山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

稲包山

2017-02-28 | 2016-17山スキー
山域山名:上越国境・稲包山(新潟県)
期  日:2017年2月11日(土)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、らがー
行動記録:湯ノ沢橋940m(9:10)→林道最終(旧三国スキー場ベース)1150m(10:00/10:15)→湯之沢スノーブリッジ1250m(11:00)→国境稜線1480m(11:50/12:00)→西稲包山肩1560m(12:25)→稲包山1597m(12:45/13:00)→1550mピーク(13:25/13:55)~湯之沢スノーブリッジ1250m(14:10/14:20)→湯之沢左岸(14:30/14:40)~林道(14:45)~湯ノ沢橋940m(15:00)
<天候:晴れ後小雪>

平標山で激パウを楽しんだ翌日は、お気に入りの旧三国スキー場エリアの国境稜線にある稲包山へ。

稲包山には、2010年1月と2015年2月に上州側の官行から、2014年2月に越後側の湯ノ沢からと3回登っている。
(2015年は雪崩で山頂直下15mで退却)

2010年1月の記録(上州側)

2014年2月の記録(越後側)

2015年2月の記録(上州側)


今日は越後側からのルート。


寒気は強いが、日中は等圧線が東西に寝た形の里雪型。こんな気圧配置の時は、谷川岳以西国境稜線の天候は良い場合が多い。




一番奥のホテル丁さんに車を駐めさせてもらって出発。(料金は支払いました)




「国道」はほぼ例年どおりの積雪。いつもはしっかりラッセルなのだが、今日は雪上車の跡が。




旧三国スキー場ちょうちん岩コース。




これが、反対側にそそり立つちょうちん岩。




メインゲレンデだった、から松コース。




背後からCATがやって来た。ガイドは白人でお客の日本人が3、4名ほど。今年から営業を始めたのだろうか。キャットで運んで旧三国を滑らすらしい。
これで三国の静寂が失われてしまった。残念。。




湯ノ沢へ入る。




ほぼ夏道に沿うように左岸を進む。




1250m付近のスノーブリッジを渡って右岸側へ。




枝沢に入る。




小さい沢にもこんな雪庇が。今年の強風を物語っている。




振り返れば三国スキー場と西沢の頭。







稜線まであと少し。







西稲包山を越える。




西稲包は直下の東側斜面を巻き気味にルートを取る。




西稲包山の背後に、大きな上ノ倉山と一昨年に登ったセバトノ頭。




小稲包山北斜面を巻くと、稲包山が見えた。







山頂目前。




立ちました!




厳冬期の稲包山の頂きは格別。




山頂をあとに。




何度見ても美しい。







西稲包山から滑降へ。













ブリッジから少しの登り返しがあるのでシール装着。




天候が崩れてきた。ドンピシャだ。




ちょうちん岩に別れを告げて。




今シーズンの課題にしていた稲包山再訪ができて満足。





静養

2017-02-28 | 日記
2月最終週末は厳冬期の仕上げで尾瀬至仏山の予定でしたが、
前々日のパッキング中にまさか~!のギックリ腰(痛)&(泣)

土日は一歩も外に出られずに静養でした(トホホ‥)
週末に山に登らなかったのはいつ以来だろうか。。7月??

当たり前ですが健康が一番ですね。
頭も含めてよい休養になりました(笑)

1月と2月は強い寒気の吹き込みで、
関東は強風が吹き荒れて、山雪型の気圧配置は例年以上でしたが、
冬型狭間の暖気と12月の異常高温で、今冬もなんだかんだで平均気温では暖冬でした。
上越国境や会津の山の積雪は平年並みでしょうか。

明日から季節は春となる3月。
早く腰を治して、陽光の雪山に向かいます。

平標山

2017-02-16 | 2016-17山スキー
山域山名:上越国境・平標山(新潟県)
期  日:2017年2月10日(金)
参 加 者:みやぶー、はしけん、らがー、キム兄、カサカサ、ガク、ガチャピン
行動記録:火打峠980m(8:20)→ヤカイ沢1320m(9:35/9:45)→1650m(10:40/11:05)→稜線直下1830m(11:55/12:30)→ヤカイ沢1400m(12:50/13:20)→1710m(514:15/14:30)~ヤカイ沢1400m(14:45/15:00)~火打峠(15:25)
<天候:吹雪>

日本海上空500ヘクトパスカルで-36℃以下の強い寒気に覆われたこの日、一日中上越国境稜線は強風と吹雪に見舞われた。
こんな日はツリーランに限る。今シーズン2回目の平標山で、チチビアンチーム4名と激パウを楽しんで来ました。

三国峠越えは恐ろしいほどの地吹雪で、道路幅が分からなくなって何度もブレーキを踏んだほどだった。
いつもの駐車スペースから出発。




別荘地の雪壁もずいぶんと高くなった。







ガク君とは昨年3月の西大巓以来。




ヤカイ沢を登る。










極上のブナ林へ。




吹雪いている今日も(笑)




森林限界を超えると、一層風は強くなった。




強風は耐えず吹き続けている訳ではなく、息をするように弱まるタイミングもある。




でも今日は冬の烈風だ。




稜線直下1830mで登行終了。




この先は瞬間20m以上で飛ばされる恐れあり。気温-11℃、稜線で吹かれ続けたら凍傷の危険も出てくるだろう。




下山開始。




吹きっさらし斜面は、滑るというより下降。




安全地帯に入ったら、パウダー大会開始!










ガチャピン、ご満悦!こんなパウダーはゲレンデにはないでしょう。
















カサカサさんもフェイスショット!




チチビアン、大喜び~!!







最高!!!




もう1本。













1710mまでハイクアップ。




Go~!










キム兄、放心状態!







みんな雪まみれで、笑いが止まりません。







林道までもストレスフリーパウ。




大満足!




車も雪まみれ。チチビアンとはしけんは埼玉にお帰り。







らがーと自分は今宵の宿東屋ロッジへ。(写真は翌朝のもの)




温泉と料理でまったり~。




明日はお気に入りの稲包山へ。




二岐山

2017-02-15 | 2016-17山スキー
山域山名:南会津・二岐山(福島県)
期  日:2017年2月5日(日)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい、きむてつ、らがー、くり♂
行動記録:二岐温泉P770m(9:10)→1300m(10:20/10:35)→二岐山男岳1544m(11:10/11:45)~二岐温泉(12:35)
<天候:曇り>

暖気を伴った低気圧が近づき、久しぶりに気温が上昇して上越国境でも2000mまで雨が降る予報の日曜日。
こんな日は、降り出しのタイミングが遅い会津の山が狙い目だろう。
一昨年の秋に歩いた二岐山を滑りに東北道を北上した。


大平から二岐山がきれいに見えた。




ぶな山荘前の駐車場から出発。




下部は杉林や雑木林があるが、すぐにブナの森に変わる。







高度を上げるにつれて斜度が増していき、最後の100mは細い尾根上のキックターン連続だった。




そこを登り切れば、素晴らしい展望が待っていた。




小白森山の奥に大白森山。




ピラミダルな旭岳。




流石山から三倉山に続く美しい稜線。




会津駒ヶ岳方面の山並み。




隣の女岳、遠くには飯豊連峰。




磐梯山。




裸のキングコング現る(笑)







いざ、滑降へ。



















下部は気温が急上昇してセメント雪ストップスノーに変わっていた。




ブナ山荘でお風呂を頂いていると小雨が降り出しました。




2017山スキー訓練・赤倉山

2017-02-14 | 2016-17山スキー
山域山名:妙高山系・赤倉山(新潟県)
期  日:2017年1月29日(日)
参 加 者:熊トレ山スキーチーム(14名)、チチビアンチーム(3名)
行動記録:妙高池の平スキー場カヤバゲレンデTOP1430m(10:05)→林道1590m(10:25/10:35)→赤倉山前衛1920m(11:35/12:05)~旧カナメゲレンデ(12:20)…ビーコン訓練(13:00~15:30)~池の平スキー場
<天候:晴れ後曇り>

翌日は山スキー訓練。今年は熊トレから14名、チチビアン3名の計17名が参加。

場所は一昨年と同様、妙高池ノ平スキー場の閉鎖ゲレンデ(カナメコース)で行いました。


真っ青な空。今日も素晴らしい天気。




午前はラッセル訓練。パーティを4つに分けて、ルート取りも休憩もパーティごとにフリーで、1920mピークを目指す。約束事はトレースを辿らず、自分たちでラッセルすること。




林道から北側の尾根から取り付くパーティと、小沢を横断して南側斜面から取り付くパーティと半々に分かれました。




昨日の寒気もすっかり去って、今日は暑さ地獄。




チチビアンチームは、腐れ雪をもろともしないでガチャピンが引っ張る。




Bパーティはスローリー。







左手には黒姫山と高妻山。




遠くに何と富士山が。今日の視程は100キロ以上。




巻機山から越後三山がまぶしい。




夏に汗だくで登った米山と刈羽黒姫山。春に滑るチャンスがあるか。奥には飯豊連峰。今年はGW以降に行きますよ。




1920mピークに到着、お疲れさま。健脚パーティはすでに休憩中。




これだけ集まると精悍ですね。




では滑降へ。




雪温が上がって重重雪でした。これもトレーニング。




昼食の後は、閉鎖されたカナメコース最上部でビーコン訓練。


まずは、予備ビーコンを雪面において、各メンバーが電波誘導法で目標のビーコンに向かう。
あえて発信ビーコンを雪面上の見える位置において、捜索者のデジタルビーコンの方向と距離を声を出して、お互いに確認をしながら近づいた。




雪面を歩いた軌跡が電波のフラックスライン。ビーコンを縦(電波が上下方向)に置くと、横に置いた時より距離表示が少し長くなった。同じ30mと出たとしても、埋没者がどんな状態でいるかによって、表示された数字と埋没位置の差が出る。




仮想デブリを作ってビーコン探索訓練。




登行時(シールまたはスノーシュー)と滑降時(シールオフ)を想定して、ビーコン1個と2個埋めて、各パーティ3~4セットビーコン探索。







1個目は1分~1分半程度で発見。二つ目は位置によりけりで2分~3分ほど。




早くポイントまで行けたメンバーを後から追ったサポートメンバーがフォローして十字法探索へ移行。最後尾はスコップを素早く準備して掘り出す。様々な状況に応じた連携動作が出来れば、早く見つけられる。アクシデント時はパーティ力量が問われる。




ゾンデを1m50センチ表示まで指して、倒れるまで掘り出す。最前列、2列目、3列目を交代しながらのVコンベアベルトメソッド訓練。
8人で掘り出しても約5分弱かかった。掘り出した距離は倍の約3m。顔の位置を特定して気道確保までにはプラス数分が必要か。雪面に置いていたストックや装備を掻いた雪で見失うこともある。装備がなくなったら、状況によっては下山も危うくなってしまうので置く場所にも注意が必要。




板を使った搬送法などは、また春の訓練でやろう。







これで今日の訓練は終了。




スキー場まで下山。




今シーズンも事故がないようにリスク管理をして、山スキーを楽しもう。