテージ」
　「マスターピース」

　という言葉の下で、時代を超えて愛され続けている衣類の紹介記事を目にする事が
あります。

　それはリーバイスの５０１であったり、コンバースのオールスターであったりします。

　でもこれらの特集は今に始まったものではなく、僕がまだ学生の頃から何度となく繰り
返し特集されてきたものです。

　でも、

　「良い物が良い。それを受け継いでゆかねばならない。」

　そういった気持ちが出版社は記者の方達にあるのだと思います。

　サッカーの世界でも、ペレ、ステファノ、プスカシュなど、時代を彩った名手達のバイオ・
グラフィーが今でも読み継がれているのは、彼らが真の名手であり、同時に国籍の変更や
内乱でその人生が流転したことを、今の僕たちが学び、平和な世の中を作り上げるための

　「材料」

　として捉えるべきだからでしょう。

　僕は今年で３５歳ですが、あと２０年も過ぎれば今の現役の選手達も過去の名手として
未来のサッカーファンに紹介されるはずです。

　「リオネル・メッシは心からバルセロナというクラブを愛していたんだ。」
　「デニス・ベルカンプがアーセナル時代に魅せたプレイの全てが、本当に美しかった。」

　そんな会話を未来のサッカーファンとするのかもしれません。

　僕は子供の頃、ポプラ社が偕成社の偉人伝をよく読みましたが、未来ではサッカー選手に
限らず、ワールドカップや五輪で活躍した選手達の活躍が、子供達の読み物として定着する
ような気がします。

　もしその頃僕に子供がいたなら、それらの偉人伝を喜んで買ってあげる事でしょう。

買い物の方法を見直してみる（２）

　手ごろな価格で物を買うと、どうしても品数が多くなり棚を圧迫します。

　僕のように服装の興味が何らかの形で移り変わってゆくと、どうしても以前買った商品
の幾つかが、処理できない

　「不良債権」

　となって居残る形になります。

　皆がブランドを欲しがるわけではありませんが、無名ブランドの商品を買ってゆくと、次第
にそれらに

　「飽きて」

　しまう事が多いと思います。

　高品質の商品は厳選された素材や職人の技術、そして環境性能など吟味して作られていま
すから、着るたびに愛着が湧いてますます手許に残したくなりますね。

　紳士靴でいうならば、レッドウイングのブーツを修理しながら１０年、２０年と履く方が
いますが、欧州のように

　「質の良い商品と長く付き合う」

　という方法をこれから取り入れていきたい。そう考えています。

　僕自身は自分でシャツとハンカチにアイロンをかけますし、靴を磨くためのオイルやウエス、
交換用の靴紐は絶えずストックしています。

　僕はサッカースパイクを買ったことは無いのですが、やはり本皮のスパイクを履いている方
も、日々の手入れを念入りに行っているのでしょうね。

　合皮のカラフルなスパイクが「形態安定シャツ」だとすれば、天然皮革のスパイクは「綿
１００パーセントシャツ」に当たります。

　ですから手入れを疎かにすると、自分が恥ずかしいだけです。

　でもきっと合皮のスパイクの方が軽くて今のニーズに合っているのでしょう。

　ただミズノの「モレリア」、プーマの「キング」のようにベストセラーの商品には理由があり
ますし、何より天然皮革があったからこそ、合皮が生まれたとも考えられます。

　お互い日々の手入れを大切にしながら過ごしていきましょう。

買い物の方法を見直してみる

　僕は高校１年生の冬から

　「ファッション、服装」

　に興味を抱き、以後２０年近くに渡ってその興味は尽きません。

　その時の気分や置かれた状況によって、関心の項目が「ジーンズ」であったり「スーツ」
だったりしますが、サッカー同様自分の服装を考える事は、僕の生活に完全に根付いている
ので、今後も飽きることなくつきあってゆくと思います。

　僕は最近、自分の服の買い方を見直しています。

　僕は今までアウトレットやセールなどで、

　「高品質の商品を手ごろな価格で幾つか揃える」

　という買い方をしてきました。

　それは同じ服を毎日着ていては「痛み」が激しいでしょうから、毎日着まわした方が
経済的なメリットがあると思っていました。

　２０年ちかく服装に関心があると、自然と目利きになりセールの情報や偽物を掴む危険
を回避できます。

　また僕は

　「潔癖」
　
　ではないので、古着屋でインテル、日本代表、そして長野パルセイロのジャージを何枚
も買ってきましたし、通信販売でマーキングをお願いしたこともあります。

　でも最近この方法が

　「間違い」

　であることに気づいたんです。

　高品質の商品が高価格であることは当然ですし、それらの商品は毎日袖を通しても、へた
るどころかむしろ「輝き」を増してくるんですね。

　ですので今後が高品質の商品を適正な価格で買う買い物を、心がけようと思っているの
です。

シャルケ、チャンピオンズリーグで王者に挑む

　１９９５年に野茂英雄投手がＬＡドジャースと契約を交わして以降、投手、野手を
問わず数多くの日本人選手が大リーグで活躍するようになりました。

　またレッドソックスの田沢投手のように、ＮＰＢを経由することなく最初からアメリカ
でプレイする事を希望する選手も現れました。

　野茂投手の活躍以降、野球ファンでなくとも

　「時代は変った」

　と多くの日本人が思ったに違いありません。

　今サッカーでも時代は変ろうとしています。

　カズが野茂投手と同じ１９９５年にイタリアに渡ってから足掛け１６年、欧州クラブが
日本人選手の獲得に躊躇を見せなくなりつつあります。

　そして欧州クラブサッカー最高峰の舞台、チャンピオンズ・リーグで日本人対決が実現
します。

　サッカーは集団競技ですから、内田と長友のみに焦点を当てることは暴論ではあると思
いますが、それでもインテル、シャルケ以外のファンからも大きな注目を集めることは間
違いありません。

　今までも同国リーグの中で、日本人選手が顔をあわせることは度々ありました。

　例えば中田英寿（ペルージャ）と名波浩（ベネチア）がそうですし、オランダでもフィテッ
セの安田理大とＶＶＶのカレン・ロバートと吉田麻也が対戦しました。

　でもチャンピオンズ・リーグの舞台で、しかもベスト８で対戦する事は大きな意味合いが
あります。

　それは日本人選手が、チャンピオンズ・リーグで優勝を狙えるだけの規模のクラブに在籍
している証明である上に、代表戦と同等か、それ以上のタフな環境に身を委ねている事を
知らしめる材料であるからです。

　シャルケとインテルの一戦はイタリア、ドイツだけでなく日本の専門誌と新聞も、大きな
扱いをするはずです。

紫外線にご注意を！！

　３月も半ばにさしかかり、気温が上昇してきました。

　そのせいでしょうか、昨日は土曜日だというのに僕のスーパーでもそれほどの混雑
が見られず、いささか拍子抜けの１日でした。

　これからの季節、サッカー観戦は

　「紫外線」

　に注意しないといけません。

　「お前顔が真っ赤だぞ！！
　　早く顔を冷やしてローションを塗ったほうがいい！！」

　僕が春から夏にかけてパルセイロの試合を見終えて帰宅すると、両親が僕の顔を見て
驚いたものです。

　シャトルバスでの移動を含めて、外に出ているのは２時間くらいなのに、それでも紫外線
や陽射しの強さは容赦ないということです。

　まだ今の時期は長袖を着ますから、腕の日焼けに関しては問題ないでしょうが、やはり顔
と首筋の日焼けには注意が必要でしょう。

　僕自身は日焼け止めを買う習慣、塗る習慣のどちらも無いので、日焼けして帰って来るの
ですが、男女問わずサッカー観戦の前には、日焼け止めを塗る習慣を身につけると良いです
ね。

　またこれからの季節、水分補給と帽子の準備も必要になります。

　僕は頭が大きい上、似合う帽子も少ないのでタオルを頭から被って観戦するのですが、やは
りそれでは不十分でしょう。

　夏場の観戦の際あまりに陽射しが強く、このままでは倒れてしまいそうな気がしたので、前半
のみ観戦してそのまま駅に向った事さえあります。

　やはり観戦の前の準備が肝心です。

　お互い体調管理に気をつけながら、サッカーが観れたらいいですね。