もう10月から雪が降っているここブルガリアはペルニック。日本の天気をインターネットで見ると・・・ 日本に冬はなくなってしまったんではないの? 日本は地震や台風はよくあるけど、東京以西は暖かいもんネ(と思い込んでいる)
冬はこちらは車を消耗する季節。まず雪が降ると除雪車が通った後、荷台におじさん二人が乗ったトラックが通ります。このおじさんたち、スコップで白っぽいものを道に撒きます。塩!! です。融雪剤として塩が撒かれるので定期的にアフトミフカ(洗車屋)に行かないと・・・ 車がお腹(つまり下)から錆びてダメになっていきます。さらに夏の間にきれいに(?)舗装した道路もどんどんと傷んで穴だらけ・・・ 雪解け水がたまって一瞬どこに穴があるのか分からなくなります。でも気をつけていないと、「ガーン!!」 時には脱出できない車や、車輪がもげてしまう車(!!、これホントですよ!今日も見ました、突然道路のまん中で前輪がもげちゃったタクシー!!)も。先日私もやっちゃいました(涙)・・・夜のマギストラーラ(高速道路)でいきなり「ガーン!!」、そして「ゴトンゴトン・・・」 明るくなって確かめてみると、ホイールを曲げてしまってました。ホイールの表も裏もこのとおり・・・ だから車はみんな穴をよけるのにまたもや大蛇行大会!! はあ~(汗)厄介な季節だ・・・
ある日のこと、ソフィアのリューリンに夕方に行く用事があり出かけました。パーキングに入ろうとしたら・・・ ものすごい道!! 舗装されてないので仕方がないのですが一つも平らな所がない! まるでいくつもプールがあるみたい。建設ラッシュのリューリン地区。たぶんダンプが出入りしてこうなったのでしょう。そこに対向車のトラックが。ブルガリア人の運転手は人に道を譲るという考えがありません。そこでよけようとハンドルを切って前に進むと、「ゴギャッ!!」といういや~な音が・・・ ああ~、お腹打っちゃったなあ・・・ そして前に進むと道幅一杯の水たまり。よけようがないので前進するとまた「ガギギ・・・」 フル積載(5人乗車、それも4人がヘビー級)で沈んだフェリシアちゃんのお腹を打ったようです。マフラーに穴があいたかな? 案の定、帰りはヤン車のような音を出すようになってしまいました。ガッカリ。
で、次の日またソフィアの帰り道、ペルニックの入り口、ビトシャ山が見える元KAT(交通警察)の検問所のカナル(ピット?)で車の下をのぞいてみると・・・ あれ!? 何とマフラーがない!!! そう、あまりに深い水たまりの中の大きな出っ張り(大きな石が突き出していたか、ブロックが落ちていたのか、水が深かったので見えなかった!!)でマフラーを引っ掛けて落としてしまっていたのでした。ああああ・・・
こんなの日本にないよね~!! リューリンに戻ってマフラーを探そうかとも思いましたが、ダンプにペチャンコにされたであろう哀れなマフラーを見るのもいやなので60レバ出して新品を入れることにしました。
このシュコーダ・フェリシアを買ったボイコのアフトクシュタ(ディーラー)は修理もしてくれるので部品を注文してもらい修理に行きました。車をジャッキで上げると・・・ 「あ、フロントのドライブシャフトのブーツが割れてるね。これ直したほうがいいよ。100レバ以上かかるけど・・・」 エ~ン(TOT) ああ、フェリシアちゃん、いつ心おきなく走れるのか・・・