永くJAZZを聞いてきて、ふと振り返るようなことがあるものです。
それは、なんらかのきっかけですが今日は振り返るように楽しんでいる一枚です。
2008年にC・アダレーへ捧げた「Cannon-Re-Loaded」というアルバムをだしたのがTom Scoottです。
このとき1948年生まれのトムは60才でした。
このアルバムが録音されたのが1967年、若干20歳のトム・スコットのデヴュー作です。
この1967年は私がJAZZをまじめに聞きだしたときで、きちんとしたJAZZの実感はこの年からと思います。
この年、J・コルトレーンが亡くなりました。そしてこのアルバムがでた1968年には、キースが「マイ・バック・ページ」を、コリアが「ナウ・ヒー・シング」をそしてマイルスが「イン・ザ・スカイ」をだした年でした。
なんだか今日は振り返っていますが、これがトム・スコットの記念すべきアルバムで、永い演奏活動の記念すべきコングラッチレーションとこじつけているのです。
というより、コングラッチレーションからこのアルバムに飛んでいるのです。
1曲目、あの時代にもどるギターのリズムからトムのソプラノでスタート、2曲目は当時のアソシエーションズというグループのヒット曲“NEVER MY LOVE”カルフォルニア・ドリーマーズというグループ(これも1967年ガボール・ザボとインパルスからカルフォルニア・サウンドのアルバムを出した)のコーラスにテナーでソウルフルにバックをつけます。
3曲目ビートルズの曲はフルートと、デヴューからマルチ・リード奏者としての活躍で、これが各楽器それぞれが、それぞれ上手いのですから、凄かったのです。
4曲目はコルトレーンの“ナイーマ”をソプラノで、これが女性コーラスがバックに入ってメローな感じで、一風変わったナイーマです。
5曲目は当時のドノヴァンのヒット曲“MELLOW YELLOW”をエフェクを掛けたテナー・サックスで、この奏法もしばらく流行りました。
ここまでがA面でもちろんB面も懐かしい感じはつづきますが、話はこのアルバムの飛んだ理由です。
Blogを6年も書いていると、その間には記念となるような日があるものです。そしてありがたいことに、それを記憶にある印象で残すことができるのです。
わがオクサンが保証人の判子をついて、本日婚姻届を役所に出したそうです。(息子は仕事なのでその相方が)
セレモニーは後になりますが、そのころは目も廻るほど忙しいはずで、今日という日をえらんだようです。何もないのですが、記念すべき日として、コングラッチレーション。
4月2日オクサンの友達のお嬢さんの踊りを国立劇場に観に行きました。その時とった写真を添えて記念に残します。
The Honeysuckle Breeze / TOM SCOOTT
Louis Morell Guitar
Mike MelvoinOrgan Piano, Harpsichord, Keyboards
Emil Richards Percussion
Jimmy Gordon Drums
Bill Plummer Sitar
Dennis Budimir Guitar
Gary Coleman Percussion
Gene Estes Percussion
Rudy Van GelderRema stering
Carol Kaye Bass (Electric)
Lincoln Mayorga Piano, Harpsichord, Keyboards
Tom Scott Flute, Sax (Alto), Sax (Soprano), Sax (Tenor), Wind, Producer
1 THE HONEYSUCKLE BREEZE
2 NEVER MY LOVE
3 SHE'S LEAVING HOME
4 NAIMA
5 MELLOW YELLOW
1 BABY I LOVE YOU
2 TODAY
3 NORTH
4 BLUES FOR HARI
5 DELIVER ME