理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 167 第4回「市民のための統合医療塾」

2009年10月19日 | Weblog
第4回「市民のための統合医療塾」

月一回の恒例の「市民のための統合医療塾」が17日の土曜日に開催されました。前半の講義は私もいつも健康を維持する条件として強く訴えている「冷え」についてでした。その後、漢方をテーマに東洋医学の講義でしたが余りにも情報量が多く、講義の中だけでは説明しきれないというので、テキストのポイントを先生が説明され、内容は各自で復習することになりました。

「現代人は冷えている」というテーマは私が皆さんに訴えてきたこととぴったりです。ますます、川嶋先生と共通する部分を感じ、嬉しくなりました。

前置きが長くなりましたが、現代はとても便利な生活を送ることができます。冷蔵庫の普及で冷たいものを過剰に摂取したり、エアコンの普及で暑ければ冷房、寒ければ暖房と手軽に部屋を一見快適にすることができます。しかし、冷房も暖房も「頭寒足熱」と全く逆の頭が熱く、足が冷たい状態になり、冷えを生むのです。

また、ほとんどの人が運動不足です。運動の目的は血行促進ですので、第二の心臓である足を使うこと、要するに歩くことが一番ですが、歩かなくて済む時代に私たちは生活しています。便利な半面、ほとんどの人が血行不良を起こしているのが現状です。その結果冷えている人が激増しています。

この「冷え」について現代医学的病態から講義を聴くことができました。冷えを西洋医学では血行障害や代謝低下による熱産生不足ととらえています。低体温と血行不良は相互に深い関係を持っています。低体温になると体内の酵素の反応が鈍くなり、代謝や免疫を低下させます。

血行不良は酸素や栄養素が末端の細胞に充分にいきわたらなくなり、細胞の活性化が低下し、代謝や免疫を低下させます。また、血行不良で有害物質を排泄できず、体内に溜めてしまい同様に代謝や免疫を低下させます。

代謝の低下や免疫力の低下が生活習慣病や癌、うつなどを引き起こしており、「冷えは万病の元」とは西洋医学的にも正しいと川嶋先生の見解でした。

冷えると次のような症状が出てきます。手足が冷えて温まらない、・偏頭痛もち、・顔色が悪く目の下にクマができる、・ちょっとした運動で息切れする、・熟睡できない、・低血圧である、・低体温である、・肩こりがひどい、・生理痛がひどい、・下痢や便秘を繰り返しやすい、・トイレが近い、・いくら寝ても疲れが取れない、・食欲がない、・イライラしやすい、・やる気が起きず集中力がない、・貧血気味、・夏でも汗をかかない、・朝起きるのが辛い、冬は特に辛い、などなど。

ストレスによる「心の冷えも病気をつくる!」という話も非常に面白く聞くことができました。これについては長くなるので次回に回します。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

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