山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

立山~阿曽原温泉~下ノ廊下~黒部ダム周回9/24

2013-10-05 | 2013山登り

山域山名:北アルプス・立山三山、黒部川下ノ廊下(富山県)
期  日:2013年9月22日(日)~24日(火)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい
行動記録:
9/24 阿曽原温泉800m(5:45)→仙人谷ダム(6:40/7:00)→東谷吊橋(7:20)→半月峡(8:10)→作廊谷合流点(8:20/8:25)→十字峡(9:00/9:20)→白竜峡下(10:20)→白竜峡上(10:30/10:40)→黒部別山谷(11:05/11:50)→鳴沢小沢(12:50/13:00)→内蔵助谷出合1360m(13:50/14:00)→黒部ダム下(14:50/15:05)→黒部ダム1550m(15:40)

<天候:晴れ>
いよいよ3日目、今日はメインの黒部川下ノ廊下へ。

仙人ダムからの雲切谷の滝。これでも落差100m以上あるか。

Imgp5558_2_2


ダム上を右岸に渡り、最初は車道を行く。

Imgp5562_2


吊り橋たもとにあった構造物、資材を加工した工場跡か?

Imgp5563_2


東谷吊り橋を渡ったら、いよいよ下ノ廊下だ。黒部ダムまで15.6㎞。

Imgp5565_2


急坂を登ったら、ずっとへつり道。

Imgp5570_2


あのトンネルの中に黒四発電所があるなんて、想像がつかない。

Imgp5573_2


S字峡。

Imgp5581_2


半月峡。

Imgp5580_2


わぉ~!、真下はすごい高度感。

Imgp5576_2


こんな場所に道を造ったものだ。昔の人の力はすごい。

Imgp5584_2


右は岩の壁、左はスパッと谷。

Imgp5593_2


番線があるので大丈夫だが、所々切れていて、ないところは慎重に行く。

Imgp5594_2


関西電力から整備を委託された作業員が足早に抜いていく。
毎年、下ノ廊下の整備が完全に終わるのは10月半ば過ぎ。10月末には雪が降るから、また来秋に修繕に入る、の繰り返し。
でも、毎年完璧に整備しておかないと、次の年は整備が間に合わず通れなくなるから。
まだ、この先は整備中なので、十分注意して通行してくださいと言われました。

Imgp5590_2


十字峡の吊橋。

Imgp5597_2


十字峡広場から急坂を下ると大きな岩上の見晴台。

Imgp5613_2


右が棒小屋沢、真ん中が黒部川、左からが剱沢。この場所に来られて満足。
棒小屋沢は上流で黒四発電所に水を引いているので、水量が少ないらしい。

Imgp5604_2


側壁からの飛沫を浴びながら。

Imgp5618_2


一昨年10月に崩落した斜面。

Imgp5616_2


桟橋は傾いていたが、恐怖感はない。

Imgp5622_2


美しい黒部の流れ。

Imgp5626_2


広河原を過ぎると、だんだん黒部の流れも狭くなってきた。

Imgp5625_2


いよいよ、核心部の白竜峡。
標識は登る側に設置されている。当たり前か。

Imgp5628_2


まさに秘境・黒部川らしい景観。

Imgp5631_2


道をふさいでいる問題の残雪。1週間後には消えたらしい。

Imgp5632_2


ロークづたいに高巻く。

Imgp5636_2


オーバーハングした壁に道がついている。すごい。

Imgp5638_2


番線がないと、ちょっと危ない場所。

Imgp5639_2


見上げればこんな光景。

Imgp5642_2


ダムから下ってきた登山者と初めてすれ違う。安全な場所でよかった。
今日は5,6パーティ、15名くらいだった。

Imgp5645_2


白竜峡の核心部。

Imgp5653_2


右の谷が黒部別山谷。

Imgp5660_2


まだまだ大ヘツリが続く。

Imgp5662_2


黒部別山谷は雪渓が崩壊したばかり。この出合で昼食タイム。

Imgp5664_2


対岸にへばり付くブリッジの残骸。

Imgp5673_2


すぐしたの雪の上には熊の死骸が。春の大雪崩でやられたか。恐るべし黒部。

Imgp5681_2


鳴沢小沢の滝。

Imgp5684_2


棒ノ木平まで来ると、谷も穏やかに。

Imgp5687_2_2


内蔵助谷出合の橋。

Imgp5691_2


内蔵助谷と丸山東壁。

Imgp5692_2


ここまで来れば、黒部ダムまであと少し。赤沢
岳も見える。

Imgp5695_2


小さなアップダウンを何度も超えると、黒部ダムが見えた!!。登った者しか味わえない感動だ。
この巨大なダムを造るため、大正末期から昭和初期にかけて電源開発調査の目的で造られた旧日電歩道。改めて、先人の偉大さが分かりました。

Imgp5701_2


最後の急坂を登って、黒部別山を振り返る。

Imgp5702_2


扉を開けて入れば、アルペンルートの車道。

Imgp5709_2


下ノ廊下が通れるのは賞味1ヶ月間ほど。雨が降れば黒部川の水量も増え、側壁からの滝も出現するだろう。
今回は天候にも恵まれて、剱岳と素晴らしい黒部川の景色も楽しめた。感謝感謝。

次回はダムから下って、祖母谷温泉と白馬岳をつなげたい。



GPSデータも取りましたが、黒部川遡行は谷が狭く、うまく衛星が補足できなかったようです。


201309bmp