理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 211 「フットセラピーと肩こり」

2010年02月10日 | Weblog
「フットセラピーと肩こり」

明日は休日でフットセラピー教室もお休みです。しかし、ネット上では肩こりについてもう少しご紹介しましょう。

「足しか触っていないのに何で肩がこんなに楽なの」「肩に重いものを背負っていたのがすっかりなくなりました」「肩を直接揉んでもらっても、またすぐに揉んでもらいたくなる」「足を揉んでもらった後は2~3日とても楽に仕事ができます」などなど。

これは実際にフットセラピーを体験された方の感想です。不思議に思いませんか。直接、肩を揉んでもらった時より、足しか触っていない時の方が楽になり、なぜ、長続きするのでしょうか。この疑問にお答えしましょう。

フットセラピーについては何度も書いてきましたので思い出してください。フットセラピーの最大の目的は「間脳調整」にあります。これは深いくつろぎの状態を作ることで脳の緊張が取り除かれ、瞑想状態と同じ状況にもっていくことで間脳の働きを正常に保とうとするものです。

間脳は自律神経系と内分泌系のメインコントローラーの役割をしています。間脳が正常に働くことで自律神経やホルモンのバランスも整ってきます。特にフットセラピーで深いくつろぎ状態になると自律神経は副交感神経優位の状態が続きます。

この副交感神経は筋肉を緩めるように働くため全身の筋肉が緩んできます。体の表面近くにある表層筋だけでなく、奥の方にある深層筋も同時に緩んでくるのです。マッサージなどで直接筋肉を揉みほぐすことでは表層筋を緩めることはできますが、深層筋を緩めることはできません。

ところが、フットセラピーを行うことで深いくつろぎが得られ、自律神経が副交感神経優位となり、深層筋まで緩んできます。その結果、最初に皆さんの体験談のように足しか揉んでないのになんで!2~3日楽なのはなぜ!の答えがお分かり頂けましたか。

「そんな―」と信じられない方は是非、一度フットセラピーを体験してみてください。全国にNPO法人日本フットセラピスト協会のセラピストの方が大勢いらっしゃいます。但し、フットセラピストは他の手技の方もいらっしゃいますので、当協会のセラピストでなければ私が言ったような施術を受けることはできません。お気を付けください。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会