「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

国境を一気に跨ぎ夏来る 齋藤善則

2020-07-10 04:55:17 | 日記
立夏あたりの急な真夏ような気温が詠まれたかと思う。国境を一跨ぎに、今まで「南半球」にいた炎帝が、突然やって来たような詠み。私の脳内は「跨いだ」と言う脚を思い描こうとして手こずっている。それが何だか楽しかった。そう言えば、冬将軍は❛鎧兜に立派な髭❜のイラストで天気図に登場するのに炎帝は見たことがない。スッキリとした目鼻立ちで、火炎の後背に、白い薄い衣かなぁ・・・。(博子)