掲題の本は、日経新聞で松岡正剛氏が薦めていたので読んでみました。
読んだところ、目からうろこ、の内容でした。
例えば冒頭の部分、仏式の葬式のいろんなルールについてですが、実は仏教を淵源とせず、儒教の要式とされるものがかなり入り込んでいるそうです。
さらに、そもそも儒教がどのような歴史をもつか、また中国において仏教や道教とどういう関係があったのか等、大きく歴史を俯瞰する内容は、本当におもしろく感じられました。
とくに儒教の礼教性と宗教性の分離の説明は、日本における儒教の位置づけも含め、頭の整理に大変役立ちます。
中国人が人生を楽と感じ、インド人が苦と捉えるとか、ややステレオタイプ的な意見には少し違和感を感じるところもありましたが、全般としては大変お薦めの本です。
読んだところ、目からうろこ、の内容でした。
例えば冒頭の部分、仏式の葬式のいろんなルールについてですが、実は仏教を淵源とせず、儒教の要式とされるものがかなり入り込んでいるそうです。
さらに、そもそも儒教がどのような歴史をもつか、また中国において仏教や道教とどういう関係があったのか等、大きく歴史を俯瞰する内容は、本当におもしろく感じられました。
とくに儒教の礼教性と宗教性の分離の説明は、日本における儒教の位置づけも含め、頭の整理に大変役立ちます。
中国人が人生を楽と感じ、インド人が苦と捉えるとか、ややステレオタイプ的な意見には少し違和感を感じるところもありましたが、全般としては大変お薦めの本です。