理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 178 「フットセラピー教室②」

2009年11月13日 | Weblog
「フットセラピー教室②」

フットセラピー教室「足裏刺激でやせる」の2回目が昨日終了しました。今回は内臓脂肪と皮下脂肪は燃え方が違う、両方を燃やすにはどの様にすればいいのか、というテーマで行いました。

まず、内臓脂肪とはどんな脂肪でしょうか。読んで字のごとく内臓の周辺に付く脂肪で、最近話題になっているメタボリックシンドロームと深く関係しているものです。体型的にはお腹全体がぽっこりと出ていて男性に多くリンゴタイプと言われます。

皮下脂肪はお腹などをつまんだ時に掴めるもので筋肉の表面に付く脂肪です。身体のメカニズム上どうしても女性に付きやすい脂肪です。体型的には下腹部からお尻、太ももにかけて付いているタイプで、洋ナシ型と言われます。

この二つの脂肪を銀行口座の普通預金と定期預金に例えて説明されます。内臓脂肪は付きやすいのですが、簡単に燃えやすいエネルギーに変えることができます。普通預金のように一時、銀行に預けておいて必要な時に引き出して使うことができます。

ところが皮下脂肪は定期預金のようなもので預けた預金を簡単には引き出すことができない状態で、エネルギーに変えようとしてもすぐには燃えてくれません。

この二つの脂肪を効率よく燃やす足裏刺激の方法をご紹介します。内臓脂肪を燃やすには肝臓機能を高めて、活発に働くようにしておく必要があります。また、糖の代謝には膵臓の働きが大きく影響します。膵臓の機能を高め、インスリンとグルカゴンのホルモンの分泌が正常に行われる必要があります。

そこで、足裏に刺戟を入れていきましょう。足の裏には身体の臓器の反応点(反射区)があります。右足には右半身が、左足には左半身が身体と同じように配置されています。右足の肝臓の反射区や両足にある膵臓の反射区を念入りに刺激します。

また、足の指には経絡(氣の通り道)と言われる6本の線路のようなものがあり、経絡の末端の井穴と呼ばれるツボが爪の生え際の角にあります。第1指(親指)には肝経(肝臓に関係する経絡)と脾経(膵臓に関係する経絡)の井穴があります。

前回の足底筋やふくらはぎの刺激に加え、今回の足裏の反射区や井穴の刺激で消費エネルギーをドンドン増やしましょう。

しかし、これだけでは中々皮下脂肪は燃焼してくれません。足裏を刺激した後に30分ほどウォーキングを速足(隣に人がいれば会話しながら歩ける程度で、少し汗ばんでくるスピード)で行います。皮下脂肪を燃焼するのに有効な有酸素運動を行うことになり皮下脂肪を効率よく燃焼してくれるのです。

次回は「腸の働きを良くし、代謝を高める」内容で行います。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

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