北上川が繋ぐ一番茶でしょうね。日高見国(ひたかみのくに)は大和、または蝦夷の地とされていて、北上川という名前は「日高見」(ひたかみ)に由来するという説があり、その本流あたりで『水陸万頃』と言われていた胆沢地方と蝦夷を統治したい朝廷軍との戦いがあり、その北上川流域の石巻市桃生地区に “北限のお茶”桃生茶(ものうちゃ)という仙台藩主伊達正宗公が産業振興のために茶栽培を推奨したとされるお茶が栽培されている。「日高見」という魚料理と相性抜群のお酒もあり、北上川が育てたお米なども思われる句でした。(博子)