ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



やっぱり、「お客様第一主義」だよね。お客様は神様だって気持ちで商売すれば、うまく行くはずだよね。でも、そう指導してるはずなんだけど、売り上げ、ぜんぜんあがんないんだよね。なんでなんだろう? なーんて悩みもってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『経営入門』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 どこの会社でも、「お客様第一主義」ということを掲げ、「顧客を大事にせよ」「お客様のほうを向け」などと、言葉としては言っているのですが、この点に関して、よく間違いがあるのです。
 その間違いとは、「『お客様のために』と言いながら、自分たちの考え方、やり方を押しつけていることが多い」ということです。本社など現場から離れたところで、「このようにすれば、お客様のためになる」と考えていても、自分たちがよいと思うことを、顧客に押しつけているだけの場合があるのです。
 正しい考え方は、「お客様のために」ではなく、「お客様の立場」で考えることです。
 実は、「お客様のために」という考え方のなかには、供給する側の論理、物やサービスを売る側の論理が入り込んでいるのです。
 例えば、テレビをつくる家電メーカーであれば、「お客様のために、よいテレビをつくりました」と言うのは簡単です。しかし、「そのテレビは、お客様の立場で考えて、つくられていますか」と問えば、話が違ってくることがあるのです。(中略)
 八百屋が、「お客様のために、よい野菜を揃えています」と言っても、実は、ただ自分が「これは、よい野菜だ」と思うものを仕入れているだけの場合があります。
 そのように、「お客様のために」と言ってはいても、気をつけないと、供給者の側のものの見方、考え方をしてしまいやすいのです。
 「お客様のために」という言葉に騙されてはいけません。また、そういう言葉で自分を騙してもいけません。そうではなく、「お客様の立場」で考えなければいけないわけです。
(25~27ページ)

企業は、「お客様のために」と言いながら、じつは自分たちの考え方、やり方を押しつけていることが多い。

正しい考え方は、「お客様のために」ではなく、「お客様の立場」で考えること──。

家電製品のなかには、最新の性能を搭載とかいって、操作方法を覚えようとするだけで嫌になるようなものが、ものすごく多いですが、これがまさに、「お客様のために」と言いながら、作っている側の自己満足に陥っている例ではないでしょうか。

メーカーが「お客様の立場」でいつも考えてくれれば、ボタンが多すぎて、どう操作したらいいのか分からないような製品が、街にあふれることはないはず。

自分がお客様になったときに、いったい、どういう製品がほしいのか。どういうサービスをしてほしいのか。

「〝お客様のために″ではなく、『お客様の立場』で」。

商売のためのとても大事なヒントがここにあるのだと私たちは理解しているのです。 

 

『経営入門』

 大川隆法著

 

(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!) 
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 宗教へ



コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )