天国とか地獄って、何度も出てくるけど、でも本当に地獄なんてあるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
たとえば、幸福の科学の大川隆法先生は、『釈迦の本心─よみがえる仏陀の悟り─』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
みなさんが病気のとき、高熱に浮かされて見る夢は、どのようなものでしょうか。それは、真っ暗で、さみしく、冷たい世界の夢でしょう。あるいは、命をねらわれて追いかけられたり、穴に落ちたり、事故にあったりという不幸な経験を、夢のなかでしたことがあるかもしれません。
そうしたときは、実は地獄の世界を霊的に垣間見ていることが多いのです。すなわち、地獄とは悪夢そのものでもあると言えるわけです。
夢のありがたいところは、目覚めれば何でもないという点にあるわけですが、地獄という悪夢はなかなか覚めず、覚めるまでに何百年もかかってしまいます。
地獄の住人たちは、「これは悪夢に違いない。こんなばかなことが現実に起こるはずがない」と言いつづけていますが、不思議なことに、この夢だけはなかなか覚めません。夢がリアリティー(現実感)を持っており、その世界で新たな自己をつくらないかぎり、そこから抜け出すことはできないのです。(中略)
したがって、あの世の世界は覚醒時と睡眠時とが逆転したようなものだと考えてよいでしょう。(中略)
「自分は天国的な人間か、それとも地獄的な人間か」「自分の心の傾向性は、天国と地獄のどちらに向いているか」ということを知りたければ、自分が夢の世界で見るものをよく考えてみればよいのです。
平和な世界のなかで人びとと喜びを分かち合っているような夢を、数多く見るならば、その人は天国的な人でしょう。反対に、いつも夢のなかで暗くさみしく厳しい環境に置かれ、心が休まるときがないならば、その人は睡眠時に地獄へ行っているのです。そうした悪夢を見ている人は、それが自分の来世の姿かもしれないということを実感していただきたいと思います。
夢が夢でなくなったとき、あなたはどうしますか。そのとき頼りになるのは、仏法真理を知っているということです。仏法真理を学んでいるかどうかが、まさしく分かれ目となります。
生きているときに仏法真理をしっかりと学んでいれば、悪夢のような地獄の世界からどうすれば逃れられるか、その方法が分かるのです。しかし、生前に仏法真理を学んでいなかった人は、地獄には学校があるわけではないので、どうすればそこから逃れられるのかが分かりません。「知は力なり」という言葉は真理なのです。
(205~208ページ)
病気のとき、高熱に浮かされて見る夢が、真っ暗でさみしく冷たい世界などの場合は、地獄の世界を霊的に垣間見ていることが多い。
あの世の地獄は、覚醒時と睡眠時とが逆転したようなものであって、夢がリアリティー(現実感)を持っており、覚めるまでに何百年もかかってしまう。
生きているときに仏法真理をしっかりと学んでいれば、悪夢のような地獄の世界から逃れる方法が分かるのであり、「知は力なり」という言葉は真理なのである──。
大川隆法先生が、地獄について説かれるのは、別に私たちを脅すためではないわけです。
実際に、そこに行ってしまう人がいるので、そういう世界があるという事実をまず多くの人に知ってもらうこと。
そして、万が一、自分がそこに行ってしまった場合に、どうすれば救われるのかについて、ほんの少しだけでいいから知ってもらっておくこと。
そのために、大川隆法先生は、手を変え品を変え、この霊的世界の話をして下さっている、ということなんですね。
今日の記事に興味を持った方には、この内容をより詳しく説かれた書籍『地獄の法』も、ここでお勧めしたいと私は思っているのです。
|
『釈迦の本心─よみがえる仏陀の悟り─』
大川隆法著 |
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)