うちの家族って、ほんとにひどい人ばかりなんだ。親は親の責任、果たしてくれないしさ、兄弟は兄弟で、自分勝手なのばかりいてね。なんでこんな家族に生まれてきたんだろうって思うんだ。・・・なーんてこぼしてばかりいる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、子供向け書籍『子どもにとって大切なこと』(幸福の科学出版)で、子供たちに対して、こう教えておられます。
家の中では、いろいろ不満があったり、けんかをしたりすることがあるかもしれないね。けれども、家というのは、本当は家族を守るためにあるんだ。だから、家庭があることは大事なことなんだよ。
家の外に出たら、家族がみんなで一つにまとまるというのは、とても大事なことだ。お父さんに対する不満、お母さんに対する不満、きょうだいに対する不満など、いろいろあるとは思うけれども、それを外で口に出すべきではないんだね。
例えば、学校で、「うちのお父さんは、仕事ができなくて、リストラされかかっているんだよ。」というような話は、するべきではないよね。
それ以外にも、「お父さんの給料やボーナスが少ない。」という話とか、「お父さんのボーナスが少なかったので、お母さんがおこっている。」という話とか、「お父さんの出世がおくれているから、お母さんがおこっている。」という話とか、「妹のできが悪いので、両親がけんかしている。」という話とか、いろいろあるだろう。
家の中には、不つごうなことはたくさんあるだろうし、いろいろ、けんかすることもあるかもしれないね。
けれども、外に出たら、やはり家の中とはちがうと思わなければいけないんだ。家の外では、家族は一つにまとまらなければいけないんだよ。
最後におたがいを守ってくれるのは家族しかない。君が大人になっても、親やきょうだいは守ってくれるものなんだ。
家族のだれかが、よその人から「ひどい人だ。」と言われたり、犯罪者になってしまったりすることもあるかもしれない。それは本当につらいことだね。そういうとき、他人は冷たいものだけれど、それでも最後まで見すてずに守ってくれるのは、やはり、親やきょうだいといった家族の人たちなんだ。(中略)
だから、家の中で、いくらけんかをしていたとしても、外に出たら、家族のことは大切にしなければいけないんだね。家族の悪口など、外では言うものではないんだ。
例えば、きょうだいのことを、「何だ、こいつ。」と思うこともあるだろう。でも、家の中では、「悪い兄きだ。」「悪い弟だ。」「悪い妹だ。」と思っても、学校や塾に行ったら、自分のきょうだいの悪口や、家の中がうまくいっていない話などを、べらべらと話してはいけないんだよ。(中略)
最後は助け合わなければいけない存在なのだから、外では、きょうだいや親の悪口をあまり言うものではないんだ。こういうものを「運命共同体」(成功も失敗も、喜びも悲しみも、ともに分かち合う人々の集まり)と言うことがある。このことを知っておかなければいけないね。(中略)
やはり、家族はおたがいに助け合いたいものだ。どこか悪いところはあったとしても、良いところのほうをもう少しほめたり、「こんないいことをしてくれたんだよ。」と人に話したりしていったほうがいいんだよ。
(94~98ページ)
家というのは、家族を守るためにある。最後に守ってくれるのは家族しかない。家族は「運命共同体」である。
だから、家の外に一歩出たら、家族がみんなで一つにまとまるのは、とても大事なことである。家族への不満など、外で口に出すべきではない。
家族はたがいに助け合い、どこか悪いところはあっても、良いところのほうをほめたり、こんないいことをしてくれたと,人に話したりしていったほうがいい──。
子供たちに分かりやすい言葉で説いて下さっています。
でも、今日の教えはむしろ、私たち大人にこそ説いていただくべき教えなのかもしれないと、改めて私は思っているのです。
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『子どもにとって大切なこと』
大川隆法著 |
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