「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

白樺を縫ふさいはての水着かな 成田一子

2021-08-04 03:58:07 | 日記
「白樺」「さいはて」に北海道を思い、「水着」に今年の北海道の猛暑を思った。北海道の夏は短く、海水浴が出来る日は少ないだろうというイメージだったが、観測史上初めての猛暑日が続いている。「縫う」は 「槍や矢などが刺し貫く」という意味も持っており、一直線の白樺並木に通じてはこないだろうか。白樺並木を突っ切って海水浴場に・・・。空と海の青に、白樺幹の白さが美しい。(博子)

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