理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄345 プラスαの技術

2012年06月26日 | Weblog
昨日は配信できなくて申し訳ありませんでした。24日~25日で沖縄に出張し赤ちゃんタッチセラピー講座と協会認定トレーナーの更新講習会を実施しておりました。

沖縄は梅雨が明け、飛行機から降りたとたん、“夏”という感じで、真っ青な青空が広がっています。東京では見られない光景です。機内放送で「ただ今の沖縄の気温は28℃です」というアナウンスが流れ、一気に真夏の地に降り立ちました。日差しは強いのですが、湿度が低く日陰に入ると、気持ちがいい気候でした。

僅か二日間の沖縄を後にして、今、沖縄から帰る飛行機の中で書いています。しかし、眠気をもよおしてきました。明日続きを書くことにいたします。

東京に着くと今度は機内放送で「ただ今の東京の気温は17℃です」とアナウンスです。余りの温度差に体がビックリしていました。

昨日は全国のトップをきって沖縄でのトレーナー更新講習会です。毎回いつも感じることですが、お会いして直接コミュニケーションを取ることの大切さを感じます。皆様から多くの気づきを頂き、現場で活動されている先生方と本部との間に大きなギャップを感じさせられました。

メールや書類でお知らせしているから、内容について理解して頂いていると思っていたのですが、文章だけでは伝えたいことが伝わっていなかったようです。やはり、直接お会いして話をすることが一番ですね。ディスカッションの時間が予定より大幅に延びてしまいましたが、有効な時間でした。

トレーナーの皆様には各セラピスト講座の指導をお任せしています。その為、1年に一度、理論指導と実技指導の確認をしています。その他、新しい情報や技術、新しい講座の紹介などで本部との共有を図っております。

今回の更新講習会で紹介しました、プラスαの技術を皆様にも紹介させて頂きます。最近、ふくらはぎが注目されています。ふくらはぎは第二の心臓のメインになるところです。歩くことによりふくらはぎの筋肉が延びたり縮んだりする時に筋肉の中にある毛細血管は圧迫を受けたり、緩んだりを繰り返します。

血管が圧迫を受けると血管の中の血液は押しだされるようになり、心臓にもどります。血管が緩むと静脈血が血管に流れ込んできます。この繰り返しは心臓と全く同じポンプの働きをしてくれています。

ところが、歩くことが少なくなった現代人はふくらはぎの働きが衰えています。この施術でふくらはぎの働きを取り戻し、第二の心臓を充分に働かせましょう。

フットセラピーを勉強した方は表操法の足裏叩きが終わったら、次の施術を行います。

1. 足首から膝下にミルキングアクションを行い、静脈血を戻します。(3回)

2. 足と逆側に移動し、脛骨の内側の際を足首から膝下まで、2本の親指で押していきます。三陰交のツボにも痛気持ちいい範囲で刺激します。圧をかける時、指や腕だけで押そうとしないで、体全体を使って押すようにします。(1~3往復)

3. 逆のサイドに戻り、すねの外側の胃経のラインを同じようの足首から膝下まで2本の親指で押していきます。足三里のツボはしっかりと押します。(1~3往復)

4. 外側の真横にある胆経のラインを同様に押します。(1~3往復)

5. ふくらはぎの裏側を走っている膀胱経の「跗陽」「承山」「承筋」「合陽」「委中」のツボを押します。(3回)

6. ミルキングアクションを行います。(3回)

7. ふくらはぎの筋肉をゆらゆらと揺らしながら緩めます。

8. 逆の脚にも基本操法の後に同様の施術を行います。

理想的なふくらはぎは、ほど良く温かく、柔らかくて弾力に富み、奥の方までしこりがなく、皮膚に張りがあります。押しても凹みがすぐにもどり、押さえて気持ちがいいふくらはぎです。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士