本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄667 骨粗鬆症の手軽な予防法が話題に!

2018年11月07日 | Weblog
最近のマスコミで多く取り上げられている「かかと落とし」を検証してみましょう。

骨は硬いので変化しないと思われがちですが、常に破骨細胞が古い骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨を作るという新陳代謝を繰り返しています。

加齢や生活習慣で骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨吸収が上回ると骨粗鬆症になります。

男性より女性に多いのは閉経後に骨を強くする女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下することで骨粗鬆症になりやすくなります。

そこで、早めの予防が大切です。カルシウムやたんぱく質を多く含む食事と同時に骨密度を落とさないための手軽な運動が「かかと落とし」です。

つま先立ちになり、床にかかとを打ち付けるように落とすという簡単な運動です。1日30回以上行うだけで、予防できなら実践するしかありません。


頭まで衝撃が伝わるようにストンと落とすことがポイントです。体重の3倍もの負荷が、骨芽細胞を活性化させ、骨粗鬆症の予防につながります。

また、「かかと落とし」は糖尿病や認知症にも効果が期待できるようです。

血液中の骨ホルモン(オステオカルシン)の量が少ないと、血糖値が高い傾向にあることが分かってきました。

まだ、はっきりと解明されてはいませんが、これまでの研究によると、『タンパク質の糖化』が大きく関わっているのではないかと考えられています。

糖はタンパク質と反応しやすく高血糖が続くと、タンパク質に糖がくっついてしまう「糖化」が起こります。骨のタンパク質も同様に糖化してしまいます。

糖化したタンパク質は本来の働きができず、骨ホルモンの働きも鈍ってしまうのではないかというのが専門家の説です。(NHKのガッテンより)

また、かかとの上げ下げはふくらはぎの働きも高めてくれます。「かかと落とし」運動は第二の心臓の働きも高まり、全身の血液循環が良くなるのです。

「かかと落とし」で骨粗鬆症を予防しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 円心五法の真髄666 足趾の... | トップ | 円心五法の真髄668 白血球... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事