JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

若いんだからこうこなくっちゃあ Hoi An / Xavier Thollard

2010-03-07 21:28:56 | 聞いてますCDいいと思う


1983年生まれのスウェーデンの若きピアニストに驚きましたが、こちらは1982年生まれのフランスのピアニスト、2008年の「Prime Time」に続いて2009年録音、今年になってリリースされたアルバム、そしてこちらも楽しみなピアニストです。



左からベーシシトが35才ピアニスト28才ドラマーが30才のグループです。

1曲目切れ味のあるピアノから、小刻みなリズムにのって、題名どうりVibrations、とても若者風、意気込みと集中があって、若い人はやはりどこまでもチャレンジして欲しい。
2曲目も若々しい勢いのアル曲。
と思うとその勢いで3曲目がホレス・シルバーの“Nica's Dream”これをイタリア・バップみたいには弾かない、若いんだからこうこなくっちゃあと気持ちが良い。
4曲目はドラマーの明快な曲、ピアノがちょっと硬質にファンキーな味をだします。
続く5曲目はピアノのタッチもソフトになったとおもえば、曲名は“Soft eights”
6曲目が“Running”ピアノの高速テンポとウォーキングベースのテンポを組み合わせた面白い曲、ベースソロでは結構高速プレーで驚きます。
7曲目はアンヴィエントな感じもいれた曲で、アルバム全体としてもみじかめの演奏で、狙いとしてはエッセンスをきかしているのでしょうか。そこのところ情念に迫る方向には行きません。
8曲目懐かしい曲“omin'home baby”ですが、ピアノとドラムスのリズムにのってベースソロ、ピアノソロとテーマなしのソロからはいって、ピアノソロのあとベースがあのテーマを弾いて終わり、アレンジはこのピアニスト、やはり懲りました。
9曲目、コルトレーンの曲“Bessies blues”はピアノソロの短い演奏、一度コルトレーンを聞いてからでないとメロディは拾えない勢いで弾ききる、でもそこも凄さあります。
10曲目がタイトル曲で、ちょっとジャレットのフォーク調も感じる演奏、がんがんと弾く曲がおおいので、今後しっとり感も加わってくるのか、どう変わっていくかが楽しみなピアニストです。
さいごの曲はアルト・サックスにJonathan Orlandという人が加わったカルテット、以外にオーソドックスなソフトな音色の人で、でも知りません。

ちょっと甘いけど若さの気持ちよさには推薦です。
you TubeでMaking of “Hoi An”を見ることが出来ます。

Hoi An / Xavier Thollard

Xavier Thollard - piano
Youen Cadiou - contrebasse
Vincent Touchard - batterie
*Invit・:
Jonathan Orland - saxophone alto

01 - Vibrations, part 2
02 - Sormiou
03 - Nica's Dream
04 - 2eme set
05 - Soft eights
06 - Running
07 - Suite sans titre
08 - Comin' home baby
09 - Bessie's blues
10 - H
コメント (2)
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