JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

春の香り再び JUBILEE / Louis van Dijk

2010-03-03 21:48:19 | 聞いてますCDいいと思う


ルイス・ヴァン・ダイクがお気に入りだから、知らないアルバムがあるとつい聴いてみたくなります。
このアルバム2001年9月の録音二つのリズムじんの演奏が交互に収められていますがどちらも方の張らないスタンダード、一つはM&Iの「バラード・イン・ブルー」のリズム、もう一つはもすこ馴染み深いメンバーで、ゲストとして2曲トロンボーンのBart van Lierが入ります。
1曲目“煙が目にしみる”から2曲目“イエスタディーズ”と二つのグループの差は大きく感じませんが後のほうがリラックスどが強い感じです。
3曲目“My One And Only Love”ジョニー・ハートマンも思い出す緩やかなタッチ、いつものちょっとアカデミックなヴァン・ダイクよりリラックスした演奏は、ちょっととまどいますが、これもオランダの国内盤としてはいいのでしょう。
4曲目でトロンボーンのBart van Lierが柔らかい音色で、グループ・サウンドのJAZZの楽しさを伝えてくれる演奏です。
5曲目、“I Want To Be Happy”軽く弾くピアノのフレーズは、軽やかでありながら、フャフャしていない、宙に舞う透かしいりの和紙のように模様がしっかり見えるのです。
6曲目、そうしているとヴァン・ダイクはピアノを弾いているにも関わらず、私の横にきて親しく話しかけてくるような余裕、聴くものへの優しさを感じます。
7曲目“In The Wee Small Hours Of The Morning”ハクエイ・キムも時々演奏するとても優しい気持ちになる曲、それをダイクもとても優しく弾きます。
9曲目、並んでいるスタンダードを変に形崩さずにストレートのジャズするのは、やはり実力明白だからでしょう。
11曲目、アームストロングで有名なの曲をという事で、先日初めて上手くはまったとスウェーデンのピアノストをかきましたが、これも軽やかで素敵でした。


ルイス・ヴァン・ダイクのアルバムとして特出した色合いるとは思いませんが、そこは彼のすばらしいところで、スーとスタンダードを仲間と演奏したようで、とても素敵な色香を残していくのです。
知らないうちにとか、気がつかないうちにヴァン・ダイク大好きという人が多いのです。
そんな人が、何の気なしに選んでますと言うアルバムです。

何の気なしではありませんが、先日鉢植えした沈丁花が開きました。外においてあったの、玄関先に持ち込みました。



大好きな沈丁花の香りが(実はフッと春先に感じるのがすきなのですが。)これは結構ドアを開けると漂って、自分で獲得した春の香り、言えばヴァン・ダイクのピアノのように香るのです。

JUBILEE / Louis van Dijk

Louis Van Dijk (p)
Edwin Corzilius (b)
Ruud Jacobs (b)
Frits Landesbergen(ds)
John Engels (ds)
Jeroen de Rijk (per)
Bart van Lier (tb)


1 Smoke Gets In Your Eyes
2 Yesterdays
3 My One And Only Love
4 Soon
5 I Want To Be Happy
6 Have You Met Miss Jones
7 In The Wee Small Hours Of The Morning
8 Home At Last
9 Love For Sale
10 Stars Fell On Alabama
11 What A Wonderful World
12 Blues For Pim
コメント (2)
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