山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

槍ヶ岳②(大喰岳南東カール&飛騨沢)

2017-06-21 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・槍ヶ岳(岐阜県、長野県)
期  日:2017年5月21日(日)~22日(月)
参 加 者:みやぶー、らがー
行動記録:
5/22 槍ヶ岳山荘3060m(7:10)→飛騨乗越3000m(7:20/7:25)→大喰岳3101m(7:45/8:10)~大喰南東カール滑降~槍沢2510m(8:50/9:05)→槍ヶ岳山荘(10:30/11:25)→飛騨乗越(11:35/11:40)→大喰岳(12:10/12:15)~飛騨沢滑降~槍平1990m(13:00)~右俣谷1780m(13:20/滑降終了/13:25)→滝谷(13:35)→1700m(13:50/14:10)→白出沢1550m(15:05/15:20)→新穂高温泉(16:00)
<天候:晴れ、午後雷雨>


夜が明ける。展望抜群の個室部屋の窓から。










槍沢を下山する登山者。この時期は道中の小屋が開いている上高地からの往復がほとんど。




雪が緩むのを待って大喰岳へ向けて出発。




飛騨乗越でアイゼン装着。




それでも雪面も硬く、アイゼンがよく効いた。




大喰岳山頂。




穂高。




笠。




槍。




らが(笑)




南東カールへ。




Go!










最高~







小尾根に上がってみる。




ド~ンと格好いい。








ハイザラメの最高の条件。




来てよかった。




槍沢から登り返し。




槍を一人占め。




山荘まで550mの長い登り返しだった。




ランチへ。










この時期はラーメンがなく、しょうがやき丼で。




再び大喰岳を目指す。




朝と違って雪面が緩んで、踏み抜きに苦労しながらでした。




急に天候が崩れ出す。




山頂から西尾根を滑って。







飛騨沢へドロップ。










広大な飛騨沢を滑る。







下部は樹林帯を絡めながら滑る。




槍平。




融雪も進んだのでどこまで滑れるか。




ここまでか。




昨日より100m手前で板を担ぐ。




雷の音は横尾谷の方で凄まじかったが、飛騨側はほんの少し雨に降られただけで済んだ。




白出沢まで下りればスーパーチャリで(笑)




スーパーチャリ(右)のドラムブレーキが焼けたのでしばしクールダウン。。




最高の2日間でした。














槍ヶ岳①(新穂高~槍ヶ岳)

2017-06-20 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・槍ヶ岳(岐阜県、長野県)
期  日:2017年5月21日(日)~22日(月)
参 加 者:みやぶー、らがー
行動記録:
5/21 新穂高温泉1100m(5:30)→白出沢1550m(7:00/7:20)→1700m(8:25/ハイク靴デポ/8:50)→滝谷1760m(9:10/シール登行/9:25)→槍平1990m(10:05)→大喰沢2160m(10:40/11:05)→飛騨沢2750m(12:35/12:45)→飛騨乗越3000m(13:40/13:50)→槍ヶ岳山荘3060m(14:00)→槍ヶ岳3180m往復[槍ヶ岳山荘泊]
<天候:晴れ>

北アルプスのベストシーズンは、稜線の積雪も安定し、雪質も程よいザラメになる5月半ばである。

長期休暇が取れるGWはまだ寒気流入のサイクルに填ると厳しい条件となることも多く、雪崩リスクも高い。

今シーズンは残雪も豊富なので、飛騨沢から槍を目指す。

右俣林道はこれで。ただし、登りのライドは一切なし。押しだけ(笑)




穂高平。




林道終点でチャリデポ。肩にずっしり、1時間半の押しはさすがに疲れた(泣)




白出沢。




しばらくは夏道を行く。




チビ谷。




雪が融けて起きあがった枝があるたびに、1歩進んで2歩下がるを繰り返す。




沢沿いの雪が増えてきた。ここでデブリのトラバースに不安が出てきたのでハイク靴から兼用靴に履き替える。




滝谷を渡る。







藤木レリーフでやっとシール登行へ。




右俣谷雪渓の末端。




南沢出合から完全に沢は埋まった。







槍平小屋も埋まっている。




「4m掘りました!」の看板。




大変な重作業だったに違いない。小屋周辺を汚されたら夏が大変でしょう。




中の沢。




北穂高、涸沢、奥穂高、西穂高とズラリ。




大喰沢。槍平をベースに3沢を滑り尽くすのも楽しいだろう。




ここからが飛騨沢の登り本番。




やっと飛騨乗越が見えた。が、まだ500mのアルバイトが残されている。




何だ?何でこんなところにグライダー?




らがーペースだったが7時間かけてここまで来た。




笠ヶ岳が慰めてくれる。




ゴールまでもうすぐ。




最後までシールで登りつめる。




飛騨乗越。




大喰岳は明日のお楽しみ。




着きました~。




小屋番の方に撮っていただきました。




雪堀中。




とりあえず山荘に受け付け。




日曜日とあって今日の宿泊は個室を相部屋としていました。




さぇ、穂先へ。




夏は行列でしょうが、今日は誰もいない。




槍ヶ岳山頂。




大展望を満喫。













北鎌尾根。




一部残雪ありました。




乾杯!!




眼下には夕暮れの槍沢。




今日の宿泊者はこれだけでした。




槍ヶ岳山荘の夕食。




明日は大喰岳東西斜面滑降へ。



白馬杓子岳・杓子沢

2017-06-14 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・杓子岳(長野県)
期  日:2017年5月14日(日)
参 加 者:みやぶー、はしけん、らがー
行動記録:猿倉1230m(6:10)→白馬尻1550m(7:00)→大雪渓→稜線2600m(9:40/10:00)→杓子岳2812m(10:40/12:00)→杓子コル2700m(12:05/12:15)~杓子沢1990m(12:50/13:00)→樺平2130m(13:25/13:40)~長走沢~出合1340m(13:55)~猿倉(14:05)
<天候:晴れ>

意外にも今シーズン初めて白馬エリアへ。
今年のような雪が多い年なら他の魅力的な山域を優先してしまう。

猿倉からスタート。




今年はまだ雪たっぷり。駐車場からシールで行く。




金山沢出合で雪渓に下りる。水が出ているのは堰堤だけだった。




白馬尻で霧が晴れた。




白馬沢もコンディションは上々だろう。




大雪渓へ。




雲海。




葱っ平の夏道もまだ雪の下。




天狗菱。




最低鞍部へルートを取る。







らがーくたくた(笑)ビスターリペースで登ったはずなのに?…喝!!




今年はよく雷鳥と出会う。




杓子岳を目指す。







杓子岳山頂。




今日も大展望。







山頂からのぞき込む東壁はほぼ垂直の壁。




北側の肩からエントリーを試みる。




スキーカットしたら、不安定な新雪スラフが雪崩れてあっという間に数百メートル落ちていった。即撤退。




気を取り直してコルに向かう。




杓子コル。




いざ。




♪ひこうき~雲♪













落石はあるが例年よりは格段にきれい。




杓子岳東壁をバックに快適な滑降。










岩稜下をトラバースして尾根に乗り上げる。




樺平まで登り返し。







長走沢へ。ここからもまだ800mの滑降が待っている。




走るザラメで最高でした。




長走沢も流れは出ておらず、林道まで滑り込む。




杓子沢は落石ウォッチングでなかなかチャンスがなかったが、今シーズン春の低温と小雨のおかげで今日はほぼベストな条件だったでしょう。





熊トレ20周年記念パーティ

2017-06-12 | 日記
今日は所属する熊谷トレッキング同人の結成20周年記念パーティでした。






挨拶するいっしー会長。




しま前会長。




全国連盟副理事や県連理事長、県内北部ブロックの各会来賓からも記念講演と祝辞をいただきました。







15年務めた事務局長を今期から退任しましたが、このパーティを準備してくれた現執行部に感謝です。







テーブルに並べられた熊トレの歴史といってもいい会報誌「山旅」。




これまで25集発刊しました。会結成前の前身であるヒマラヤトレッキンググループの5巻があります。




ナンバーが入っていない第1集。




ツアー会社などを通さず、まさしく我々の手作り(手探り)のインドヒマラヤ旅でした。
当時はまだ日本人があまり訪れていなかったマナリを起点としたセントラルラホール山群トレッキングが報告されています。

巻頭のみ紹介します。










熊トレ最大の挑戦であったインドヒマラヤ無名峰遠征報告と、
たくさん支援くださった初代労山会長でマナリ山荘風来坊を切り盛りされていた森田千里先生の花ハンドブック、
そして自分にとって山と人生の師である村越先生の遺稿集。




「自由に生きろ、それを享受できる力量をもて」が熊高山岳部員や若者達への先生のメッセージでした。

「先輩から教わったことは自分のものだけにせず、後輩や後に続くものに伝えろ」とも常々語られていました。

どの程度実践できているかはわかりませんが、熊トレも20年続いたので、最低限の教えは守っているかな。





記念バンダナに描かれたチャンドラタールからのムルキラ峰を、今夏、久しぶりに組織した熊トレトレッキング隊が眺めてきてくれるはずです。



蓮華岳・赤石沢

2017-06-09 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・蓮華岳(長野県)
期  日:2017年5月12日(金)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:扇沢1420m(5:55)→針ノ木雪渓末端1510m(6:10)→マヤクボ沢出合2200m(7:45/7:55)→針ノ木峠2536m(8:55/9:05)→蓮華岳2798m(10:20/10:30)→赤石沢滑降点2720m(10:50/11:10)~針ノ木雪渓赤沢出合1650m(11:50/12:05)→鳴沢岳南東面2040m(13:00/13:30)~雪渓末端(13:55/14:00)→扇沢(14:15)
<天候:晴れ後曇り>

連休明けは針ノ木エリアへ。

扇沢にもまだこんなに残雪が。




作業道に入るとすぐに大デブリ。ここが雪渓末端だった。




いつもはこの当たりから針ノ木雪渓だが、今年の残雪はとても多い。




蓮華岳大沢からも大デブリ。




赤石沢。今日のターゲットはここ。




雪渓全体がデブリで埋め尽くされている。これでは滑りにはならない。







シールで針ノ木峠へ。




夏道は雪で埋まっている。




峠からシートラで。




針ノ木岳とスバリ岳。昨日の新雪でリセットされた。




獣達も山頂を目指す。




赤石沢エントリーポイント。ここで登行終了でもよかったが、やっぱり山頂を踏もう。




蓮華岳。




雷鳥のつがい。今春は黒部でも槍でも白馬でも雷鳥をたくさん見たが、生息数が増えたから?稜線の残雪の多さから?




スキーをデポしてきたのでチビラッセルでした。







蓮華岳山頂。




赤石沢へエントリー。




スラフが流れる。




流れる。







ノド上部まで滑ると少し荒れてきた。




雪が付いていたので小尾根を乗り越える。




右が赤石沢本流。クラックもなくきれいだ。




落石があるので、眼下の針ノ木雪渓まで一気に。




雪渓では雪上訓練してました。




雪の中デポしてあったので冷え冷えエネルギー補給。




昼前だったので、少し鳴沢岳方面を偵察。




赤石沢のシュプール。




今日はここまで。




蓮華岳北面がよく分かる。赤石沢は大沢よりちょっと急でした。




最後の1本すべって下山しました。




雪解けは例年より半月遅れの感じ。まだまだシーズンは長そうです。