桐生操 著
おなじみのシリーズだが、ここで書くのは初めてかもしれない。
というのも、文中の!マークの多用とか、文章の運びとかが、
週刊誌っぽいというか、軽々しいというか、あまり好みでないんだよねえ。
しかし、内容的にはよく研究されていてとても面白いのだ。ジレンマ。
これが淡々と書かれたものだったら、シリーズ全部揃えたと思う。
もちろん目新しいものばかりがあるわけではないのだが、謎に満ちた
事件や人物を切り取り、当時の社会情勢や文化的な背景を交えつつ
語る、という形式なので、特に歴史に強くなくても楽しく読める。
もしかしたら、私が好まない文章も、人によってはすごく読みやすいの
かもしれない。わがままでごめんなさい。
歴史に残る人物には、人を惹きつけるカリスマ性がある。
それが周囲のお膳立てによって作られたものか、本人がたまたま持ち合わせた
資質なのかは別として、まわりの全てを巻き込み、大きくなっていく。
きっとその中心にいる本人は、台風の目の静けさのように、案外周囲の
状況はわかっていなかったのではないか、という気がするのだがどうだろう。
自らそれに酔い、突き進んでいくような人物であったとするなら、
相当に特殊な、普通の暮らしは到底できないような人だったのか。
同じ人物でも角度を変えると違って見える。
それが歴史のおもしろさと思うのだが、こんなふうにキーワードで
まとめた本は、それを存分に楽しませてくれる。
おなじみのシリーズだが、ここで書くのは初めてかもしれない。
というのも、文中の!マークの多用とか、文章の運びとかが、
週刊誌っぽいというか、軽々しいというか、あまり好みでないんだよねえ。
しかし、内容的にはよく研究されていてとても面白いのだ。ジレンマ。
これが淡々と書かれたものだったら、シリーズ全部揃えたと思う。
もちろん目新しいものばかりがあるわけではないのだが、謎に満ちた
事件や人物を切り取り、当時の社会情勢や文化的な背景を交えつつ
語る、という形式なので、特に歴史に強くなくても楽しく読める。
もしかしたら、私が好まない文章も、人によってはすごく読みやすいの
かもしれない。わがままでごめんなさい。
歴史に残る人物には、人を惹きつけるカリスマ性がある。
それが周囲のお膳立てによって作られたものか、本人がたまたま持ち合わせた
資質なのかは別として、まわりの全てを巻き込み、大きくなっていく。
きっとその中心にいる本人は、台風の目の静けさのように、案外周囲の
状況はわかっていなかったのではないか、という気がするのだがどうだろう。
自らそれに酔い、突き進んでいくような人物であったとするなら、
相当に特殊な、普通の暮らしは到底できないような人だったのか。
同じ人物でも角度を変えると違って見える。
それが歴史のおもしろさと思うのだが、こんなふうにキーワードで
まとめた本は、それを存分に楽しませてくれる。
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