JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

一人が好き PIERRE LAPORTE

2010-03-04 21:06:01 | 聞いてますCDいいと思う


2009年6月にmixされたフランスのアルバム、このピアニストPierre Laporteの情報はまるで引っかかりません、ベースのFrancis Fautraiは幾つかのアルバムにエントリーされているのがわかりましたが、二人ともとにかく始めての人です。
3曲にベースが参加した形の基本的にはピアノ・ソロ集。
1曲目ゆっくり綴る内省的なメロディが、時々クラシカルな変奏曲のようになり、演奏で、ピアノのテクは充分でしょうと始まりました。
2曲目でベース参加で、このベース太くてリズムしっかり刻んでなかなか良いです。
この曲も内省的でピアノの感じとしてはバティスト・トロティニョンを思い浮かべる感じです。
3曲目はクラシックの小品を思わせる美しい曲
4曲目でスタンダード、こんなにゆっくりな内にこもったグリーン・ドルフィンははじめてですが、暗くはありません。
5曲目、ベースが4ビートを刻むと、これまでのクラシカルな内省的なピアノと思いきや、以外リズムにのって軽やかに歌います。
6曲目聴いたことがあるような、セルジュ・ゲンスブールの曲、日本の童謡みたいに聴こえるところもあり軽い感じが増しました。
アルバムタイトルは実は長くて「La seule incnne qui erpond a mes lettres」というもので、フランスで活躍するシンガー・ソングライター、ケレン・アンの曲“disparition”の歌詞の一部とまではたどり着きました。
「手紙でしか答えられないわ」という事でしょうか。
7曲目、ラグを少し入れてリズミカルな曲、このアルバム5曲目など聴いてリズミックなのでドラムスなどなぜ入れないのだろうと考えていました。
この曲を聴いていると、ベース音がそしてドラムスの僅かのタイミング音もピアノで表します。テンポとタイミングを自由に変えながら演奏していて、これリズムを刻み相手がいるより、すべて自分の調子で闊達に弾くのが好きなのかもしれません。自由に自分のテンポを変えながら進んでいくと、途中では曲が“ビリーズ・バウンズ”になったり、とても自由です。一人で自由にするのが好きなのかもしれません。
8曲目、クラシックの小品のように聴き始めると、マッカートニーのメロディがでて、この軽やかさがとてもいい。
出だし少し重たい感じでしたが、後半のリズムを上手く操り、歌うのがとても気持ちが良い。
最後は静かな小品でおわります。
それにしてもピアノの人知りません。

La seule inconnue qui repond a mes lettres / Pierre Laporte

Pierre Laporte piano
Francis Fautrai bass

1 pas loin de la
2 Puni Cagibo!
3 Derrere les choses
4 On Green Dolphin Street
5 ils s'offrent des roses
6 Dieu est unfumeur de havane
7 Lucky
8 From a window
9 L'affaire Melanie Simon
コメント (2)
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