趣味多忙日記

リアルに作るだけが模型じゃない、思うまま気ままに模型製作。
鉄道模型/鉄道ゲーム/鉄道実写に関する話題等

続・キハざんまいの日(後篇)

2015-02-28 07:48:52 | --岐阜県のローカル線

前篇のつづきです。

むしろこちがメインだったりして。




岐阜でキハたちを撮ったあと、大垣に移動します。

大垣駅は、言わずと知れた“大垣夜行”の終着駅。

さらに、養老鉄道【旧近鉄】、樽見鉄道【旧国鉄樽見線】が乗り入れる大ターミナルです。


ここで、次の目的地を目指すために

養老鉄道の大垣駅へ移動します。



この雰囲気…素敵じゃないっすか?

↑写真にもありますが、自動改札などはなく、この時代にラッチで改札してるんです。

電車が来ない時間には駅員さんが掃除してたり、乗客と雑談していたり。イイですねぇ。




駅が素敵なら走る電車も素敵。

近鉄を追い出された旧型車たちが活躍しています。

関西でいうところの能勢電鉄的ポジション。

右手の、オレンジの電車に乗って東赤坂駅へ移動。




なんとなく。

なんとなーくですが

米国のインタアーバンを連想させるデザインですね。

とか思いながら、東赤坂駅から約1キロ歩いて、




やってきました線路際。

これ「西濃鉄道」の線路です。

てことで、午前中の残りは西濃鉄道撮影です。

この鉄道、平日は3往復、休日は1往復の貨物列車“のみ”が走る、貨物専業の私鉄なんです。

ちょうど、11時代に午前の列車が走るのを撮りにきました。




↑の地図で細い線が西濃鉄道。

みてのとおり、実は最寄り駅はJRの美濃赤坂駅なんですが

この美濃赤坂駅に来る列車は



日中3時間に1本しかないのでw

1キロ近くある東赤坂駅から歩くことにしたんです。

(実はこの後、大垣駅から1時間に1本バスが走ってることを知って愕然とするんですが…w)




ローカル私鉄西濃鉄道。

沿線の踏切にはこんな張り紙が。

“いつもの時間に”列車が走ります、とのこと。

地元民じゃないとわからんですよね。。笑




その西濃鉄道の線路はこんな感じ。

カックン接続、沈んでるけど大丈夫か―?w




同じ場所から美濃赤坂方面を見るとこんな感じ。

民家の玄関は線路に面してます。ポストに新聞入れようと思うと線路を歩かないといけない。

左手のかずさや茶舗はお店が線路に面して入口が。

ポールを揺らして高床車がごろごろ走ってきそう。




線路をとことこおばちゃんが歩いてきましたw

のんびりした光景です。




と、遠くからホォ~ホォと警笛を鳴らしながら

機関車がぬぅっと現れました。

歩くぐらいのスピードで、ほんとにゆっくり

のっそのっそ走ってきますw

こんな線路なので、警笛ほぼ鳴らしっぱなし。なんだろう、タイっぽいw




ゆ~~~~~~~~っくり走ってきます




振り返るとこんな感じ。

木がいいアクセントになってくれてます。




ホキががちゃがちゃ走っていきました。


これで午前中の便は終わりなので、午後便まで周辺をふらふら散策することにしました。




写真を撮った場所の近くに、鉄道ファンに有名な「石引神社」があります。

ここ、




境内を線路が抜けてくんですw

参道を線路が横切るってのはよくありますが、境内を線路が通っていて

しかもホキががちゃがちゃ走ってくってのは、珍しいんじゃなかろうか。


神社を抜けて、また町のほうに戻りました。

やっぱり電車屋としては、この街中をぎりぎりで抜けてく感じが好き。




玄関踏切。

線路際には植木鉢なんかも並んでます。




かずさや旅館前。

もうちょっと線路が土に埋まっててくれると勃起ものなんですがw




その近くには旧街道の踏切。

ワイヤー式…ではなく

ワイヤーだったところに遮断機をつけたらしい。


ところで、この西濃鉄道、

過去にはガソリンカーで旅客営業もやっていたそうな。

実は、この踏切のすぐ脇には




かつてのホーム跡が残ってます。

↑↑の踏切写真の右のほうに石碑が写ってますが、ここに

「旧赤坂本町駅跡」と刻まれていました。

しかし、これそのまま模型にできそうな眺めだよね。




見事です。

あ、これ、線路上で撮ってるわけじゃないですよ。

開いている踏切から撮ってます。




これなんですがww




踏切…




踏切?ww




えと…これ現役の線路なんです

土日も含めて毎日列車が走るんです


そうこうしているうちに、開けた場所に到着。




はい、ここが

JRの美濃赤坂駅です。

一応、東海道線の駅なんですよ~。




巨大な貨物ホーム。




駅舎も素晴らしい木造です。




ホーム側から…




B6ががちゃがちゃ走っててもおかしくない景色。

平成20年代ですよ、これ。




駅の近くには西濃鉄道の車庫があります。

今日はDE10が走ってますが、実はもう一両

西濃鉄道の“自社発注の”ディーゼル車が現役で残っており

今日は残念ながら庫内におりますが、いずれ走る姿も見たいですね。




この車庫自体、なかなか素晴らしい佇まいですよ。

ネコの特集誌「模景を歩く」の第1回はこの西濃鉄道を特集してましたね。




ぐるっと一周。

実はこの間に、昼飯線の廃線跡なんかも散策してきましたが

長くなるので省略。

もどってきたら、昼間唯一の列車がホームに入ってました。313系が大垣との間を往ったり来たり。

電車がホームに入ってくると結構多くの人が集まってきてびっくり!




で、313の到着を待っていたかのように

DE10牽引の列車が戻ってきました。

13時過ぎ。

ちーなーみーにー

貨物時刻表にはこの列車14時過ぎと記載されてるんですが

正々堂々ダイヤ無視w

そういえばさっきの踏切の手書き時刻表にも13時過ぎと記載されてましたね。

まー、自社線内を走るだけなので

JRへの引継さえ間に合えば、ダイヤはなんでもいいんでしょうね。




広い構内にぞろぞろ入ってきました。

なかなかの長編成ですよ。


こんな列車が街中をがちゃがちゃ走り

線路はへろへろ、ところどころ埋まりかかっている

こんな素敵な風景が、今も岐阜県の西の端に広がってるんですよ。

今回はDE10しかいなかったので、あの茶色いディーゼルが動いているのもまた撮りにきたいですね。



ちゅーことで

キハからの西濃鉄道訪問記でした。


また気が向いたら、昼飯線の廃線歩きも載せちゃいますw


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