山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

平標山

2017-03-31 | 2016-17山スキー
山域山名:上越国境・平標山(新潟県)
期  日:2017年3月25日(土)
参 加 者:みやぶー、はしけん、くり嫁
行動記録:元橋駐車場980m(6:40)→稜線1850m(9:00/9:15)→平標山1984m(9:25/9:45)~元橋(10:25)
<天候:晴れ、稜線霧>

3月末としては非常に強い寒気が南下して、ここ数日で国境稜線にたっぷり新雪が積もった。
夕方に用事があったが、迷ったら行くしかない。

金曜日に東谷山に入っていた友人から「千メートル以上は激パウ」とのメールがあったので、
昼には下山できる平標山でサクッとシーズン最後のパウダーをいただいてきました。


早くも数台の車あり。




元橋でも新雪が20~30㎝。3月末になって、また積雪が増えた。







先行者が見えた。元気な若者だった。




ラッセル交代。




ガンガン行く。




稜線はまだ雲の中で風も強そうだ。天候の回復は昼過ぎだろう。




おそらくラッセルも今日が最後だろう。パウダー滑降はもちろんだが、ラッセルも楽しくてしょうがない。




早いシーズンはブッシュが出ているが、今年はまだ覆われている。




真っ新バーンに付ける、ご機嫌トレース(笑)




平標山山頂へ。




シャッターチャンス。




強風が抜ける箇所はスラブ形成。







樹林帯は極上パウダー。







3月末とは思えない好条件。







フェイスショット!




来てよかった。




たくさんの山スキーヤーとすれ違いで下山。




登り始めてから4時間もかからない速攻でした。










鳥海山(月山森)

2017-03-30 | 2016-17山スキー
山域山名:鳥海山月山森(山形県)
期  日:2017年3月20日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:さんゆう295m(9:40)→米沢頭1120m(11:45/11:50)→月山森肩1590m(13:15/13:30)~米沢頭(14:00/14:05)~さんゆう(14:40)
<天候:晴れ後曇り>

出羽国の旅も最終日。




雪山を登る朝に海を眺めるなんて贅沢。







松本旅館からすぐの小砂川駅。




都会に住んでいると気づかないが、田舎の人達は電車が今でも走っていることに感謝しているんだろう。




JR北海道のほとんどは不採算路線だし、東北地方も半数以上が存続の危機にある。




豪雨で鉄橋ごと流されて長い間不通区間があった只見線も、高額な地元負担と引き替えにやっと復旧が決まったばかりだ。




吹浦からの鳥海山。中央の深い谷が月山沢でその右手のピークが月山森。




積雪期の月山森登山口は、ゲレンデがある「さんゆう」。




バブル期にスキー場開発されたが、バブル崩壊とともに計画も頓挫した。




一段上がると開拓地。




振り返ると遊佐の水田と日本海。




奥のピークが月山森。




20年も経つと成長の遅いブナも成長する。一番上のゲレンデは鈴木小屋まで作られた。




米沢頭から上部はオーブンバーン。







天主森を過ぎると全面シュカブラ。




どんどん視界が悪化して、この後はホワイトアウトになった。強風にも吹かれたので山頂まで50mで撤退した。




何も見えない中GPSで戻り、天主森からやっと視界回復。




斜度はゆるゆるだが、距離が長い。




メインゲレンデ?を滑る。




こんなところに。




最後のバーン。




月山森は完全に雲の中だった。




今日は不完全燃焼だったが、これもよしとしよう。




鳥海山(鳥越川to千蛇谷)

2017-03-29 | 2016-17山スキー
山域山名:鳥海山(秋田県)
期  日:2017年3月19日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:象潟町横岡ゲート250m(5:35)→林道分岐(6:05)→鳥越川取水口520m(6:50)→900m(8:25/8:40)→1300m(10:00/10:10)→1900m(11:50/12:00)→新山2237m(12:50/13:55)~1530m(14:30/14:45)~鳥越川取水口(15:30)~林道分岐(15:50)→横岡ゲート(16:15)
<天候:晴れ>
前夜は象潟道の駅で仮眠。心配した雷雨も夜中には上がり、起きたら満天の星空だった。
隣のコンビニで朝食を取って県道を走る。4月になれば中島台レクリエーションの森まで入れるが、まだ道路は冬季閉鎖でゲートが置かれていた。

一昨年2015年4月には中島台からワンデイしているが、今日はこのゲートから新山山頂まで往復30㎞、標高差は2000mに及ぶ東北屈指のロングルートが始まる。




林道入り口までちょうど30分かかった。




あまりの遠さに。。




鳥越川取水口の電線。




雲間から陽が指す。




獅子ヶ鼻湿原。積雪は2m。




ちょっとした壁を登ると、また緩い樹林帯が延々と続く。




カラ川で中島台からのルートに合流。




振り返れば日本海と仁賀保高原の風車。







やっと鳥海山北面が見えて射程圏内に入った(ように思える)。ここまで3時間、ほぼノンストップ。




ヒマラヤ襞をまとった稲倉岳東壁。




再びこの景色が見たかった。







大雪原となった鳥越川源流域をひたすら行く。







行く。







行く。




上の斜面をトラバースしている人影が。




山頂で会ったが、車で中島台まで入って赤川を詰めてきたとのこと。冬季閉鎖ゲートから10分で実家がある地元の方で「ゲートは自己責任で入ってかまわない」が地元民のスタンスらしい。

ま、前回は中島台から登っていて、今日は最長ルートをトレースしたかったのでまったく影響なし。


また行く。







雪煙が舞う。




千蛇谷へ。







凄い。




神社上の斜面はほぼ垂直に吹き溜っていたので、千蛇谷を最後まで詰める。




振り返る。




ブリッジを登ってきた。




新山山頂へ。




地元の方とは挨拶をして見送る。








七高山。雪壁の威容は厳冬の鳥海山でしか見られないでしょう。




北面。登り出した横岡は遙か遙か彼方。




ひたすら登った鳥越川源流斜面。




山頂西側は風も弱く、のんびりと大展望を満喫しました。


いざ、大滑降へ!!







のどを抜ければ、







素晴らしい。




ご機嫌ターン。







歓喜のライン。




大満足のシュプール。




これが「THE 鳥海山」でしょう。







ここまでスノーシューが来たようだ。




お絵かき。




全山パウダーでした。ありがとう。




陽も傾いてきた。




あとはクルージング。







さらば。







何度も振り返ってしまう。




行動時間は10時間40分。国内でも有数のルートでしょう。




湯ノ台からの鳥海山。




今宵の宿は前回もお世話になった小砂川の松本旅館。




古き良き日本旅館。




プライベート眺望スポットからの夕陽。




夕食も豪華。




すぐ下の磯で取れた天然活あわびの踊り焼き。




大充実の一日でした。



御所山前衛・白髪山

2017-03-26 | 2016-17山スキー
山域山名:御所山(船形山)前衛・白髪山(山形県)
期  日:2017年3月18日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:黒伏高原730m(11:35)→柳沢小屋900m(12:10)→白髪山1290m(13:35/13:40)→1245ピーク(13:50/14:05)~柳沢小屋(14:35)~黒伏高原(14:45)
<天候:晴れ>

昨秋に山形側から御所山(宮城県では船形山と呼ばれる)を登った際に山スキー向きのブナ林斜面が印象に残ったので、鳥海山を目指す前日に寄ってみました。


前夜は飲み会で翌朝は自宅を遅めに出たので、山形入りは午前になった。
車を黒伏高原スキー場一番奥の駐車場にとめて、行動開始は昼前と遅めの出発。




積雪は約2m。




すっかり雪に埋まった柳沢小屋。




小屋の先から林道を離れて斜面を登る。




いい感じの森だ。




バックには尖った柴倉山。




1245mピーク。




稜線から奥に派生する白髪山。




広い頂きの白髪山からは御所山がまぶしい。手前の鋭鋒は仙台カゴで、隣にも最上カゴがあるが、由来は加護で修験道の道場らしい。




北方には柴倉山から白森、黒伏山まで1200m級の山が連なる。




白髪山頂は吹きっさらしだったので、風を避けるためシールで1245ピークまで戻る。




北面は昨日にかけて積もった粉雪が温存されてました。




箱庭のような景色。




今度は厳冬期に来よう。




下山後は東根温泉へ。




みそでんらぁめんの赤みそ。




満腹後は明日に目指す鳥海山に向かうが、遊佐あたりで寒気低気圧による雷とスコールに降られて、天候と積雪状態が不安となった。

さぁ、どうだろうか。


仙ノ倉山シッケイ沢

2017-03-23 | 2016-17山スキー
山域山名:谷川連峰・仙ノ倉山シッケイ沢(新潟県)
期  日:2017年3月12日(日)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、はしけん、くりペア
行動記録:元橋駐車場980m(8:45)→ヤカイ沢1440m(10:10/10:20)→稜線1850m(11:15)→平標山仙ノ倉山鞍部1900m(11:35/11:50)→仙ノ倉山2026m(12:25/13:05)~シッケイ沢滑降~毛渡沢出合1040m(13:45/14:05)~群大ヒュッテ760m(14:40/14:55)~毛渡橋550m(15:20)
<天候:快晴>

今日は快晴が約束されているTHEDAY、こんな日は豪快な滑降が楽しめるルートしかないだろう。2008年以来と久しぶりの再訪となるシッケイ沢に向かった。


駐車場は早くも除雪されていた。




通い慣れたヤカイ沢を登る。










平標山はショートカット。




コルへ。




平標山山頂は大賑わい。







仙ノ倉山山頂。




越後三山、巻機山、柄沢山、奥利根源流の山々が重なる。




茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳、万太郎山、遠くには平ヶ岳、会津駒、尾瀬燧、至仏山。




エビス大黒ノ頭、三尾根岳、小出俣山。







いざ。







いつもハードバーンだが、昨日の新雪がのって好条件。




それでも上部はハードシュカブラ。







最高のパウダーラン!!













万太郎山が姿を変えていく。




まだシッケイ沢にはデブリは出ていなかった。










シッケイ沢の頭。




北尾根をバックに。




毛渡沢に合流。




万太郎山を見上げる。赤谷川源流ルートもまた再訪したい。




毛渡沢のブリッジを何度も渡る。




立派な橋ができたので仙ノ倉谷も難なく対岸へ。




仙ノ倉山頂、シッケイの頭から連なる北尾根に見送られて林道を行く。




鉄橋をくぐれば、長かったツアーも終わりだ。




タクシーを呼んで元橋に戻りました。運賃8060円+迎車代100円+スキー1本当たり100円でした。