「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

ふりむいてふと昼顔と気付きけり 服部きみ子 「滝」9月号<滝集>

2011-09-26 12:21:25 | 日記
 誰かと待ち合わせでもしているのだろうか。真夏の真っ白
な時間に日傘をさして佇む作者を思った。それも何やら考え
事をしていたらしい。なにかの気配を感じて振り向くと、昼
顔。感じたのはたくさんの昼顔の視線だったのかもしれない。
不意に広がるピンク色が、考え事は然もない事と、言ってい
るようである。(H)

2 コメント

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ふりむいて (今村征一)
2011-09-27 16:43:56
なにか考え事をしていたのだろうか。そういう経験はよくある。地面にへばりつき草に紛れて分からなかったのかもしれない。
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地面に、ね。 (博子)
2011-09-27 19:24:52
 それも考えました。迷ったけれど、フェンスなどに這って咲く昼顔で鑑賞しました。この句を読んだとき、目にしっかりと花の色が見えたからです。
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