理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄673 暴飲暴食は「逆流性食道炎」の大敵!

2018年12月19日 | Weblog
師走は忘年会も多く、暴飲暴食してしまいがち、新年にはゴロゴロと体を動かすこともなく、美味しい物を食べ過ぎてしまいます。


当然、内臓への負担は大きくなります。特に胃への負担が大きく、胃液や食べた物がこみ上げてきたりします。

私も夜おそくまで食べて、すぐに寝ることがあります。すると夜中に胃酸や食べた物が逆流してのどに詰まりそうになり、むせて起きることがあります。

窒息死する人がいるのも分かります。その時は夜遅く食べるのは、やめようと思うのですが、しばらくすると、また同じことを繰り返してしまします。

胃液は強い酸性ですが、胃壁は酸に強い粘液で粘膜が覆われていて胃酸に侵されることはありません。

しかし、食道にはこの粘液がほとんどありませんので食道の粘膜を傷つけてしまうのです。これが逆流性食道炎です。

このような胃液や胃の内容物が食道に逆流することで起きる病気を総称して「胃食道逆流症」と言われています。

胃食道逆流症の症状は心臓病や食道ガンなど重篤な病気の症状にも似ていますので、症状が続くようでしたら、早期に病院を受診しましょう。

胃を酷使してしまうこの時期には食事の摂り方に注意しましょう。

胃と食道の間には逆流を防止する食道括約筋があり、胃酸の逆流を防いでいますが、暴飲暴食は括約筋を緩める働きがあります。

また、脂っこい物を摂ると括約筋を緩めるコレシストキニンというホルモンが分泌されるので、控えめにするのがいいでしょう。

食後すぐに寝ると胃酸が多く分泌されているところに重力も働かず、胃酸が逆流しやすくなります。

暴飲暴食を控え、2019年の新年を心身ともに健康な状態で迎えたいものです。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士