参院選の真っ最中だけど、憲法改正の議論なんて、ぜんぜん盛り上がってないよね。この憲法改正問題、どう考えればいいの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『憲法改正への異次元発想――憲法学者NOW・芦部信喜元東大教授の霊言』(幸福実現党刊)のまえがきとあとがきで、こう説いておられます。
まえがき
憲法改正論議がいよいよ現実味を帯びてきた。しかし、憲法記念日(五月三日)あたりを境にして護憲派の巻き返しも激しく、昨夏の「脱原発」騒動ふうの左翼系運動の揺り返しも熱を帯びてきた。「憲法改正」問題になると、「竹島問題」も「尖閣問題」も「北朝鮮の核ミサイル問題」も頭から蒸発してしまい、「パブロフの犬」のように条件反射してしまう人が多すぎる。日本人が伝統的に持っていた「和を愛する心」が、「憲法九条で平和を護れ!」に転換されてしまっているのだろう。
私は表向きは宗教家かもしれないが、やっている仕事は、新文明の創造である。その意味で、政治や法律、経済・経営、外交、歴史、マスコミ論、地球上の紛争解決から、教育改革まで仕事のターゲットに入っている。政治や法律、経済、外交に関して、歴代総理より詳しい宗教家がいてもいいではないか。実際に、政治も法律も、国際経済も、経営も勉強してきた。平凡な言い方ではあるが、向学心と好奇心とを持ち続けて、半世紀以上「亀の如く」勉強を続けてきた。この国の未来への一条の光となることを心より願っている。
あとがき
とにかく、この国を一歩前進させなくてはなるまい。憲法に規定されてないことを法律だけでなし崩しにやってよいわけではあるまい。自衛隊を国防軍に変えてもよいが、そのもとにある憲法九条を、正直に変更すべきだ。憲法九十六条改正から入るのも一つの手ではあるが、政権交代のたびに憲法改正がなされて、左や右に極端にブレるのは望ましくないだろう。元首制、環境権、プライバシー権、道州制など、議論をつくしてないものも多く、選挙のたびにブレるのは困る。
信教の自由だって私有財産権だって、今でも十分に護られてはいない。安倍政権が次第にポピュリズム化し、「村山談話」を丸ごと認めてしまったのには驚いた。こんな腰くだけ政権で憲法改正ができるのか。公明党のコウモリ体質といつまで連立できるのか。マスコミはまだ破壊のみに力を注ぐのか。私たちも今がふんばりどころだろう。
(1~2、148~149ページ)
やっている仕事は、新文明の創造であり、政治や法律、経済・経営、外交、歴史、マスコミ論、地球上の紛争解決から、教育改革までターゲットに入っている。
憲法96条改正から入るのも一つの手ではあるが、憲法9条を正直に変更すべきだ。
安倍政権のような腰くだけでは憲法改正はできない。私たち幸福実現党も、今がふんばりどころである──。
2013年に刊行された本書は、安倍首相が国会で聞かれて、その名前を知らなかったことで話題になった大憲法学者の霊言です。
法律学を少しでも学んでいれば、知らない方がいないほど高名だという、芦部信喜(あしべのぶよし)元東大教授が、憲法問題に関する具体的な質問に縦横に回答された、いわば講義録になっています。
全編を通して、とても高い視点から説かれる明晰な憲法論の数々。
そして、憲法9条は改正すべきであるという、ど真ん中の結論の凄味。
本書を抜きにしては今の「憲法改正問題」を語ることはできない、まさに必読文献だと思います。
そして、本書を受けて、いま幸福実現党は、真正面から憲法改正をも政策に掲げて、この選挙戦を戦っています。
一人でも多くの方が、その本気で掲げられた政策に賛同し、投票して下さることを、心より私は願っているのです。
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『憲法改正への異次元発想―憲法学者NOW 芦部信喜元東大教授の霊言』
大川隆法著
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