場所・岡山県井原市芳井町簗瀬「桜渓塾跡公園」
訪問日・2024年4月7日
嘉永6年(1853年)に創立された、「興譲館」は、現在
全国屈指の歴史を誇る高校であり、女子マラソンの強豪としても知られている。
初代館長となった漢学者の阪谷朗廬は、それ以前、ここ”桜渓塾”で塾長を行っていた、
桜渓塾(おうけいじゅく)
嘉永4年(1851)、阪谷朗廬が伯父山鳴大年、岳父山成直蔵の協力によって簗瀬の桜谷に漢学塾(桜渓塾)を開き、
青少年の人材育成のため大いに尽くしました。
桜渓塾の朗廬を訪ねて全国各地から漢学者や漢詩仲間がやって来て賑わいました。
嘉永6年(1853)、一橋領代官所江原役所は郷校を設立して朗廬に教授を依頼しました。
朗廬は、これに応じ郷校興譲館へ居を移しました。
その後、15年間興譲館で子弟育成に当たり多くの人材を世に出しました。
大正2年(1913)、桜渓遺跡保存会によって記念碑建立、草廬補修、園庭植樹が行われ、
以後桜渓塾は興譲館館祖が初めて塾を開いた記念の地として保存されています。
井原市指定重要文化財
指定年月 平成17年3月
井原市教育委員会