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おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリア版「きたなトラン」(2) こわれかけ?つくりかけ?のバーベキューガーデン?

2016-06-06 08:59:02 | グルメ

晴れているときはサワヤカ~な田舎の風を感じるナデジュダ区。先日行ったビラリアに味をしめ、またも夕方のビールタイム♪ とにかくこの夏季に限ってはビンビールよりも、サーバーを使って注がれるナリヴナ(=日本でいうところの生?ドラフトっつーの?日本でもビンビールに「生」って書いてあるビールあったもんね・・・)がおいしく感じます。

いつもの「レジーナ」のオリーブなどのおつまみを見ながら少し中に入ると「スラブスカ・スカラ」という大きな看板のあるテナントがあります。ここのところの暑い日に魅力的なパラソルと、ベンチ、テーブルが店前にドーンとあります。店内を見ると・・・ あれっ?つくりかけ?! キッチン部分は稼働中ですが奥はまだ内装資材がほっとかれてる・・・ こりゃ~営業しながらちょっとずつ仕事を進め、お金を貯めて資材を買い足し内装の職人を雇いつつ続けるってやつでしょうか?

とにかく入ってみよーっと!! まずお店のおねーさんが保温中のケースを開けて見せてくれました。これがメニューがわりです。今日のアタシの気分は・・・っと、キョフテ2個を普通にとり、あとこのテの店で一番のウリでしかもうまい、「プレスカヴィッツァ」を1個!! カルトフィ(フライドポテト)はちょうど終わってしまっていたので「ゼレヴァ・サラタ」(キャベツのサラダ)やリューティ・チュシュキ(青唐辛子の辛いヤツ)なんかをちょいちょいと入れてもらって、あとパンを1個、そしてビール1杯で何と6レバくらいっ!! 超おトク~っ!! さらにこのプレスカヴィッツァ!! 他んところだとキョフテやケバプチェと同じ味のタネを、「大きく平たくしたらプレスカヴィッツァ、小さいとキョフテ、のばすとケバプチェ」的な所も多いのに、ここのは味が違う、なんかもっと肉肉しくって何か別の具材も入ってるおいしいプレスカヴィッツァでした。その他、この日は試せなかった鶏の「パルジョーラ」(モモ骨なし)、豚の「グルディ」(ばら)なんかもあって・・・ 肉そのものとビールの取り合わせもいいですねえ!!

外に座ってグビッ!! プハ~っ!! 文字通りのウマさだけでなく外に漂う本物の炭焼きのかぐわしい香り!! これもおいしさを倍増させる演出のようなもの。ブルガリアの「吉四六さん」的なヒーロー「ヒッタル・ペテル」はスープのにおいをかぎながらパンを食べたら店に文句を言われて・・・ っていうくだりがあったけど,ここに座ってバーベキューの香りをかぐだけでビールってのもいけそうなくらい「おいしい煙」でいっぱい!!

すぐそばに座っている太めのおじさん。どうやらこの店のオーナーのよう・・・ 電話をかけながら書類がどうこう、仕入れがどうこう言っています・・・ どうやってこの店を完成させるかしているのでしょうか・・・ ブルガリアのレストランのオーナーは太めの人も多い。ぽっちゃりさんはおいしいものが大好き&趣味も兼ねての飲食店、なのかな? 

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ブルガリア版「きたなトラン」(1) 汚いけどやる気ないけどウマい店

2016-06-02 22:59:27 | グルメ

6月に入り日中はカラッと暑く、夕方に雨って日がけっこう続いています・・・

きさくを通り越してぶっきらぼうのレベルに達しつつあるナデジュダ区のショプスキな皆さんは、冷たいビール! ビール!! ビール!!!の夕方5時過ぎを過ごしておられますよ~!! あ~、だからかァ~!ここの方が住居棟入口周りにやたらとテーブル、いす付きの「あずまや」あるもんね!! 

近所の人たちが一人2リットルのビールのペットボトルを1本ずつ、もしくはサラミソーセージやポテチなどのアテ、はたまたトマトときゅうりを切っただけのサラダなんかを片手にちょろちょろ集まってきました。ここ、昔はただの村だったから、先代からのお付き合いの人も多くて、つまり若い人は幼なじみ、熟年世代は長年の隣人、はたまた旧共産体制では1棟まるまる「ポリツァイスキ」(警察関係者の住居棟)、「ヴォエネン」(軍関係者)なんてこともあったそうで、そうなると同僚または元同僚っつーこともあるかも。

そういう皆さんを見てると・・・ あーっ!! もービールのみたいっ!! 今年はまだ食べてない夏のブルガリアのビールのお供・・・「ツァツァ」!!! 小魚のから揚げです。よーしっ!! 今日はどっかでビールとツァツァをいただくぞ~っ!! 魚の揚げ物は家でやるとにおいが残るしめんどくさいから近所の「ビラリア」(ビアホールレストラン)で!!

そうだウチの近所でツァツァのウマい所ってどこ?と、メインストリート「ロムスコ・ショセ」沿いに歩いていたら・・・ あらら、隣の駅まで来ちゃった・・・ もうのどもカラカラなんですけどね~。と、そうだっ!! 友人ビリーの家のすぐそばにあやしい・・・っつーか、キレイじゃないけどなんか気になるビラリアがあったなァ~・・・ 

あそこ安そうだし入ってみよっと。と行ってみると・・・

「ドーバルヴェーチェル!!やってますよねぇ?」と入ると・・・ シーン・・・ えっ?もう一回、「ドーバルヴェーチェル」・・・ やっと中からおばさんが・・・ 「あっ、はいはい!! どうぞ!! ちょっとーっ、マルティン!! どこよ~!!」と、おばさんは若い男の子を呼びます。彼が給仕係?たぶん息子・・・ 

そこへさらにちょっと太ったおじさん(旦那?)もやってきて、「久しぶりのお客だっ!えらいこっちゃ!!」的な感じ・・・ でもこの二人、何か仕事をする感じではなく・・・ おじさんは客より先にビール、おにーちゃんはスマホいじり・・・ 大丈夫ぅ?・・・ と待っていると・・・

まずはビール!! そしてしばらくしてツァツァ(S)が出てきました。(L)が500グラムと聞いて、さすがにそれはスゴ過ぎる、とおもい(S)サイズにしたのに、それでも・・・ いいモリです!! 

レモン汁をかけて!! 熱々でウマ~い!! そして頼んだフライドポテトのシレネかけも揚げたて熱々で供されました!! どうやら冷凍のフライドポテトではなく、さっきのおばちゃんが手で剥いて切って揚げた感じ・・・ うむむーっ、すご~くおいしいゾっ!! なんだったんだ?最初のやる気のなさは?! その上安いっ!!

ビラリアを出て気付いたのですが、この太っちょおじさん、このビラリアを含む大きな家と隣の大駐車場のオーナーらしい・・・ まじめにビラリアをやんなくっても生きていけるみたい・・・ 道楽?だからウマい?でも、ここ気に入っちゃったっ!! おしゃれじゃないけどまた来よーっと!! 

 

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今ドキのビールはレトロブーム?

2016-05-14 07:40:34 | グルメ

ショプスキなまりのおじさんおばさんの住む首都の中の田舎村ナデジュダ区・・・ 今日もちょこっと一番近所の食料品店「ハニー」へ・・・ そういえば最近買ってなかった瓶ビール・・・ ついついスーパーのペットボトルの方ばかり買っていたのですが、こんなに近くにお店があるんだから買いだめしないで飲む時に空きビンをもって一本買いに行けばいいもんね。

で、「ハニー」に入ると一番に目に入るのは「ザゴルカ・レトロ」です。これ、友人のリックのおススメだったなァ~。「ザゴルカ」はスタラザゴラのビール会社。ブルガリアのビール会社の中でも有名で、 アタクシ的にも軽めのピルスナービールが食事にも合わせやすいし、何よりノド越しがよくて、泡もクリーミーでおいしいのでよく買っていましたが、ここが瓶ビールに限って「レトロ」というのを出していました。こちらは普通のザゴルカとは味が明らかに違い、どちらかというと昔日本で飲んでいたラガービールに近い苦みと独特の風味でこれはこれでイケますゾ~っ!!

この「レトロ」に触発されたのか、別のビール会社「カメニッツァ」(こちらはプロヴディフのビール会社)も「スタロ・ピーヴォ」を出してきました。スタロ=古い、ピーヴォ=ロシア語でビールのことですがブルガリアでも普通に通じます。宣伝では見ていましたが、近所の「ハニー」にはたぶん卸会社の関係で入荷しておらず、いつもは行かない「Tマーケット」というスーパーまで行って見つけてきました。でもそこも徒歩10分の近所ですけどネ・・・

すると、「スタロ・ピーヴォ」の他に「ネフィルトリーラノ」(ろ過してない、の意)もちょっと古めの装丁で新登場(?)していました。これは・・・ 白っぽく、気持ちにごってる? なんだか白ビール的な感じかな? 分かんないけど・・・ 味は「スタロ・ピーヴォ」の方が少し甘味があるのが特徴です。アタクシ的には「ネフィルトリーラノ」は大好きなタイプで、ちょこっとおさかなと酢飯とノリを用意してミニ手巻きと一緒にいただいてみました。海のものとも相性いいです。

ビンを返却してその分次に買う時に値引きしてもらえる・・・ と思うと必ず同じ店に行かないといけないのかな?ちょっと心に負担・・・ まっ、歩いて行って買ってくるぐらいがたぶん体にもよくっておいしく感じられるんだよね~。そろそろ夏も近づいてきたということで、レストランでも出される瓶ビールもバラエティがうれしくなってきました。生ビールだけじゃないのよ~♪ 

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フランス自由奔放!! (8) 「フランス料理って何?」への答え!!

2015-11-16 18:28:41 | グルメ

フランス料理はお皿の上にちょっとしか乗ってなくて、オシャレで、そして高い・・・ 手が届かない・・・というイメージがありませんか? いや、きっとフランスにも大衆食堂みたいなものはきっとあるはず・・・ パリだと「シャルティエ」がそのジャンルに入りそうですが・・・

ボルドーからサンテミリオンに行くということでいろいろ下調べをしているうちに、「フランスの大衆食堂」というジャンルのお店が見つかりました!! 「大人のヨーロッパ街歩き」という番組で紹介された、地元民に愛される食堂!! 何でも、90歳のおばあちゃんがホールに立つという、そして日替わりメニューの他にはワイン、パンは取り放題で、デザートも付いている・・・ これは今回どうしても行ってみたい!! そのレストラン、「ラ・ピュス」!! この情報、2012年くらいのものだったので、このおばあちゃんはご健在なのかな? 後輩の旦那さんがその住所をカーナビにいれ、レッツ・ゴー!! 

サンテミリオンに向かう途中・・・っていってもちょっと回り道。そんな田舎道に突然、路駐集中地帯出現!!! そこがお目当ての「ラ・ピュス」でした!! こりゃーすげーなーっ!!! 

地元民で中は満席!! しかもテーブルを4人のオッサンが囲むっていうパターン多し!! 圧倒的に「女子の入れる店ではない空気」です。音楽なんてかかってなくても、このワイン飲み放題店の常連オッサンたちの笑い声で何も聞こえないゾ~!!!

そんな喧騒の中、対応してくれたおばさんと大声で話して、空いた席に案内してもらいます。入口は行ってすぐには「ポトフ」と書いてあったランチメニューはすでに売り切れ・・・ ランチで残っているのは豚か牛かっつー感じらしいっス。「あ、じゃあもうそれ両方でっ!!」

席に着くとパンやお水、そしてワインが来ました。お料理は、お肉がお皿に乗ったの(牛、豚それぞれ)に、お野菜の煮たのが!! このお野菜の煮込みのおいしかったことっ!!! ほっこり中まで味がシュみてて、特にチリチリしたキャベツが激ウマでした!! もちろんお肉もおいしかったけど、もうこのキャベツだけ食べさせて~って感じ・・・

デザートは壁際のショーケースに並べてあるのをセルフサービス。チョコムースやプリン、フルーツなどが、これは再利用品であろうプラスチックのカップに入って置かれているのを自分で選びます。オッサンたち、そして体力仕事系のおにいさんたちもウレシそーにここから取って行きますが、そんな合間にお店のおばさんが、

「アイスいる人、いない?」と冷凍庫からひとつかみしたアイスを配りに来たり、なんともほほえましい風景・・・

お店のおばさんに90代のおばあちゃんはご健在なのか、今日はどうしておられるのか尋ねてみると、「ああ、今はバカンスで遊びに行ってるのよ」との事。その日はおられなかっただけで実際お元気のようです。よかったよかった。そんな話をしたらちょっとお店の人ともうちとけた感じになりました。ワインは自家製なのかも・・・ ブルガリアで飲むような新しいワインの味がしました。できたそばから飲んじゃうっていう・・・

お店の後ろの駐車場に出てみると、洗った革靴が逆さにして干してあるっていう・・・ ああ、何かこれがフランス人の食べるフランス料理なのかなァ~・・・ 

とりあえずこれで怒涛の(笑)フランス旅行シリーズは終わりです。ちょこちょここネタはこちらの話題と引っ掛けてはさむつもりですが・・・ それにしてもフランス、パリのテロ事件のニュース、このシリーズが終わる前に、ついこの間行ってきたところでこんな大きな殺戮が行なわれるなんて、予想もしていませんでした。でも、こんな事件、ヨーロッパのどこでも、いつ起きてもおかしくないご時勢になってしまいました。よく考えてみると1月や8月にも似たような事件がパリであったんだよネ・・・ でも、やっぱりフランスはいいところ、なんですよ・・・ 

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フランス自由奔放!!(7) 「フランス料理」って何?

2015-11-15 16:13:43 | グルメ

ところで、フランス料理って何なんでしょーか? 機材を使ってスプモーニとかってソースを泡状にしたり、わさびやしょうゆはもう普通っていう最先端ヌーベル・キュイジーヌっつーのじゃなくて、普通のフランス人はいったい何を食べて故郷を感じ、これがソールフードだと感じるんだろう? だいたいヨーロッパ人一般は食に対して超超超保守的なんだよね~。

パリでまず分かったこと。フランス人のお友達が一言、「今日のランチは大好きなフライドポテトなんだ~っ!!! ウキウキ♪」 えええ~っ!? フライドポテトでテンション上がる? しかもトッピングはケチャップやマヨネーズって・・・ それマジで言ってんの? 

しかしボルドーでも行った、行列のできる、予約を入れられない人気店はステーキハウス!! フランスでステーキ店に行列!? その理由は何と!! 後輩曰く、「ここのウリは鴨の油で揚げているフライドポテトが食べ放題なんですよ~!!」・・・ やっぱりフライドポテト!! 確かめに開店前から並んで行ってみました。夜7時に開店なのですが、6時半から並んでももうワタシたちの前には長蛇の列!! 

開店と同時に入れるかな~? 開店するとこの長蛇の列の人々が吸い込まれるように店の中に流れ込み・・・ 

3階までギッシリ!! 席に着くとサラダとメニュー!! 基本、ステーキしかないので焼き方を尋ねられます。「ア・ポアン(=ミディアム)・シルヴプレ~♪」 

するとハーブとバターのソースと共に供されます。で、ポテト~っ!! 

本当においしいポテトだ~っ!! ファストフード店のポテトとはかなり違います。もちろんワインで流し込むとサイコーっ!! 食べ終わって外に出てみると、まだやっぱり長蛇の列が。すご~い・・・ 

そういえば、フライドポテトのこと、「フレンチフライ」ってアメリカでは言いますよネ。でも美食の国の人たちが実はソールフードとしてフライドポテトを愛して止まないって知らなかったなァ~!!

ちなみに、このステーキハウスのステーキ・・・ アメリカや日本でいうステーキとはずいぶん違う・・・ どっちかと言うと、これはつまり英国のロースとビーフや日本の牛のたたき(特にこの店のレアは)に近いように思えます。英国料理はフランス料理をお手本にしてるって聞いた事あるけど・・・ そういえばパリの別の旧友のところに夕ご飯におよばれしたとき出されたのはオーブンで仕上げたローストビーフでした。イギリスは仕上げの味付けは自分でするのが流儀。どの店にも大瓶の塩、コショー、そしてモルトビネガーがありましたが、フランスの場合はキチンと味があるんですよね~。

夕食のおよばれの場合、「前菜にキッシュ」というのが一番多かったです。そのせいか、手作りキッシュは 意外と軽め。おいしい~♪ でもその後はメインが待ってます。本当にお腹いっぱい!! ごちそうさまでした。

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