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おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

夏の散歩のおとも・・・ジャンキ

2006-08-14 03:03:31 | ブログ

乾いた夏・・・ここしばらく、ここブルガリアの田舎町ペルニックはそんな感じです。去年は「日本のジメジメした暑さよりもマシ」と思えていたのですが、なかなかこの乾燥した暑さもあなどれません。

まず、朝晩の涼しいこと!! 日中汗をかいたままでいると身体をこわしそう。それに、日本にいたときはドコでもクーラーがかかっていたから、スーパーや飲食店に入れば身体を休めることもできました。家にいるとき、クーラーがイヤなら「除湿モード」でもずいぶんと違ったのでした・・・が、こちらはクーラーがついているところがほとんどありません! 一般家庭は言うまでもなく、カフェでも、窓のほとんど(または、まったく)開かないバスでも・・・ そして、どこもかしこも乾燥していて、普通に「除湿モード」。つまり”逃げ場”がないのです!!! まあ、セヤンカ(日陰)に入ると少しはいいけどね。 日中の最も暑いときに外を歩いたら脳みそが乾いてカラカラになりそうです。(だから、昼の2~4時くらいは、ポチフカ(お休み)。みんな木陰でウダウダしゃべっています。)

それに、みんな日傘や帽子を使いません。暑い日は、女性は肩出し、へそ出し、背中出しの「ビーチ・ファッション」、男性は・・・Tシャツ、短パン。(もしくは上半身裸!、時々食堂のおじさんがこの格好にエプロンをして、汗だくでキョフテを道端で焼いています! 女の人がしてたらすごくセクシーかも・・・) この短パンは木綿のチェック柄で、私から見ると下着のトランクスみたい! 私にはそんな格好はムリ!!!

でも、そんな日でも用事があって友人のヒゲおじさん(頻出の)バリュと一緒に隣町ラドミルに行かなければならなくなりました。

バスから降り、道を歩いていくとき、バリュおじさんはその辺の木をいきなりひっぱり、ブチブチと何か実を採り始めました。おいしい木の実がその辺どこでも取り放題! あ~これがブルガリアのいいところだよね~。誰かの家の木でも公の歩道まで垂れ下がってきているものはふつう許可をとらなくても取っていいようです。日本のものとはくらべものにならないほど大きくなった桑、先日書いたチェレシュ、ビシュニなどのサクランボもあります。

そんな中、一番多い木がジャンカ(複数形でジャンキ)。青い実はとてつもなくスッパ~イ!! でも、梅とは違って生で食べられます。見た目はサクランボをチョッと大きくしたくらい、青いときの食感はリンゴに近い(?)かな~。中には種が一個。熟れてくると黄色いの、赤いの、黒っぽいのといろいろ出てきます。こういうのを食べると、「これってプラム系??」と思ってしまいます。この木の日本名は?? なんでしょうね~。ご存知の方、教えてください!

バリュと歩きながらその日は、その「スッパ~イ」ジャンキを10個以上食べたのでした。すると・・・夜、家に戻ってみたら体がラク!! あまり日中の疲れを感じません。ビタミンでも入っているのかな??

次の日、バリュおじさんはトルビチカ(スーパーなどの買い物袋)を私にくれました。ズシッと重いけど、これ、何?

Janki 「ジャンキだ! 好きだろう?!」

おお~っ!でも、こんなに食べたら歯がうきそう・・・ というわけで少し食べたら残りは砂糖と一緒にビンに入れてウォッカを注いでみました。「梅酒」ならぬ、「ジャンキ酒」。チョッと1ヶ月くらいは漬けて試してみようと思います。

ちなみに、いまどこもかしこも良く熟れたジャンキがなっています。味見した感じでは赤、黒、黄の中では黄色のジャンキが一番甘くてジューシー。無料で手に入るこのジャンキを求めて手押し車や自転車にバケツを載せて道端や山、野を駆けめぐり、集めたジャンキを持ち帰る姿をよく見ます。ラキヤやネクターを作るそうですよ! ジャンキのラキヤはまだ飲んだことないな~。おいしいのかな・・・。

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6 コメント

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今年のヨーロッパやアメリカは例年より (あっきん)
2006-08-14 23:59:38
今年のヨーロッパやアメリカは例年より
暑いらしいですがブルもそうなんですかね?
確かに、ブルの朝はひんやりしてたなあ。
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ジャンカ?!梅のようなプラムのような味ですか…暑... (ノリオ)
2006-08-15 10:17:43
ジャンカ?!梅のようなプラムのような味ですか…暑い夏にピッタリですね(^^)
一度食べてみたいものです。
ブルガリアも今の時期は夏なんですね。乾燥してるなんて羨ましい!
秋田に住んでるんですが、動かなくても毎日汗だくですよ(>_<;)
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ブル人知人に「ジャンキは英語で何て言うの?」と... (zotty)
2006-08-15 16:45:17
ブル人知人に「ジャンキは英語で何て言うの?」と聞いてみたら、「ワイルド・プラム」との返事が返ってきました。日本の「梅」は「ジャパニーズ・プラム」なんていいますもんね。でも日本の梅と西洋のプラムやジャンキってかけ離れていると思うのですが...。ひまわりの時と同じくこの記事を見ても、西と東では時差(?)がありますね。こちらではプラムは随分前に終わってしまいました。
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ジャンキ、懐かしいです。 (ぶーすか)
2006-08-16 06:09:47
ジャンキ、懐かしいです。
よく食べていました。
そしたら、むうちえさんみたいにいっぱいもらいました。
「そんなに食べられませぇ~ん」

ジャンキミックスの果実酒をいただいたことがあります。
道ばたの果実をミックスさせたそうで。
ほんのり甘くて、さっぱりしていて、おいしかったです。
ぐびぐび飲みました。
むうちえさんの果実酒も楽しみですね。
・・・飲みに行きたい。
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今はジャンキの季節なのですね。これからブルガリ... (obreykov)
2006-08-17 06:11:56
今はジャンキの季節なのですね。これからブルガリアは果物の一番美味しい季節になりますね。私もジャンキは大好きでした。というのは今もすきなのですが、三男を産んでからすっかり色々な果物のアレルギーになって、ジャンキやスリーヴィ、プラスコヴィ、ヤーブルキ、チェレーシなどなど、色々な果物が食べられなくなってしまったのです。悲しい。。。
コンポートなどにしたものなら大丈夫なのですが、やっぱり生が一番ですよね。
でも、この夏は思いっきりスリーヴィを食べて、慌ててアレルギーの薬を飲みました。チョット辛い思いもしましたが、やっぱり美味しかったです。
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あっきんさん、そうなんですよ、暑いっ!!!ここ数日... (むうちえ)
2006-08-22 01:44:11
あっきんさん、そうなんですよ、暑いっ!!!ここ数日は40度くらいあるようです。でも夜は熱帯夜と言うことはありません。これはウチのアパートが古くて一階であるということもあるのですが。

ノリオさん、秋田が暑いとなると大変ですね。東北というと涼しいイメージがあるのですが。温暖化のせいですかね?

zottyさん、ワイルド、う~む、確かにそんな感じですね。ほんとにどこにでも生えてますし。でも、このジャンカの花が春一番に咲いているのを見ると「春が来たな」とうれしくなりますね。「ワイルド・プラム」と「ジャパニーズ・プラム」。ムム、これで梅干ならぬ「ジャンカ干」ってできないかなあ・・・

ぶーすかさん、ジャンキと小さいリンゴでコンポルトを作ってみました。ヨーグルトに混ぜて飲むとほんとにさわやかでしたよ。

obreykovさん、アレルギー、大変ですね。わたしもこちらに来て大好きだった粉末ジュース(Tangとか)が飲めなくなってしまいました。これもアレルギーでしょうかね?
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