信仰の力でガンが治ったりするものなの。実際に治った話も聞くのに、治らないまま帰天してしまった人がいるのは、なぜなの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、信仰による奇跡について、例えば、『愛は風の如く2 ──愛の英雄ヘルメス』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
みなさんのなかにも、「物質化現象」という言葉をお聞きになった方も多いかと思いますが、実在界のエネルギーが、なんらかの意図によって、地上界に物質化して現われることあるのです。たとえば金粉現象というのもそうですし、それ以外にも、霊界からみごとな宝石を出したり、あるいは薬を出したりというように、いろいろなものを出すというケースがあります。(中略)
じつは、宗教によって病気が治ったりする奇跡も、この延長線上にあるのです。体内にガンが巣くっていて、そのガンが信仰によって治ったりする場合も、レントゲンで写真を撮るならば、ガンは物質的には確実にあるものなのですが、それが一瞬にしてなくなるということがありえるわけです。これなども、霊的エネルギーがはたらいて、そういう物質界のつくり変えに力を貸していると思わざるをえないのです。(中略)
こうしたことが、日常茶飯事に行なわれるわけではありませんが、天上界の諸霊も、必要に応じてこうした物質化現象を起こし、生きている人たちの信仰心を強くする場合があります。
ただ、なんでもかんでも物質化現象を起こしはじめると、これは地上の人間を甘やかすことにもなりかねません。なぜなら、欲しいものをねだれば、すぐ現われてくるということになりますと、彼らの地上での修行が意味を持たなくなるからです。(中略)地上人はなにゆえに地上に生まれ、赤ん坊から育って大人になって、努力して生きていくか、その意味がなくなってしまいます。
それゆえに、こうした物質化現象なども、あくまでも例外措置として認められているのであり、それに意味がある場合にのみ許されていると考えてよいでしょう。
(86~89ページ)
宗教によって病気が治ったりする奇跡は、「物質化現象」の延長線上にある。
天上界の諸霊も、必要に応じてこうした物質化現象を起こし、生きている人たちの信仰心を強くする場合がある。
ただ、なんでもかんでも物質化現象を起こすと、地上での修行が意味を持たなくなるから、これはあくまでも例外措置として許される場合がある──。
たしかに、祈りの力で病気が治ることは、実際にあります。
正しい信仰生活をしていると、ほんとうに体験できることがあります。
でも、残念だけど、いくら祈っても治らないことも、ある。
そのときは、そこに今世の修行課題があるのだと、その事実を受け入れつつ、自分ができることを精一杯、努力していくこと、ということなんだろう思います。
だって、何度もご紹介しているとおり、「人生は一冊の問題集」、なんですから。
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『愛は風の如く2 ──愛の英雄ヘルメス』
大川隆法著 |
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