理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 63

2009年04月17日 | Weblog
円心五法の実践

運動の原点は歩くことだと言いました。そこで歩くことでの効用をもう少しお話ししましょう。

歩くことが脳を活性化すると言われていますが、ネットで検索していたら次のようなものを発見しました。

「老化防止のため、将棋や碁を指したり読書することよりも、歩くほうが効果的である。将棋や碁・読書は頭脳の
一部しか使わないが、歩く時は、頭脳というコンピュータを総稼動している、しなければ歩けない」

精神科医の斎藤茂太氏は、著書の中で歩く効用について次のように書いている。
「歩くということは、頭脳を刺激する。頭ばかりを使っていると、頭脳は活性化しないのだ。頭の切り替えには、体
を動かすことがいちばんである。日本医大の金子仁教授は、頭脳活性化のためには歩くことが一番いいという説
を唱えている。その理由は次の通りである。

① 外を歩いていると目から鼻から、そして、皮膚からさまざまな刺激がひっきりなしに入ってくるが、歩くことの少
ない閉鎖的な生活では、そうした脳への刺激が少なくなってしまう。

② 『足は第二の心臓』ともいわれるように、歩くと全身の血行がよくなり、血管がリズムカルに動き、全身の新陳
代謝が活発に行なわれる。しかし、歩くことが少ないと、血行が悪くなり、脳への酸素と栄養の補給が不足してくる。
もともと『人間は血管とともに老いる』ということばがあるように、血管も動脈硬化を招きやすくなり、老化が早まるの
である。

③ 歩くことによって、手足の筋肉から大脳へ送られるさまざまな信号が、大脳にとって外部から与えられる非常に
効果的な刺激になっているのだが、自発的運動をしないでいると、筋肉はたちまち衰えてしまう。

このような理由から、教授は、歩け歩け運動を勧めている」。      斉藤茂太著「“うつ”もまた楽し」大和書房

私たちは、歩けることが当たり前だと思っています。しかし、最近、歩くロボットの開発が盛んに行われていますが、
簡単にはいかなかったようです。二本足で歩行するということは本当に素晴らしいことなのです。

脳梗塞などで脳の一部が障害を受けると、正常に歩くことができなくなってしまします。脳からの指令で全身の筋
肉が働き、二本足歩行を可能にしています。

二本足で歩行するにはバランスを取ることが必要で、そのために脳は常に働いていなければなりません。これが
脳の老化防止につながるのでしょう。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

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