JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ジャズ・ジャイアントたちの「青の時代」の音を聴く 神舘和典 著

2024-02-20 10:12:27 | 
 

ジャズ・ジャイアントたちの「青の時代」の音を聴く 神舘和典 著

星海社新書って知らない出版社だけれど、発行元は講談社だから、講談社の新書部門の外注なのだろう。音楽関係がいくつか出たうちの一つ。
ジャズ・ジャイアンツたちの20代のアルバム録音を、著者のインタヴューにあわせて振り返る、という趣旨と思われる本。
古いアルバムの録音情報などは、メンバー、録音日などすでによく知れ渡っているし、録音のエピソードも知られたものが記述されているので、新しい情報量としては多くない。
著者がインタヴューした部分があるので、そこら辺が新鮮な部分で、そこは新しいものがあった。
とはいえ、所詮古い話なので、昔話をしているような、まあ昔話もなつかしくていいや、と思えばそれでいい。
ということで、新書この程度でいいかというば良いかもしれない。でも1,200円はちょっと高いかも。800円ぐらいの感じ。

これだけじゃ、つまらないので、筆者が1999年にパット・メセニーにインタヴューして聞いたことをちょっと抜き書き。
 
パットは1954年にミズーリ州カンザスシティで生まれた。ギターを始めたのは13歳のとき。独学で腕を磨いた。本人いわく、自身に満ちあふれていた。
 「18歳のとき、僕はゲイリー・バートンのギグを観に行って、終焉後の楽屋をたずねた」
 ゲイリーはヴィブラフォンのレジェンド。学生が突然訪ねてきたので驚いた。そして彼の発言にさらに仰天した。
 「僕はあなたのバンドの曲は全部演奏できます。バンドに入れてください」

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