山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

岩手の山旅①焼石岳

2019-07-30 | 2018-19山スキー
山域山名:焼石連峰・焼石岳
期  日:2019年3月20日(水)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:尿前渓谷橋370m(7:50)→尿前林道(9:20)→中沼920m(9:50)→上沼→銀明水避難小屋1170m(10:40/10:50)→姥石平1421m(11:35)→焼石岳1547m(11:55/12:30)~姥石平下1338m(12:40)→横岳1500m(13:15/13:40)~銀明水避難小屋(14:00/14:15)~上沼~中沼(14:25/14:30)~尿前林道(14:45)~尿前渓谷橋(15:20)
<天候:快晴>

無積雪期に2度登ってはいるが、山スキーでは未踏だった岩手の名峰、焼石岳。
山容は穏やかではあるが、山塊としてみれば非常に大きい。
南隣の栗駒山はアプローチが良くここ数年来厳冬期に通っているが、時々真っ白な大きな焼石岳を目にするたびにいつかは、と思っていた。


高速を降りて焼石岳を正面に。




石淵トンネルゲート前にはすでに地元ナンバーの車が2台。先月からほとんど降っていないので雪はかなり少ない。あとで聞いたら雪解けが進んで1ヶ月先の景色だそうだ。




なので、クラッシックルートのツブ沼経由を諦めて尿前林道を行くこととする。地元の方もこちらにトレースが付いている。




早くも水芭蕉。




適当なところから林道を離れて樹林に入る。




中沼に立つと本峰(右端)から横岳稜線が眩しい。それにしてもまだ遠いな。




上沼。




常連さんはともかく、ガスられたらGPSないとルートを見失うだろう。




ツアー標識を見つける。




銀明水避難小屋。




一昨年秋にお世話になりました。




小屋から広い緩斜面が延々と続く。




これは吹かれたらとても無理だろう。




姥石平からの本峰。




振り返ると横岳稜線。




快晴無風の焼石岳山頂へ。




東焼石岳の奥に経塚山。




南本内岳。




横岳。




栗駒山も微かに見える。




山頂からは東面を1本。




素晴らしい。




横岳東面の崖。




天気は申し分ないし、時間もあるので、弱点を見つけて横岳を目指す。




横岳からの焼石岳本峰。




横岳東面の急斜面にターンを刻む。




ここも最高でした。




崖下をクルージング。




こんなに滑れるとは思わなかった。










まさしく東北の名峰。焼石岳にも通いたくなりました。




銀明水をあとに。







ありがとう、また来るよ。




長い林道も時々歩きもあるが、ほとんどは滑れてストレスなしでした。




下山後に自分の行動を見ていた地元の岳人といろいろとお話させていただきました。







厳寒の津軽旅⑥岩木山(百沢ルート)

2019-06-26 | 2018-19山スキー
山域山名:津軽・岩木山(青森県)
期  日:2019年2月11日(月)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ
行動記録:百沢スキー場TOP750m(9:55)→1320m(11:25/11:35)~焼止ヒュッテ1067m(11:50/12:05)~百沢スキー場BASE(12:40)
<天候:快晴>

岩木山最終日は百沢ルートへ。

津軽旅6日目にして初めてスカッと青空!




宿から5分も走ると百沢スキー場。




やっと巡り会えた素晴らしい天気。でも、今日はQさんが午後のバスで帰るので行けるところまで。山人生はこんなもんでしょう。




リフト2本乗り継いでゲレンデTOPへ。今日はめったにないスキー場から。ガイドツアーの若者がいて賑やかだ。




津軽魂さん!いろいろルートを教えて頂きました。




970mで地元のテレマーカーに追いつく。ラッセルありがとうございました。




これみたらモチベーションMAXでしょう。




振り向けばこの景色。最高だ。




ラッセル交代しながら、がんがん行きます。




この斜面、たまりませんね。







山頂ドーム。一昨日のワンダリングが嘘のようだ。




鳥海山も見事なスロープ。







時間が来たので1320mまで。




さぁ、GoGo~~




朝からの日射で雪温は上がっていたが、雪は腐らずに極上パウダー状態を温存。さすが岩木山!







1050mで沢を横断する。




焼止ヒュッテ。




美しいブナ林が続く夏道尾根。まだまだパウダー。




今冬の岩木山は雪少ないらいしが、百沢ブリッジも問題なしでした。







百沢スキー場に到着。




Qさんを宿まで送って、再びゲレンデへ。関東圏では考えられないリフト代。










みんな上手い!未来のワールドカップレーサーになって。










また来いよ~と言われます(笑)




この1週間の大寒波で、津軽の積雪も平年並みになった。




明日はまた冬型のようだ。




毎晩、たくさんの手作りの料理、ありがとうございました。




翌2月12日、津軽旅最終日もまた雪。




4泊した中野旅館をあとに。




そして大鰐へ。




大鰐温泉に来たら、これを食べてみたかった。




大鰐温泉もやしラーメン♪




〆は一度滑ってみたかった大鰐スキー場。




流石の名物斜面、神沢バーン。




ガラガラの津軽スキーをエンジョイしました。




厳寒の津軽旅7days(完)



厳寒の津軽旅⑤岩木山(弥生ルート)

2019-06-15 | 2018-19山スキー
山域山名:津軽・岩木山(青森県)
期  日:2019年2月10日(日)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ
行動記録:弥生いこいの広場250m(9:35)→森林限界1150m(12:35/12:50)~690m→970m(14:20)~動物広場(14:55)→いこいの広場(15:05)
<天候:雪>

岩木山二日目は北東面の弥生ルートへ。

神社では朝方に薄日は差すものの、今日の予報は終日雪模様。




宿裏からの白神山地。まだ未滑降なので憧れの山域だ。




登山口のいこいの広場に着くと強い雪が降り出した。




先行者のトレースを追う。




しばらくは緩斜面の樹林帯を行く。




900m付近で弘前&八戸テレマーカーに追い付く。お二人はシールトラブルでここまでとのこと。ラッセルのお礼と真冬の岩木山情報をお聞きしました。




さぁ~ラッセル。







1150m森林限界から上部は木が1本も生えていない完全オープンバーン。




風雪で斜度感も分からず雪崩リスクもあるので大黒沢滑降は諦めて、今日はツリーランの日としよう。積雪は3mゾンデでは足りなかった。




登ってきた尾根の斜面を1本滑る。




素晴らしい!超極上パウダー!










再び970mまで登り返す。地形図と今いる斜面をみて、登路尾根より南側にある尾根を下降したほうが面白そうだ。













大当たりで、メローなブナ林とよく走る粉雪で快適クルージング。




これが岩木山パウダー!!驚きと感激でした。







最後は大雪原を滑る。




小沢を渡るとポニー7頭が飼育されている厩舎で出ました。真冬にポニーと出会えて、陸奥情緒満点でした。







下山後に岩木山神社へ。







残念ながら雪玉では厄払いできず(笑)










明日で岩木山もラスト。どんな表情を見せてくれるだろうか。


厳寒の津軽旅④岩木山(嶽ルート)

2019-06-12 | 2018-19山スキー
山域山名:津軽・岩木山(青森県)
期  日:2019年2月9日(土)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ
行動記録:嶽温泉450m(9:45)→1030m(11:15/1:25)→8合目1238m(11:50)→スキーデポ1380m(12:25/12:40)→鳥海山1502m→種蒔苗代(13:40)→1515m(14:00)→鳥海山(14:15)→スキーデポ1380m(14:50/15:05)~8合目~嶽温泉(15:40)
<天候:雪>

今日から連休となる3日間は厳冬期の岩木山に登って滑る、津軽旅のハイライト。
山スキーで未踏だった真冬の岩木山に取り付けるとあってワクワク感はMaxだ。

初日は嶽ルートからアプロ―チ。
記録的な強い寒気はまだ上空に居座っているが、冬型の気圧配置は緩んだので山麓の岩木山神社では青空も望めた。







前夜に新幹線で弘前入りして、一番バスで百沢温泉に上がってきたQさんと合流して嶽温泉に到着。民家ではドカ雪降った直後なので雪下ろしをしていた。




稲荷神社脇から入山。




スキーとスノーシューのトレースあるが、凸凹で歩きづらいので適当に避けて登る。ラッセルは脛程度。




素晴らしいブナ林、雰囲気は抜群。




森林限界から滑降した山ボーダーとスライドしたので挨拶し、さらに登ると神奈川のスノーシューパーティに追い付く。




8合目下からは完全ホワイトアウト。




それでも風が弱いので登行は続ける。




1380mでアイスバーンになったので、スキーはデポしてアイゼンに履き替える。







リフト山頂駅から鳥海山北斜面をトラバース気味に進んでみるが、視界がないため雪庇に阻まれ、岩場に遮られ、ルートを見つけられず。
いったん下降して夏道沿いから鳥の海岩稜に登るルートも検討したが、視界が十分に得られず、おぼろげに遠くに見える岩壁?が登れる確信がなく却下。ここは一旦戻ってから鳥海山を直登して山頂稜線に出た。




稜線から鳥ノ海方面への下降ルートを探し、踏み抜きに難儀しながらも下り立った雪原で種蒔苗代の標識を見つける。




百沢からの夏道ルート上にいるので、鳳鳴ヒュッテ方向に向かって歩を進めるが、目標物がない雪面は足元の斜度も分からない状態に。
坪足だと太腿ラッセルでどの方向から来るかも分からない雪崩も怖いので、見えている山頂方向の岩峰基部40度超の斜面を直登する。




岩脇を越えていくと先週の降雨後の強風で叩かれたで斜面はアイゼンの爪がやっと刺さるほどハードバーンになってきた。
頭上にはおぼろげと雪崩の破断面?が現れ、鳳鳴ヒュッテ上の夏道にのるまでは破断面下のアイスバーンをおおよそ40mトラバースして崖をよじ登らなければならない。
ここで午後2時となったのでタイムアップ。これ以上は危険だ。

トレースを忠実に辿り、リフト山頂駅へ。




スキーデポ地に戻り、板を履けば水を得た魚。







8合目下からは視界も良くなり、雄叫びを上げるほどのパウダーを浴びて嶽温泉へ。



















厳冬期の岩木山は厳しい。日本海から迫り上がる独立峰ゆえの気象条件、火山特有の複雑な地形と山頂ドームの急斜面、雪崩、山麓から登る体力とラッセル、時間、低温、高緯度の高い山は関東周辺とは山が違う。
今日は視界がまったく得られなかったので条件が悪い日ではあったが、たった1日で思い知った。

見えている美しい裾野からは想像できないが、しっかりと山スキーヤーのモチベーションを上げてくれた。




ともあれ、無事の下山に乾杯!








スバリ岳

2019-06-03 | 2018-19山スキー
暦も6月になり、山スキーもいよいよ待ったなしの状況になりました。
6/1土曜日は天候も良さそうなのでスバり岳に登ってきました。
行きに漕いだ大沢横断の藪も、下山時には翌日の慎太郎祭り用の橋が架かって楽させて頂きました。












































これが今シーズンラストになるか?さて。。