ある番組でマツコさんが言ってた・・・ 「クリスマスってバブルだったのよ!意味が分からないまま日本人がお祝いして、そして終わっていった・・・ そして今度はハロウィン・・・」 日本では「仮装して街に繰り出す日」という定義で市民権を得てきつつあるような・・・ それにしてもなんでこんないろいろな祭りがあとからあとから出てきて、日本人も元のものとは違う形にしてしまうのか・・・ そして理解できない一時のブームが去ると終わっていくのか・・・まっ、アラフィフのアタシからすると1990年代のトレンディドラマの推してた何かだったツーカ…
楽しいこと、こと祝祭には節操のない(?)ブルガリアでも、ハロウィンの日には若者たちが少し仮装したり、子供たちが「トリックorトリート」的なことをしていたようですが・・・ 大体正教会には「ザドゥシュニッツァ」っていう、日本のお盆やお彼岸みたいなものがあるんだから、わざわざ「ゾンビ祭り」なんてしなくてもいいのに。
でも、街にはかぼちゃのランタンが広告にもあふれました。あとかぼちゃ味のコーヒーとか・・・
でも、かぼちゃをくりぬいてランタンにする、何て最近入って来た習慣はほっといて、違う「かぼちゃ祭り」は前からあるんですよ・・・ スイカ、チュシュキ、ワイン用のぶどうときて、
その次に街角に積み上げられるのはかぼちゃ!! ちなみにその次は漬物用のキャベツですけどネ・・・
街に積み上げられたかぼちゃは、冬の間のブルガリアのビタミンA,Cの主要供給源!! なたでズバッと割ってオーブンにぶち込むのがブルガリア流!!友達によると「切った面を下にして焼くのよ~!そうすると適度に水分が抜けて焦げずに甘く焼き上がるから」だそうです。
そして、焼きあがったカボチャにかけるのは、ジャム、またははちみつとトッピングにクラッシュしたクルミ!!うますぎるでしょー!!! 女の子の大好きな甘味!!! 「芋栗南京」っていうけど、あの、のどの詰まる系のヤツ、アタシも大好き!!自然の甘さっつーのはしみじみおいしい!売ってるとついつい買っちゃうんですけど…
キルコフのクリスマスマーケット、スカラ(ブルガリア版バーベキュー)やブルガリアの民芸品、クリスマスや新年のお飾りを売るブースに交じって、なぜか?! 「ペチェナ・ティクヴァ」!! つまり焼きカボチャ!! 大体クリスマスマーケットってドイツ式でしょ? でも売ってるものはブルガリア風の焼きカボチャ。テレビのニュースでブルガリア正教会の偉い人が、「コレダ(ブルガリア語でクリスマス)に売られているものはみんな外国のもので、ブルガリアの良いものはもうなくなってしまった。だったら西ヨーロッパ式のクリスマスマーケットでブルガリアのものを売って宣伝すればいいじゃないか」と言ったそうですが、それがこれ?
日本は冬至でかぼちゃ料理、ですかね?日本の今のかぼちゃ料理のトレンドはおかず系・・・? でもブルガリアのかぼちゃは水分が多くて日本のおかず系の料理には合わないからやっぱり甘味として食べちゃう・・・ でもブルガリアでかぼちゃを品種改良してそれだけで甘く食べられるようにはしない・・・ そして西ヨーロッパではけっこうあるスープにしたりもしない・・・ 日本ではサツマイモをおかず系で料理するよりもスイートポテトややきいもでおやつとして食べちゃうように、ブルガリアではかぼちゃはそんな立ち位置、なんでしょうかね?