山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

早月尾根~剣~大日岳・剣岳周回(熊トレ大日岳集中Cパーティ)

2012-10-15 | 2012山登り

会の夏の恒例行事となっている集中登山。今年は自分がプランニングした大日岳小屋へ。

馬場島から早月尾根、剣岳を経由する周回ルートで参加しました。

山域山名:南アルプス・剣岳、大日岳
期  日:2012年8月24日(木)~26日(日)
参 加 者:みやぶー、あいけん、こまっぴー
行動記録:
8/23 東松山(20:30)=滑川IC(24:00)<テント泊>
 仕事を終えてから、夜中の北陸道を走って富山入り。滑川IC出たコンビニのトラック用駐車場脇にテントを張って仮眠。

8/24 滑川IC(5:15)=馬場島770m(5:40/6:30)→1200m(7:35/7:45)→1600m(8:25/8:40)→2000m(9:40)→2180m(9:55/10:05)→早月小屋2220m(10:10)
<天候:晴れのち曇り>
石碑「試練と憧れ」で写真を撮って出発。

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剣山頂まで標高差2200mの早月尾根は、2年前にワンデイで往復して以来2回目である。
早月小屋までは、ひたすら樹林の急登を黙々と登るのみ。
時々、猫又山稜線や明日に巡る大日岳稜線を眺められてホッとひと息入れる。

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小屋直下で一部、巻道が崩壊したようで尾根上に登山道が付け替えられていた。
今日は小屋までの行程なので、特別急ぐことはないのだが、明日の足慣らしとペース順応も兼ねて、息を切らさぬ程度で登る。

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予定どおり10時過ぎに小屋に到着。
部屋に荷物を置いて、ベンチで乾杯と昼食。昼前にはガスってきたので、寝不足解消も兼ねて昼寝タイム(3時間は寝たか)。金曜日なので3人で8畳部屋を使えた。

ちなみに早月小屋はポンプアップの水はなく、すべてミネラルウォーター(立山玉殿の水)で2L800円だった。

夕食後にガスが晴れて、

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剣山頂と北方稜線が姿を現す。

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明日の登行意欲も沸いて、早めの就寝。

8/25 早月小屋2220m(4:00)→2600m(5:05/5:15)→2800m(5:55/6:10)→剣岳山頂(6:40/7:10)→前剣2813m(8:15/8:25)→剣山荘(9:00/9:35)→水場(10:10/10:20)→剱御前小屋(10:45/10:55)→新室堂乗越(11:40)→2511mピーク手前2420m(12:00/12:05)→2511mピーク(12:15/12:25)→奥大日岳2605m(13:05/13:30)→大日小屋(15:00)…大日岳往復ナイトハイク
<天候:晴れのち曇り>
2時半起床。部屋でパンを食べて、満天の星空を見上げながら懐電で出発。30分も登ると空が白々してきた。

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2600m頭は最初の好展望地。見上げる剣岳は威圧的に大きい。

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東側の太陽の光が八峰を越えて、きれいな斜光線が抜けていた。


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ここからが剣岳らしい岩稜となる。


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早月尾根は大行列の別山尾根ルートに比べて登山者は数えるほどで、午前中は日陰で暑さを感じずに登れるので非常に楽である。

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順調に高度を上げて、獅子頭、カニのハサミを越えると、


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あっさりと分岐に出た。別山尾根はもの凄い人の列だ。

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剣岳山頂は10人ほどでまだ静かでよかった。


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南アルプスや富士山まで見えて、360度の大展望を楽しむ。

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今日の行程は長い、休憩はほどほどに下山開始。

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カニのヨコバイは少し渋滞待ち。登りルートはすでに待ち時間は何分だろうか。

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前剣で休憩を1本入れて、剣山荘へ。思わず雪渓で冷えたコーラを飲む。
早い昼食を済ませ、剣御前小屋まではトラバースルートを取る。

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お花畑や雪渓、水場で水を補給する。

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御前小屋に着く頃になると、ガスに覆われた。昨日と同じ気象パターンである。まだここで今日の半分だ。稜線で雷雨に降られないように祈って出発。

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室堂乗越までは急に人が少なくなった。2511mピーク下で雷鳥の親子がのんびりしていた。

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ピークで室堂後発のAパーティと出会う。談笑後は、お先にと奥大日岳へ向かう。

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期待した展望はなくガスのなか。にわか雨に雨具を出したがすぐに止んだ。
山頂で室堂パーティを待ってから大日小屋へ向かう。七福園まで意外とアップダウンが多くて消耗した。長い行程も大日小屋まではもうすぐだ。

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室堂先発Bパーティと合流してビールで祝杯。1時間ほどして後発パーティも合流して小屋前の広場はさらに賑やかになった。
大日小屋は36名定員と北アルプスでは珍しい小さな小屋なのだが、これに熊トレ18名が入ったので混雑に拍車をかけてしまった。

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夕食は2回戦で消灯後の食堂も布団が引かれたので、楽しみにしていたランプの灯りでのギター演奏はなかった。残念。。

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小屋番聞いたらこの日は50人ほど泊まったらしい(今年で一番混んだのは7月末の週末で60人だったとのこと)。

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夕食はみんなで大日岳山頂までナイトハイクに出かける。

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富山市街の夜景は雲海で見えなかったが、白馬山荘や室堂の小屋の灯りが見えた。

8/26 大日小屋(6:15)→大日岳2501m(6:30/6:45)→大日小屋(7:00)→2100m(7:50/8:00)→大日平山荘1750m(8:40/8:50)→猿ケ馬場(9:45/9:55)→大日岳登山口1050m(10:20)→称名滝見学→称名滝バス停(11:40)=バス=富山地鉄立山駅(11:55/12:35)=寺田駅(13:25)=上市駅(13:50)=タクシー=馬場島(14:40)=東松山(21:10)
<天候:晴れのち曇り>
稜線を這うような霧が晴れて朝焼けの剣岳を眺める。

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朝食後パッキングを済ませて、朝の展望を楽しもうと再び大日岳に向かう。

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主稜線から外れているので、後立山連峰と剣立山の位置が普段見られない角度だった。

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大日小屋から大日平へは、弥陀ヶ原を遠望しながら急坂を一気に下る。

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扇状の斜面は大日平に向かって春は絶好の山スキー天国、いつ来ようか。

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大日平は、今年7月に立山弥陀ヶ原とともにラムサール条約に登録されたとのこと。湿原もあるが灌木や笹も多く、乾燥が進んでいる気がする。

長い木道を下ると、牛ノ首から崖のような急傾斜を下りる。春の雪付きはどうなっているのだろう。

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登山道は信仰の道の名残できれいな石積みが結構あって古道の雰囲気が色濃い。称名滝の爆音を聞きながら、どんどん下る。いい加減嫌になった頃に遊歩道に出た。

ザックをデポして、称名滝見物。

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落差日本一の350mの滝の迫力はすごい。華厳の滝が3本分なのだからスケールが違う。

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レストハウスでかき氷を食べて、バスに乗って立山駅へ。

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そばを食べて、富山地鉄でのんびりと電車で上市に向かう。

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下山後のローカル線はなんとも気分がいい。

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上市駅から車が置いてある馬場島まではタクシーに乗る。

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料金は7400円。駐車場手前でメーターを上げたので協定料金かもしれません。

タクシー運転手に教えてもらった滑川IC途中の市営みのわ温泉で汗を流して、帰路に着いた。


北海道・樽前山

2012-10-14 | 旅行

8月のお盆過ぎに北海道へ。家族ハイキングで支笏湖畔の樽前山に登ってきました。
フェリーで苫小牧港近づくと、大きな裾野を拡げた山頂が平らな大きな山。
でも簡単に登れてしまう200名山です。
あいにく天気が今イチで、展望はほとんどありませんでした。

それにしても、今年の北海道は暑かったです。
連日30℃越えで、ニュースで「食品の管理には気をつけて、食中毒には注意してください」と盛んにアナウンスしてました。

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しっかり整備された登山道。樽前山は地元でも家族向けらしい。

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強風だった山頂。岩陰には羽虫の大群が‥。


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活火山のため、ドーム周辺は立ち入り禁止。


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どでかい外輪山。


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行きの新日本海フェリーからの夕陽…見事でした。


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幌似鉄道記念公園


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1985(昭和60)年7月に廃止された岩内線の幌似駅が保存されている。


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まだ現役の江差線。家族は気動車のなか。

北海道新幹線が開業すると、廃止になるかもしれない。

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沿線で見かけた北海道らしいひとコマ。


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急ピッチで建設中の新幹線。


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湯ノ川温泉から函館市電に乗って。

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函館の夜景も、さすが100万ドルの輝き。


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森駅からの名峰駒ヶ岳。この格好良さ、いつか登ってみたいです。


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苫小牧港から北海道を離れる。

のんびりとした、船の旅も格別でした。


南アルプス南部・上河内~光岳縦走

2012-10-14 | 2012山登り

山域山名:南アルプス・上河内岳、茶臼岳、光岳
期  日:2012年8月3日(金)~5日(日)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい、あらいぐま、こまっぴー
行動記録:
8/2 東松山IC(19:30)=御殿場IC(21:30)=第2東名静岡SAスマートIC(23:00)=畑薙ダムゲートP(2:30)<テント泊>
当初は易老渡から入山する計画だったが、林道崩壊で今シーズンは易老渡まで入れないため、入山口を畑薙ダムに変更した。

 

今年開通したばかりの第2東名を走って静岡SAスマートICから県道に入る。

山岳地帯の狭隘路続きの県道27号線ではなく、今回は県道362号線を使って千頭経由で畑薙ダムへ向かう。走った感覚では、27号線より若干道幅が広い場所も多いが、距離は逆に遠回りで(SAからダムまでちょうど80キロ)ほとんど大差がない感じか。

どっちにしても、7時間に及ぶ夜中のドライブは長く辛かった。

8/3 畑薙ダムゲート(7:50)=聖沢口(8:30/8:40)→聖沢吊橋(9:45/10:00)→聖平キャンプ地(14:10)
<天候:晴のち時々曇り>
5時に起床。睡眠時間は2時間ほどで、頭と体はまだ眠い。外に出てみたら、真夏なのに思いのほか肌寒かった。

朝食後、テントを撤収して7時に予約した井川観光協会の9人乗りワゴン車をゲート前でしばし待つ。

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到着したワゴン車はすでに登山者で満杯??。予約したか否かは不明だが、白樺荘ですでに乗せてきたらしい。

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「観光協会に予約をすればゲートでも乗れると言われた!!」と無愛想な運転手に言ったが、彼は「また戻ってくるから」と。時刻表では片道1時間かかるので2時間待ち???……。

何もすることがないので、ゲート管理人のおじさんと話したりしながら時間をつぶす。が、なんと40分で猛スピードで戻ってきた。他の3人とワゴン車に乗り込む。この狭い悪路をよくもというスピードで飛ばす。

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車両が通るたびに埃っぽい聖沢登山口を出発。出会所小屋跡までいきなりの急登だかが、この後はいったん聖沢吊り橋まで下る。

湿気がなく、日陰に入ると涼しい。造林小屋跡を過ぎて2011乗越まで来れば、急登から解放されて聖平までトラバースが続く。

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南アルプス主稜線に立つには急登続きが定番であるが、聖沢は一番登りやすいルートだろう。

聖岳南面に落ちる滝が2本見える岩頭滝見台は、涼しい展望台だ。

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ここからは視界が開け、青い空の下、

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快適な登行で聖平着。

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高校時代の夏山合宿で三伏峠から縦走して以来なので30年振り。小屋は朽ち果てそうなプレハブで、こんなに明るくなかった記憶がある。

テン場の受け付けする前に、フルーツポンチをいただく。今や、北アルプスより南アルプス南部の山小屋の方がサービスはいい。

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今回のテントは会で買ったばかりのファイントラックのポットラック。

説明書を見ながら設営する。まるでサーカステントのようで、テン場でも一番目立つ。

4人用で2キロと最軽量、1本ポールで居住性はまずまず。生地が薄いので低温では厳しいが、夏のメインになるだろう。

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設営後にビールで乾杯!!越冬ビールなので2本で500円と破格の値段だった。

宴会後は草地で大の字になって昼寝…。目を開けると聖岳が見えた。テン場は広くと水も豊富、トイレもきれいで快適そのもの。

外で車座になって夕飯タイム。天の川の星空の下、サーカステントで爆睡。

8/4 聖平(4:25)→南岳2702m(6:05)→上河内岳肩(6:35)→上河内岳2803m(6:50/7:05)→上河内岳肩(7:10/7:15)→畑薙分岐(8:25)→茶臼岳2604m(8:48/9:05)→仁田池(9:19)→希望峰(9:41)→仁田岳2523m(10:00/10:25)→希望峰(10:40)→易老岳2354m(11:45/12:00)→イザルガ岳分岐(14:00)→イザルガ岳2540m(14:10)→イザルガ岳分岐(14:20)→光小屋キャンプ地(14:35/14:50)→光岳2591m&光石往復
<天候:晴のち曇り>
2時半に起きて懐中電灯で出発。

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稜線は風が強く寒い。小屋番によると3日前から急に空気がカラッとしたらしい。

樹林帯から抜けた岩頭から、朝陽に照らされた聖岳を眺める。

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南アルプスらしい重厚な山容が格好いい。

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ガレた稜線を辿ると南岳へ。富士山がドカーンと見える。

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これから行く上河内岳の二重山稜がよく分かる。

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谷筋の窪地は小さなお花畑があった。

肩でザックをデポして上河内岳へ。荒川岳や赤石岳、光岳まで延々と続く森の稜線、北アルプスの槍ヶ岳から中央アルプス、秩父や富士山と今山行随一の大展望を楽しむ。

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上河内岳から茶臼岳までは快適な稜線が続く。

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ダケカンバもあって秋には紅葉が見事だろう。

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横窪沢分岐からひと登りで茶臼岳へ。

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聖岳から西に張り出した兎岳、中盛丸山、大沢岳と、小粒だが個性派の山が続く。このアップダウンはしんどかったな、と思い出す。

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茶臼岳直下には小さな仁田池、茶臼岳南面も二重山稜だ。

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希望峰から仁田岳へ向かう。これが意外と長かった。

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喜望峰に戻って、展望のない樹林帯の縦走路を進む。

易老渡岳で横窪沢小屋から来た大嶋パーティと合流。

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三吉平、静高平までは深い樹林のなかの道、センジヶ原で一気に視界が開けて、光小屋が見えた。

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小屋に行く前に空身でイザルヶ岳を往復。

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小屋前のテン場はホントに小さくて、5張り程度のスペース。

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設営後に光岳に向かう。山頂は樹林の中だった。

大嶋会長は百名山99座目、おめでとうございます。

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山名の由来となった光岩と呼ばれる石灰岩の岩峰を見に行く。

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これが結構下った崖の上にあった。確かに岩の中に光るものがあったが、ネットで調べたら、どうも山頂の南西直下に遠州側から遠望した時に夕日に照らされて白く光って見えたかららしい。

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テン場に戻って、いざ、宴会~という訳にはいかず、テント登山者の水場は崖を下った湧水を取りに行かねばならない(小屋宿泊者はポンプアップした水をもらえる)。

崖を見たらとても飲んだあとに行くような場所ではないので、疲れた体に鞭を入れて水を確保。やっと宴会だ。

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小屋前のベンチでみんなで乾杯!!そのまま夕飯を食べてサーカステントへ。

夜中は風が強く、何度も目を覚ました。

8/5 光小屋(4:45)→易老岳(6:20)→希望峰(7:40)→茶臼岳2604m(8:25/8:40)→茶臼分岐(8:55)→茶臼小屋(9:05/9:15)→横窪沢小屋(10:25/11:00)→ウソッコ沢小屋(11:50/12:05)→ヤレヤレ峠(12:55)→畑薙大吊橋(13:20)→畑薙ダムゲートP(14:00)
<天候:晴のち曇り>
3時起床。小屋素泊まりの大嶋パーティは4時に出発して行った。

我々も暗いうちに出ようかと準備をしたが、富士山の朝焼けを眺めてから出発する。

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昨日たどった樹林帯の縦走路を進む。今日も快晴のいい天気で、樹林の隙間から伊那谷の山々を眺めながら歩く。

易老岳先の鞍部で大嶋パーティと合流。茶臼岳までは予想どおり長かった。

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茶臼岳山頂でのんびりと最後の大展望を楽む。

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稜線を少し下りたら立派な茶臼小屋がある。

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小屋脇の冷たい流水で喉を潤す。小屋は井川山岳会が管理委託されていて、この小屋もきれいだった。

光小屋もきれいだったが、昔の南アルプス南部の暗いイメージはまったくない。空いている時期なら利用してもいいか。

横窪沢小屋までは急坂をひたすらひたすら下る。これを登ったら辛いだろう。横窪沢小屋まで下ると、一気に真夏の暑さが待っていた。ふ~。

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ウソッコ沢小屋は無人で、30年前はどこかの河原にテントを張った記憶があるが、沢は大雨で荒れて渓装はずいぶん変わったのだろう。

ヤレヤレ峠までは吊り橋の連続で、登り返しの先がヤレヤレ峠。

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対岸の林道には、長い長い畑薙大吊橋を渡る。

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昔は満々と溜まった青いダム水のさざ波に酔いそうだったが、今は、埋め尽くされた土砂しかなかった。

今年は易老渡からの入山ができなかった影響か、平年よりかなり登山者が少なかったようで、3日間とも天気にも恵まれて、静かな南アルプスの縦走を楽しめました。

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