ある日、ふと天井を見ると・・・
アアーっ!! シミができてる!! 築40年近いウチの団地。上下の構造は同じなのでシミの位置から大体何が原因なのかを知ることが出来ます。ウチのシミは上の階のバスルームとリビングの間の壁から!! でも、臭わないところを見ると上水道がもれているのか?
この手の問題は、このブルガリアでは建物の新旧を問わずどこでも起こります。原因は、ブルガリア人の趣味(!?)、無計画な改築!!! 標準の形態のアパートの壁をブチ抜くような大工事を行なってるのがソモソモの間違いだ~っ!! ベランダにブロックを積んで窓をつけ、水道、電気を引いてきてキッチンにしたり、暖房のための配管や煙突を中途階にもかかわらずブッた切ったり・・・ とにかくメチャクチャ!!
友人のエミリアはそのせいで裁判沙汰に!上階に住む女性は長きに渡り水漏れを放置。それを認めず、修理もしなかったのでとうとう「スデヴェノ・デロ」(恐らく裁判所が間に入った民事上の合意、もしくは示談)になってしまいました。その女性、今もエミリアのアパートの上の階に住んでいます。何せ自分の所有ですから。「きっとあの女、私を見たらぶつわね!!」と、エミリア・・・ それってコワくないスか?
ウチの天井のシミ・・・ 大家のエンカに話してみるとさらに絶望的な事実が判明!!(笑)
「上の階のセルギ(隣人の名前)は”ヴェーイカー”のマエストルなのよ。今のアパート、彼に頼んでキッチンを入口のところにしてもらったの。」 「ヴェーイカー(ВиК)」とはつまり、上下水道。セルギは何と!! 配管工なのです。ウチのアパートのチョー雑(笑)な配管は彼の仕業でした!! 当人が配管工だったら、他のもっと上手な配管工がいても助けを呼ぶことはしないだろうしなあ~。どぉ~しよぉ~。(T0T)
よく見ていると、上の階から洗濯機の音が聞こえたあとシミが出てきます。それにここ数ヶ月、ずーっと上からドリルの音が・・・ さすがは趣味がレモント(改装)のブルガリア人の上に、仕事が配管工のセルギだけに、改築がずっと進行中・・・ というわけで、彼の改装工事のせいでお風呂や台所の水まわりから水が下に漏れて来ているという訳です。う~む、セルギの改築がうまく行けばもう下にシミは出ないと思うんだけどネ~。
EU加盟国ブルガリア。この分野でも改革の風が・・・ 不法改造されたベランダ、テラス。指定建築士の検査を受け、合格しないと、自分で積み上げたレンガや窓を撤去されるんだとか。でも、ソフィアだけでも何万もあるそういう不法改造・・・ いつになったらその検査自体が終わるのか、というより、その検査も始まったんだかなんだか・・・
家で風邪をひいて寝込んでいると上の階から、そして横のアパートからも「ガガガガァーっ、ゴゴゴゴッ!!」と、工事の音が・・・ 寝入りばなにそれはナイよっ!!! 第一、昼の1時から4時までは昼寝の習慣のあるブルガリア、そんな音をさせちゃいけないのがキマリじゃなかったの(怒)!! 早く終わってくれ~っ!! やめてくれ~っ!! 工事そのものが不法かどうか以前にこの騒音を止める方法はないかな~っ!!