12月22日、福島県東白川郡塙町在住の従姉妹宅から、お餅などが大きめの段ボールで届きました。

千昌夫さんの『北国の春』の歌詞には、一つ嘘があります。♬届いたおふくろの小さな包み♬というヤツです。従姉妹の荷物がこんなに大きいのに、おふくろから届く荷物は小さなどころではなく、でっかいのですね。
というわけで、荷物からキューイやら、米袋に入ったネギやら、ごぼうやら、自粛期間中に従姉妹が採ってきたというゼンマイやら、手作りの切り干し大根やら、豆餅やら、白い餅やらを冷蔵庫、物置きに整理しました。



そして、豆餅を亡き友人Sくんの案内で、台湾の市場で「これらの刃物は旧日本軍が置いていった洗車などの鉄から作った中華包丁、買ってったら!」と勧められて購入した中華包丁で切り、オーブンで焼き、納豆餅と「たかど餅(注)」にして、美味しくいただきました。
(注)「たかど」は、私の町で「大根おろし」を意味します。この謎が解けたのは、会津でおろしそばをご馳走になった時です。昔、長野の高遠藩から、そば職人も連れて会津に転勤してきた殿様が、領民に「おろしそば」をふるまったそうです。それを喜んだ領民が、「高遠藩の殿様の大根おろしが載ったそば」を「高遠そば」と呼び、転じて「大根おろし➡︎たかど」になったのですね。