理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 208 「インストラクター養成講座」

2010年02月03日 | Weblog
「インストラクター養成講座」

先週の週末になりますが、29日に「インストラクター養成講座」を開催しました。参加者は沖縄、四国、愛知、千葉など全国から参加されているのに驚きました。

遠くから来ているだけに目的意識が違っています。すぐに自分の活動に活かしたいという意気込みを強く感じました。スタートする時からこちらのテンションも自然に高くなり、氣が絶好調の状態でスタートしました。

協会におけるインストラクターの役割を簡単に説明しておきましょう。手軽にできるフットセラピーのセルフケアをフィットネスや公民館などのコミュニティーの場で教えることのできる指導者が「セルフリーダー」です。

そして、一般の人をこのセルフリーダーに育てていく人がインストラクターなのです。当然、自分自身が直接セルフリーダーと同様に一般の方にフットセラピーを教えることもできます。

インストラクターはこのようにセルフリーダーを育てるという大切な役割を持った人たちです。だから意識が高くて当然でしょう。

講座の始まりにあたり、学ぶ心のスイッチを「受動」から「能動」へ切り替えてもらいます。インストラクターは指導者であり、セラピストではありません。フットセラピーの知識や技術をより向上させることが目的ではなく、指導方法を学ぶ場が今回の講座です。その為に心のスイッチの切り替えが必要なのです。

理論や、実技の指導のポイントを確認した後はマンツーマンでの指導の実践、その後グループに分かれての指導の実践と頭の理解ではなく何度も身体を通した実践経験を積んでいくのです。

講座も終盤に近づいてきました。最後は「フットセラピーの素晴らしさ」というテーマについて話術試験を兼ねてお話をして頂きました。ほどよい緊張の中に一人ひとりが前に出て話をします。

この時の話が感動的でした。フットセラピーとの出会い、そして夢中になって自分の足を揉んだり、家族や友人の足を揉んだり、その中から得た、貴重なご自身の体験や家族の体験、友人の体験、ついもらい泣きをしてしまいました。

素晴らしい感動を与えてもらえる仲間と共に仕事をさせて頂いている喜びを改めて感じることができました。この仲間と一緒に「一家に一人のフットセラピストを育てよう」の目標に向かって進んでいこうと強く決心しました。

新インストラクターの皆さん、感動をありがとう!

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 207 「渡辺知子一座」

2010年02月01日 | Weblog
「渡辺知子一座」

渡辺知子一座」のコンサートを聴く機会がありました。メルマガ「がんばれ社長」の武沢社長が主催される「がんばれ!ナイト」の新春スペシャルが、今回はなぜかコンサートです。最初は講演ではないので止めようかと思っていました。

「がんばれ社長」の応援歌を武沢社長が作詞され、渡辺さんが作曲したというので興味半分で参加したのですが、涙、涙の大変な感動の連続で帰ってきました。今日はその時のライブをお伝えいたします。

渡辺知子さんのプロフィールから紹介しましょう。福岡県の出身で、小学校5年生のとき難病である紫斑病を患い20歳までの命と宣告を受けます。病を忘れたい一心で音楽に打ち込み中学3年生でエレクトーンコンクール全国大会全国3位、そして高校1年生には、エレクトーンコンクール世界大会で、最年少で優勝。その後奇跡的に病が完治。ラジオやテレビにレギュラー出演し、各地でコンサート活動をしていたとき、今度は突然のクモ膜下出血が襲います。生存確率1%の中大手術を受け、命は取り留めたものの、しゃべれない、物を握れない、IQも3歳児にまで低下、しかし「もう一度、ステージに立つ」の想いが再び奇跡を呼んで今の渡辺さんがいます。

この経験の中から生まれた歌は聴いているものの心の中に沁み入ってきます。最初の曲から涙がこみ上げてきて困ってしまいました。しかし、こんなものではありません。一座のメンバーの「吉岡一博」さんには3人の子供がいて、末っ子の「大輔」君がダウン症で誕生します。

夫婦はあまりのショックにその当時のことを思い出そうとしても記憶がないほどでした。医師からは20歳までは生きられないだろうと宣告されたそうです。しかし、他の二人の子供と何も変わらない、ただダウン症という病気を持っているだけだと、普通に接し育ててきて27歳になっていました。

その子がステージに登場してきたのです。そして太鼓を叩いたり、リズムに合わせてステップを踏んだり、とてもダウン症の子供にはできないと言われている事を一所懸命やる姿は私たち健常者にも大きな勇気を与えてくれます。

一座で行った大輔君への練習は大変なものだったようです。しかし、「必ずできる」「出来るまであきらめない」と決め、出来るまで繰り返し、繰り返しやったのだそうです。練習している姿が目に浮かんではまた涙がこみ上げてきます。

あっと言う間に2時間のコンサートが終わり、帰りにはCDと大輔君が焼いた竹炭を買って帰ってきました。素晴らしい感動を頂くことができ感謝です。

一座のコンサートは大輔君以外の障害者数名を加えても行っているそうです。この感動をできるだけ多くの方に見て聴いて頂き、生きる喜び、感動を味わって欲しいと思っています。できることなら協会が主催してコンサート開きたいと思っています。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会