おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ペルニックにまたまた大型スーパーOPEN!! カウフランド

2007-08-15 16:49:35 | まち歩き

我が家からペルニック中心部へ向かう道の途中に、以前廃墟だったところがあります。何でもそこはペルニックで一番古い工場の跡地(炭鉱で使う大きな機械を修理する工場だったとか・・・)。 しばらくすると工場だった建物は半分以上取り壊されてサラ地になり、何か工事が始まりました。

Kaufland こちらの建設現場は通行人の安全を考えるなんてことはほとんどしないので、ブルドーザーやユンボなどがガーガー動いている横を自分で注意しながら通らなければなりません。通るたびに見ると、少しずつ何が出来ているのかわかってきました。広い駐車場のある大型店舗のようです。地元民も「カウフ何とか、って言うのができるんだってよ。」と言っています。カウフ何とか? もしかして、これはフランス資本のホールセール「カルフール」か!? そうだったらいいなあ!! と甘い期待をいだいてしまいました。(でも、こんな景気の悪い田舎にカルフールがブルガリア初進出、なんてこと、あり得ないよなあ・・・、あ、これ前にも書きましたね。)

Kaufland1 ある日、見てみると大きな看板が・・・

「カウフランド:ド スコロ プリ バス!!」(カウフランドがもうすぐあなたの街へ) カウフランド!? カルフールじゃあないのか・・・ でも、これってウチのクバルタール(町内)にもう一軒大型スーパーが出来るってこと。去年オーストリア資本の「ビラ」が出来たばっかりなのに・・・ この不景気な町に何軒も建って、いったいどこからお客を呼ぶんだろう・・・??

ところで「カウフランド」ってどこのスーパー? とインターネットで探してみると、ドイツ系の大型スーパーであることが分かりました。ドイツ在住の方のブログには頻出。やっぱりこういうところに入ってくるのはヨーロッパの企業ですね。

ちょこっとギリシャに行っている間にこのスーパー、オープンしていました。何でも聞くところによると、開店当日に買い物に来た人はレジのところでこう言われたそうです。「本日は開店記念のため全商品無料です。どうぞお通りください。」ホントかな? もしホントだったら太っ腹!!

Kaufland2 で、今はもう無料じゃないけど買い物に行ってみることにしました。カフェはついていないけどケバブチェなんかを出すスタンドが。フツウのスーパーより少し品揃えが多くて小さい家電や文具、DIY商品も・・・ 高いスチール棚にものすごい数の商品。目が回るゥ~!! もう小さな食料品店や最大でも「ビラ」(ペルニックのはミニサイズ)に慣れたイナカモンのわたしには大きすぎるなあ~。でも安いものも結構あります。それに午後8時以降は割引するそうで「鶏肉半額」みたいな日本ではよくあった形の商売の仕方をしているようです。明らかにココが開店して前からあった「ビラ」はお客が減った気がしました。レジのおばちゃんたちもカウフランド開店に合わせて10日ほど「オップスカ」(休み)を取ったらしい・・・ 客が減るのは「想定内」!? でも、買い物がしやすくなってよかった。わたしは。

選択の余地が広がるのはいいことです。でもあいかわらず「共産体制の昔のほうがよかった!!」と言い張る人の多いペルニック。そういって譲らない年金生活者のお年寄りたちがそのカウフランドの午後8時以降に懸命に来て鶏肉や甘いお菓子を買っているのを見るとなかなかおもしろいなあ・・・ 半額って言っても安くはないし、「肉やお菓子は食べなくても死にはしない」(って、年寄りはみんな言うんですよ、ホント)て言ってたじゃない・・・ 少ない年金をにぎりしめて自分の物欲を満足させたい!! う~む。やはりきらびやかな資本主義の売り込み作戦に免疫のない(?)ペルニック人はも~うメロメロ・・・って感じですね。でも、皆さん、よく考えて買いましょうね。半額とか安売りとか言っても絶対店が儲かるようになってるんだし・・・(こんなの日本じゃ常識だけどね。) そういうわけで、これならこの新しいスーパーもこの不景気で素朴な田舎町でもやっていけそう・・・ですね。

コメント (4)
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