「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

遺影の名読み上げられて卒業す 米澤恵美子 「滝」5月号<滝集>

2012-06-06 08:36:54 | 日記
 震災詠として読めば句意は明快。3月11日の震災で特に心
が痛むのは児童生徒の犠牲者一人一人のことである。まして、
卒業式を目の前にして元気に卒業式に出られなかった子供達
のことを思うとき、誰でも胸が張り裂ける思いになる。作者
は当事者としてその場を体験していないかもしれないが思い
は同じなのでしょう。犠牲者に同化し、心を寄せる作者に共
鳴できた。(赤間白石)


2 コメント

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卒業す (今村征一)
2012-06-06 16:23:23
悲しみの極みですね
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卒業 (博子)
2012-06-06 21:22:28
 辛い句ですね。
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