塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ルーニーの持つ可能性

2011-03-28 21:26:03 | 日記
 例えばイングランドの得点最多記録保持者はボビー・チャールトンですが、80年代
のギャリー・リネカー移行、肉薄する選手は存在しても更新することはできませんでし
た。

 やはりどんな国でも、代表の記録というものは偉大なものです。

 90年代に入っても

 スタン・コリモアとロビー・ファウラー、そして神童マイケル・オーウエンが、リネカー
やチャールトン以上の存在になると期待されましたが、現実になることはありませんでした。

 ただこの3人、全てリバプールに在籍経験があります。

 90年代のリバプールはスティーブ・マクマナマン、ジェレミー・レドナップという非常に
才能豊かな若手が存在して、彼らの能力はアレックス・ファーガソンに見出された

 「ファギー・ベイビズ」

 に勝るとも劣らないと言われた物ですが、もしこの時

 「オーウエンはいつかユナイテッドに在籍する」

 と唱える人間がいたとしたら、リバプールのファンから袋叩きにされたか、奇妙な人間と
罵られたはずです。

 時代は流れてゆきますね。

 チャールトンの「49」ゴールという記録を更新する可能性があるのは、今現在ルーニー
以外考えられません。

 ダレン・ベント、ジャーメイン・デフォーにしても、ルーニーほどの影響力と継続性は
今現在見受けられませんし、何よりルーニーのゴール、そして動きには意外性と優雅さが
両方備わっています。

 ファビオ・カペロもルーニーには大きな期待をかけているはずです。

 ランパードとジェラードが30歳を越え、代表の代謝が叫ばれつつある中で、今後は
ルーニーがイングランド代表の

 「顔」

 になることは間違いないと思います。
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ビジャ、スペイン代表の記録を塗り替える

2011-03-28 21:13:10 | 日記
 欧州選手権のスペイン対チェコの一戦で、スペインに記念すべき記録が誕生しました。

 ダヴィド・ビジャが、ラウル・ゴンザレスの保持していた、スペイン代表の得点最多記録

 「44」

 を更新する45ゴール目をこの試合で記録したんです。バルセロナだけでなく、彼の古巣
バレンシア スポルティング・ヒホン、そしてレアル・サラゴサのファンも、大きな喜びを
感じたと思います。

 代表の通算記録を更新する事は、得点だけでなく出場回数にしても無失点記録にしても、
本当の至難の技です。

 まず代表に常に呼ばれることが大前提になりますし、加えて

 「クラブと代表を掛け持ちできるだけの体力と精神力」 
 「戦術の理解度と柔軟性」
 「テレビ中継を含む報道陣との対応」

 など、様々な要素が含まれますから代表に継続されて招集されることは、僕らが思う以
上に価値があると言えます。

 日本でもカズや中村のように歴代の代表監督から重宝される選手が存在しますが、代表
で輝くことがその選手の商品価値を更に高め、精神的支柱に成長してゆくことを促します。

 ビジャにはもちろん先天的な選手としての能力があったのでしょうが、それ以前に彼の
日頃の鍛錬がこの記録更新に大きく関与していることは間違いありません。

 デル・ボスケ監督もビジャの今の動きには満足しているでしょうし、チェルシー移籍後
なかなかゴールを奪えないトーレスにしても、彼の活躍が何らかのヒントを与えるのでは
ないでしょうか。
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