ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



右翼の人たちのいうことを聞くと、天皇って、元首なんですって。でも、学校では、天皇は国の象徴なんであって、元首は総理大臣だって習ったと思うんだ。どっちがほんとなの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『猛女対談──腹をくくって国を守れ』(幸福実現党刊)で、次のように述べておられます。

 明治天皇のように、「陸海軍を統帥する」となっていたら、いかにも元首だろうと思いますが、今の天皇が元首かどうかは、議論が分かれるところですよね。元首かもしれないし、元首でないかもしれない。
 それでは、首相が元首なのか、元首でないのか。どちらも、よく分からない状態で、結局、権力の中心がどこにあるかが分からないんですよね。これが、無責任体制が発生する原因の一つですよ。
 今、改憲論が盛り上がっていて、「改憲したほうがいい」という意見が国民の七割ぐらいにまでなってきているので、もし、「天皇が元首である」と言うのであれば、「今上天皇による改憲の詔」というものを出したらいいんですよ。「国会は、速やかに改憲すべし」という「改憲の詔」を出せばよいのです。(中略)
 それで、この詔に従って、国会議員が審議をし、改憲に乗り出すかどうかですが、もし、乗り出さなかった場合、天皇は、以後、一切の法律案に署名しなければいいわけです。
 例えば、国会が内閣総理大臣を指名しても、任命しなければよいのです。天皇の署名がなければ、内閣は成立しないのですから、“ストライキ”をしたらいいんですよ。そのように、「天皇は元首である」ということを、自らお示しになられたらよろしいと思いますね。
 法律論であれこれ言うのも結構ですが、これは、天皇の意志によって、現行の憲法や法律の枠のなかでできることです。
 ぜひ、天皇陛下には、「憲法改正の詔」を発していただきたいと思います。それで、国会が何もしなかった場合、それに対する糾弾が国民のほうから起きてくるかどうかを見れば、この元首制の問題も、はっきりと決着がつくはずです。(中略)
 憲法上、天皇は、「日本国民の総意」に基づいて置かれているわけなので、国民の総意に基づいて置かれている天皇が詔勅を出され、それで、国会が何も動かなかったら、問題があるでしょうね。(中略)
 国民の総意に基づいて天皇制がある一方で、国民主権というものがあります。この部分は、法律論的、憲法論的には、本当はぶつからなければいけないところなのですが、なぜか、訳が分からないまま、うまくくっついています。
 その理由は、実は、「宗教と政治が一体化しているのが日本の政治の本質だから」なんですよ。(中略)この部分を無視して、政教分離だけを言っているわけですから、憲法学者もジャーナリストも、本当はまったく分かっていないのだと私は思います。右翼も分かっていません。(中略)
 右翼も、「皇室を守る」と言っていますが、「天皇は神々の子孫だと分かっているのか」と言えば、それは、全然、分かっていないのです。そもそも神棚が消えていますのでね。
 だから、もう少し根本的に考えなければいけないですね。
(35~38ページ)

天皇が元首かどうかは議論が分かれるところだが、元首というのならば、天皇は、国民の7割ぐらいまできている改憲論に従い、「今上天皇による改憲の詔」を出し、国会が改憲に乗り出さなければ、以後一切の法律案に署名せず、国会で指名された内閣総理大臣も任命しなければよい。

この“ストライキ”は、現行の憲法や法律の枠のなかで、天皇の意志でできることだから、これに対する糾弾が国民から起きてくるかどうかを見れば、この元首制の問題も、はっきりと決着がつく。

天皇制がある一方で国民主権があり、本当は憲法論的にぶつかるべきところだが、うまくくっついている理由は、実は天皇は神々の子孫であり、「宗教と政治が一体化しているのが日本の政治の本質だから」である――。

本書は、現・幸福実現党党首である釈量子さんとの対談集です。

釈さんが聞き上手だからでしょうか、とても楽しく対談しておられるので、さらっと読み流してしまいそうです。

しかし、ちょっと立ち止まってよくよく読んでみると、あまりに斬新な大川隆法先生のオピニオンではないでしょうか。

国民主権で、国民は平等のはずなのに、なぜ「天皇」という特別な方が存在するのか。

それは、天皇は神々の子孫だとされていて、日本神道の祭祀長だからだ、という話はどこかで教えていただいたことがあったと思います。

そして、法律に詳しい知人によると、この天皇の“ストライキ”というのは、これまで見たことも聞いたこともない先鋭な意見だけれども、たしかに法律的にあり得る話だとのことです。

そういう、おそらくは最先端の法律の議論まで、さりげなく学べてしまう。

大川隆法先生のお教えの凄味は、このあたりにもあるのかもしれないと改めて私は思っているのです。

 

『猛女対談』

  大川隆法著


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