文春のミステリー・文庫はチェック必須の出版物で、海外ミステリー・マスターズ第5弾というのでこの「遥かなるセントラルパーク」を購入したのは昨年の暮れだっただろうか。
新しい作品かと思ったら1986年には文庫で出ていたものでした。
29年も前だから、一寸めげて他の本がつい先になってしまう。最初のところで図書館からの本がきたので、そちらに移ったりしてなんと戻ってきたのが半年ぶりになりました。
実際にあったレースを下敷きに、ロスから2000名に上るランナーがセントラル・パークまでのマラソン・レースをするもので、中断はスタート前だったから、戻っても別に大きな問題はなかった。
解説で実際にレースが行われたと解ったけれど、読んでいる最中はこれ無理だよなとおもっていたので驚きました。もちろん散りばめられたエピソードはフィクションで、徹夜本とはなりませんですが、マラソンとおなじ、途中止まらないように読んでいます。
一寸気になる恋愛小説を取り寄せたので、そっちに行きたい。いまシカゴ手前ですがスパートかけるつもりです。
それではほんの短い一節
「それで、今度もペースを落とさなきゃいけないってことなんだね?」とヒューが念を押した。
「その通り。いつだってランナーをつぶすのはペースなんだ。決して距離じゃない」
どうにかセントラル・パークに到着、ミステリーではなく、人間ドラマだから、意外性は少なくてなんとなくホッとする映画の最後みたいなラストでした。
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