いま、心が揺れて揺れて、苦しいの。どうしたらいいか、わからないんだけど、どうやって乗り切っていけばいいの? って悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『不動心』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
苦悩の時期は、心が木の葉のごとく揺れ、非常に大きな事件が起きたように思うものですが、ここで二つの視点を忘れてはなりません。
一つは、マクロの視点です。はるかなる無限の彼方から自分の姿を見たとき、あるいは、仏の眼と言ってもよいですが、そうした非常に大きなものの眼から、自分の苦悩の姿、混乱の姿を見たとき、それほど大きな事件が起きているのかということです。
たいていは、わずか数百人や数千人の会社のなかで、「同期の人が自分よりボーナスが多かった」「同期の人が自分より早く課長になった」などという問題にすぎなかったり、あるいは家庭のなかで、「家内が病気になった」などということだったりするのです。
したがって、「これはそれほど大きな苦悩だろうか。実はささいなことなのではないのか。よくある話ではないのか。やがて過ぎ去っていくものではないのか」という観点を忘れてはなりません。
このように、無限遠点から現在の自分を眺めてみるというマクロの視点が、人生の悩みを解決するためには非常に大事なのです。
もう一つ、ミクロの視点も大事です。これは、一日一日を充実させていくということです。
何か不幸があると、やたらと力を出して、がむしゃらに頑張り、人の目につくようなことをする人がいます。やたらと派手なことを始めたり、大言壮語したりするわけです。(中略)
しかし、こうした人は、三カ月から六カ月たつと、やがて自己嫌悪に陥り、もっと苦しい淵に立たされることが多いのです。(中略)
苦しいからといって、その反動で、大きなことをやろう、人に何かを見せようとしてはいけません。そうしたことをすると、さらに大きな反動が来て、いっそう自己嫌悪の道へと入っていくこともあるのです。
苦しいときには、人目を気にした大きな動きをしてはなりません。人の目につくことはせず、みずからの道をたんたんと歩んでいくことです。こうしたミクロの視点も大事です。
自分にできる範囲内で、自己を改造、改善し、たんたんと向上の道を歩むことです。一日二十四時間、他人の目を考えることなく、自分の力をつけていくことに専念するのです。
(104~107頁)
苦悩の時期には、二つの視点を忘れないようにしよう。
まずは、はるかなる無限の彼方から、いまの自分の姿を見てみて、それほど大きな事件が起きているのかを考えてみること。
そして、地道に自分にできる範囲でたんたんと向上の道を歩み、一日一日を充実させていくこと──。
なるほどなあと、改めて思います。
今日は、何があっても不動心で人生を生き抜いていくために、とても大事な智慧を教えていただいたのだと私は思うのです。
|
『不動心』
大川隆法著 |
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)