山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

鳥海山・鳥越川to千蛇谷(新山北壁&鳥越川を滑る)

2018-08-28 | 2017-18山スキー
山域山名:鳥海山・鳥越川千蛇谷、新山
期  日:2018年4月22日(日)
参 加 者:みやぶー、らがー
行動記録:中島台470m(5:35)→獅子ヶ鼻→鳥越川右岸台地1090m(8:10/8:15)→千蛇谷1840m(10:25/10:35)→新山2229m(11:40/12:30)~北壁滑降~鳥越川右岸台地(13:20/13:35)~獅子ヶ鼻~吊橋(14:05/14:15)→中島台(14:25)
<天候:快晴>

昨日の心地よい疲労を感じながら、今日は東北屈指、本邦でも有数の名ルートといってもいいだろう、鳥越川から千蛇谷を詰めて新山までの北面ロングルートを目指す。

自分にとっては鳥越川千蛇谷は3度目。2015年4月は同じ中島台から、昨年3月には単独で横岡からトレースしていてルートはほぼ熟知しているので、あとは好天に当たることと(途中で荒れたら無事に帰れる保証もなくなる)、昨晩にエネルギーをたっぷりと蓄えた相棒のがんばり如何。

今日は中島台からなので、楽なもんよ~、とラガーにハッパをかけて出発(笑)







吊り橋の先で雪がつながったのでシール進み、あがりこ大王と再会。




今日もパワーを注入~(笑)




獅子ヶ鼻湿原からの新山。遙か彼方のこの姿を見ると、モチベーションはおのずと高まる。




今日は少し風が強いが、視界は良好。絶好の登頂日和だ。




こんな落とし穴に落ちたら、雪の下を流れている沢にもっていかれて出てこれないだろう。




鳥越川台地に上がる。




素晴らしい!!







登るの登るも、、




景色は変わらない。。これが鳥越川。




大斜面を登り切ると、いよいよ千蛇谷へ。










昨日登った文殊岳が右端に見える。




鳥海山神社を振り返る。




シールでブリッジに乗り上げ、新山の頂きへ。




鳥越川から3本目~。




大展望を満喫しました。




新山山頂からGo!




らがーの視線には、




新山北壁の超特大バーン。思わず、声を上げてしまった。




表面に軽く新雪がのった超極上斜面を雄叫び上げながら滑る。







これぞ、山スキー。




今日はどんピシャのTheDAYでした。




北壁をバックに、




鳥越川台地をクルージングするのも、このルートの醍醐味。




何度訪れても、いつも感動させてくれる。さすが名ルートですね。




ありがとう。







また来るよ。








鳥海山・万助道(南面ロングルートを滑る)

2018-08-22 | 2017-18山スキー
山域山名:鳥海山・文殊岳、笙ケ岳
期  日:2018年4月21日(土)
参 加 者:みやぶー、らがー
行動記録:林道430m(6:55)→一ノ滝460m(7:05)→万助小屋950m(8:50/9:10)→仙人平1400m(9:50/10:00)→文殊岳2005m(12:00/12:40)~蛇石流1530m(13:00/13:10)→鳥海湖(13:20)→笙ケ岳1635m(14:05/14:30)~檜ノ沢1280m(14:40/14:45)→万助道1280m(14:50)~万助小屋(14:55/15:10)~雪消え550m(15:50/16:05)→林道(16:20)
<天候:快晴>

鳥海山のベストシーズンは、残雪が適度なザラメ状になる3月末からアプローチとなる車道の除雪完了前の4月半ばまででしょう。
広大な斜面で人にほとんど会わず、おまけに山麓までばっちり滑れる。
翌週に道路開通を控えた静寂の鳥海山南北ロングルートを滑るべく、埼玉から500キロ遙々走って、いざ山形遊佐へ。





遊佐の桜はちょうど満開!




車は一ノ滝手前まで入れた。




夏は車道終点となる一ノ滝駐車場。




夏道もすぐに雪が出てきた。




ここでシール登高。




三ノ滝への分岐。雪解け水の爆音が凄い。




しばらく凹状の尾根を行く。




アガリコ大王に負けないくらいのブナの巨木。こんな奇木がたくさんあった。




パワー注入~(笑)




万助小屋。素晴らしい立地だ。







仙人平。あそこまで行くぞ。




トンビ?鳥海山はオオワシを始め、猛禽が多い。




見えてるから?いやいや斜面がとにかくデカいから稜線まで長かった。




文殊岳の頂き。




新山と千蛇谷を眺めて、明日へのモチベーションはさらにUP。ラガーは仰天~(笑)




1本目は眼下の斜面へ。




たまりません。




蛇石流をカッ飛ぶ!




さすがこの時期の鳥海山は何もかもが最上級ですね。




蛇石流から鳥海湖にハイクアップ。まだ完全に埋もれている。




長坂道まで登り上げる。




笙ヶ岳山頂へ。日本海はすぐそこだ。




本日2本目はこの斜面。




Go~!!










中間部にはクラックあり。




効率的に万助道へ合流するため、登りにチェックしておいた檜ノ沢下降点まで回り込む。




10m板を脱いだだけでドンピシャで万助道へ。バックが滑った笙ヶ岳南面。




春のロングツアーを満喫。




万助小屋には酒田の高校生が雪堀りしていました。毎年来ているようで、数m下の水場も分かるとのこと。流石!
今年は例年より雪が多いと言っていた。




小屋から下部もブナ林ツリーランで楽しませてくれる。お気に入りルートに入りました。




ちょっと滑りすぎて藪漕ぎはご愛嬌(汗)




今日のスキーはこれでおしまい。







お疲れさん。足慣らしのつもりが…




たっぷりロングツアーになってしまった(笑)




東北一の名峰でしょう。




今宵の宿はいつもの松本旅館さんへ。







プライベート夕陽台。




本日のご褒美と明日の鋭気をたっぷりと~。






燧ヶ岳硫黄沢滑降

2018-07-29 | 2017-18山スキー
山域山名:会津・燧ヶ岳(福島県)
期  日:2018年4月14日(土)
参 加 者:みやぶー、はしけん
行動記録:キリンテ橋1030m(5:00)→七入1070m(5:20/5:30)→橅平1350m(6:15/6:20)→メラッパシ田代1650m(7:35/7:55)→東田代1800m(8:10/8:25)→燧ヶ岳2346m(9:50/10:15)~硫黄沢1640m(10:35/10:55)→東田代下(11:10/11:30)~橅平(12:00)~キリンテ橋(12:30)
<天候:晴れ>

前日に檜枝岐観光協会に電話したら、車はキリンテ橋までで通行止めとのこと。除雪はすでに終わっているが、御池まで開通するのは来週以降のようだ。
となればチャリの出番で、静かな裏燧を楽しめるだろう。

夕方から荒天予報なので日の出前に出発。




今日はどんな微笑みを見せてくれるだろうか。




はしけんが行ってしまう、、




Myチャリはヘヤピンが登れず~ギブアップ(笑)




スキーでショートカットだ~







遠回りの車道経由とそう大差はなかったみたい。




七入沢のブリッジを渡って橅平を行く。山毛欅に付けられた目印は何のためだろうか。




急斜面を登ると、




御池からの車道を横切る。今年はすでに沼山峠まで除雪完了してるようだ。




今日のルートはお気に入りのメラッパシ田代経由で行く。







東田代は吹き下ろしの強風が吹いていた。山頂はもっと吹いてるだろう。







燧ヶ岳山頂♪




至仏山はすでに雲に覆われていた。




越後側はまだ晴れている。




視界が持ってくれたので、予定どおり硫黄沢に滑り込もう。




大斜面を滑る。




前日の新雪が重かったがまずまず。










小尾根を乗っ越して、




あとは一気に。




登り返し点までアッという間。




フェーン現象だろうか、暑い!




上手く斜面をトラバースして東田代下から再びGo!




パラシュートがあったら、きっと空を飛んでました(笑)




チャリにまたがれば重力に任せるだけ~




よくがんばった!!~by Myチャリ(笑)









下り俣沢からタカマタギ

2018-07-28 | 2017-18山スキー
山域山名:越後・タカマタギ(新潟県)
期  日:2018年4月8日(日)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、ふくせんぱい
行動記録:毛渡沢橋550m(8:15)→林道→小松沢出合(9:40/10:00)→二俣→下り俣沢→タカマタギ1529m(12:45/13:30)~下り俣沢~小松沢~毛渡沢出合(14:00/14:10)~林道→毛渡沢橋(15:00)
<天候:くもり一時晴れ、稜線小雪>

異常に早い融雪と、ならば残雪が多い日本海側の天候は寒気の南下で悪天予報。
その真ん中に位置する土樽エリアは比較的天気がよさそうなので視界が得られるだろうと、
ダメもと半分でまだ入ったことのない南面の下り俣沢ルートでタカマタギを目指した。

例年なら国境稜線からのロングツアー下山用の車であふれる毛渡沢橋にも、今日は1台も車はなかった。
前夜の淡雪で泥泥となった林道を行く。




林道の除雪は大滑沢まで。







小松沢出合はせんぱいとの思い出の場所。熊高山岳部のGW新人歓迎合宿でベースを張った場所だ。




出合から小松沢の右岸側を行ってみたが、雪が消えた崖で行き詰まり引き返す。2万5千図地形図の水線とは違うようだ。




改めて左岸側の植林帯を行く。この辺りに丸木橋があったはずだが(35年前です)、なくなったようだ。




ブリッジが出てきた。




南俣沢を分けて下り俣沢に入る。




懸念していた沢割れは、ちょうど1000mから完全に埋まった。これで行ける。




春の全層雪崩が多かった今シーズンにしては、春先に起きたものはあったものの驚くほど沢中はきれいだ。




順調に高度を上げる。




1330m二俣は右に入り、山頂間近になると傾斜が一気に増す。




適当な斜面を見つけて支尾根上を登る。




最後の壁を登り切るとタカマタギ山頂へ。




山頂で休んでいると視界が回復。山頂マイナス5℃、新雪10センチ弱。今日はグッドタイミングDayだ。


棒立山と巻機山。




国境稜線。




日白山。




では。







ほんの短時間の日射で重たくなったが、快適な振り子沢の新雪滑降が楽しめました。










下りはあっと言う間だ。




小松沢最下部のブリッジ。




毛渡沢林道へ。







人気エリアにもかかわらず今日は誰にも会わず。




プラン通りの1日でした。












蓬沢から武能岳(白樺沢toケサ丸沢滑降)

2018-07-25 | 2017-18山スキー
山域山名:上越国境・武能岳(新潟県、群馬県)
期  日:2018年4月1日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:土樽600m(6:15)→蓬沢800m(6:55/7:00)→西俣沢出合1000m(7:55)→西俣沢右岸尾根→稜線1560m(9:50/10:00)→武能岳1759m(10:40/10:55)→肩1650m(11:15/11:30)~白樺沢toケサ丸沢滑降~ケサ丸沢1300m(11:55/12:05)→稜線1560m(12:30/12:45)~尾根to西俣沢滑降~蓬沢出合1000m(13:10)~林道700m(13:45)→土樽(14:05)
<天候:快晴>

新年度初日。明日からつまらない日々を過ごさねばならないが、そんなことは忘れて今日を楽しもう。


しまらく林道を歩いて雪がつながったのは檜又谷出合から。




融雪は異常に早く進んで蓬沢はすべて露出していた。




ブリッジはここだけだった。しかもかなり危うい感じで帰りは大丈夫か?




左岸側を行くと蓬沢本流は巨大なデブリが埋め尽くしていた。イイ沢を詰めるプランはこの時点でなくなった。




西俣沢の適当な所から右岸尾根に取り付き、ブナ林からオープンバーンを快適に高度を上げていく。




尾根上は雪が切れていた箇所があったが、上手く北側に回り込んで突破。最後の壁はアイゼンで抜ける。




目指す武能岳が眩しい。




稜線は完全な夏道。武能岳山頂からのラインは雪が切れているのでスキーは肩下にデポした。




肩からの武能岳、一ノ倉岳。




万太郎山から仙ノ倉山。




日白山とタカマタギ。これをみて翌週のプランを決めた。




クラックに注意を払いながら、




気持のよい稜線を登って武能岳山頂へ。大展望をのんびりと満喫しました。




スキーをデポした肩から、眼下の白樺沢へGo!!




たまらない!!




小尾根を乗っ越してケサ丸沢へ滑り込む。




ちょうど夏道が横切る1300mから登り返す。




稜線を挟んだ斜面をトレース、これぞThe春Skiですね。




バックには魅惑の朝日岳西面。いつかはぜひ。




稜線に到着。




出だしは登路沿いを滑降。




吸い込まれそうな素晴らしい斜面。だが、あの蓬沢デブリランドに行く付くので途中までドライブ。







尾根を乗り換えて、




西俣沢を滑る。




ブリッジは無事でした。




ここでThe END。




小雪ながら天候も雪質もGoodで最高のDayでした。