山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

四郎岳

2021-01-27 | 2020-21山スキー
山域山名:丸沼西岸・四郎岳(群馬県)
期  日:2021年1月23日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:国道120号ゲート1400m(8:30)→大尻沼取水堰提→大尻沼西岸(9:05)→丸沼林道1634m(10:00)→稜線2050m(11:30)→四郎岳2156m(11:50/12:20)~丸沼林道1634m(13:00)→~丸沼ペンション村1310m(14:40)
<天候:曇り後雨>

丸沼ステイで訪れる四郎岳は今日で4回目。
年末から続いた大雪低温もひと段落して、ここ丸沼でも気温が上がって春のようだ。

丸沼を囲む四郎岳(左)と燕巣山。




国道から大尻沼取水堰提を渡って大沼へ。




岸辺は溶け始めていた。




沼岸の遊歩道を行くが、道を塞ぐ大きな倒木を越えるのに苦労した。




大沼西岸の鐘。




対岸には丸沼高原スキー場が見える。




雪はハードクラスト。




尾根で丸沼林道に合流してしばらく林道を行く。




ヘヤピンはショートカットして作業道に入る。積雪量は例年になく豊富で沢も埋まっている。




索道跡。




尾根直下の密林も今年はすんなり抜けられた。




あとは稜線の夏道を行く。




四郎岳山頂。




滑降は修行。。










日光白根山の火山観測局。




滑り快適度ゼロなので大沼には下りずに偵察兼ねて丸沼林道を行ってみた。




湿った雪も降り出し、途中でシールを付けて歩いたりと長かったが最後は少し滑れた。




ペンション村へ。




Goal。




パウダーシーズン終了。これから当てるのはタイミング次第でしょう。





202011立山②真砂沢カール

2021-01-26 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス立山・浄土山、真砂沢カール(富山県)
期  日:2020年11月21日(土)~23日(月)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、はしけん、らがー、くり♂
行動記録:
11/22 雷鳥荘(8:00)→賽の河原(8:10/8:20)→大走谷→真砂乗越(9:45/10:00)~真砂沢カール(10:05/10:30)→真砂乗越(11:05/11:25)~大走谷~賽の河原(11:45/12:10)→雷鳥荘(12:30)
<天候:晴れ後吹雪>

今日は午後から前線の影響で荒れる予報、なのだがモチベーションが今ひとつ上がらず雷鳥荘最後尾スタート。




とりあえず賽の河原から大走り方向に歩を進めながら様々シュミレーション。




今日も朝から稜線は雪煙が舞う強風が吹いている。内蔵助カールを目指すと小雪の今年は大走り真砂岳直下は登りも下降もシートラになるだろう。
尾根上は南北双方の谷から吹き上げる強風に晒されるので、板が煽られて滑落のリスクもある。しかも強風は遅くなるほど強まる。
大走り谷途中から真砂岳別山コルへ突き上げる沢を登れば稜線への最短ルート。
通常の積雪なら急峻な斜面から大きな雪崩も発生する危険な沢だが、小雪の今年はその可能性はない。
強風と沢の状況が悪ければ、引き返すつもりで入ってみよう。

大走谷下部は所々水が流れていた。




沢中のペンキが塗られた岩があった。夏道はないはずだが、、昔、コルから賽の河原に下る行者走りという道があったらしい。




強風もさほどではなくこれなら稜線まで行ける。スイッチが入った。




雪面が硬くなってきたのでアイゼンに替える。










最後のハイマツ帯を詰める。この斜面なら強風に煽られても滑落の心配はない。




真砂岳別山稜線コルへ。




眼下には真っ白広大な真砂沢カール。




別山を正面にここからエントリーしよう。




素晴らしい。最高だ。













至福の1本に大満足。




稜線の強風が嘘のようにカール底は静かだった。




登り返しは右手の最低鞍部へ。







急傾斜を登り上げる。




強風の真砂乗越。










ハイマツ帯を下りここからスキーで。




ハイマツ帯は横滑り下降。




解放された。







地雷原を落とす。




賽の河原へ。スキーは早い。




雷鳥荘下斜面を登っていると稜線は霧に包まれた。







予報どおりこのあと吹雪で大荒れとなった。







11/23 雷鳥荘(9:00)→室堂(9:30)
<天候:曇り>

夜にかけて凄まじい強風だったが、昨日からの降雪は15センチ程度とあまり積もらなかった。
これでは斜面状況の好転はないに等しい。視界も良くなくケガも怖いのでターミナルに移動して下山しよう。










入山前は滑れるか分からずの室堂入りであったが、予想外の収穫だった。



202011立山①浄土山

2021-01-21 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス立山・浄土山、真砂沢カール(富山県)
期  日:2020年11月21日(土)~23日(月)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、はしけん、らがー、くり♂
行動記録:
11/21 室堂(11:35)→一ノ越(12:25/12:40)→浄土山(13:05/13:30)~浄土沢~雷鳥平(14:20/14:35)→雷鳥荘(14:55)
<天候:晴れ>

11月恒例シーズン初めのお祭り、立山。
ここ10年ほどは雪が降らない立山が当たり前になって、毎年のように11月はずっと雪乞い。




今年はさらに前日にかなりの降雨があり、せっかく積もった雪が消えて滑れないかもの懸念もあったが。




室堂積雪30センチ。その上に前夜からの新雪5センチ。




岩が出まくりだが何とかなりそうか。




雪煙舞う浄土山。




選択肢は雪が吹き溜まる斜面しかない。




視界がなければ話にならないが文句なしの晴天。登りながらじっくりと観察できる。




でも、時々烈風が襲う。







何を思う?らがー。




強風のなか一ノ越稜線までシールで登る。




稜線はアイゼンで。




時々耐風姿勢でやり過ごしながら浄土山を目指す。







浄土山(南峰)へ。







吹きっ曝しなので立山研究所を風除けに逃げ込む。




山頂稜線から滑り込む斜面は一ノ越下から確認していたこのライン。




滑り込んで稜線を見上げる。この緊張感がシーズン初めのお祭り。




一段滑ると、




滑り込む浄土沢。







期待以上のパウダー。







山はやっぱり来てみないと。










雪が少ない年は岩やブッシュに阻まれるのでこのあとのルート取りが肝心。




雪の付き具合を観察しながら大トラバース。







狙い通りに想定した斜面に滑り込めた。










あとはウェーブ斜面をクルージング。







上出来の初日だった。




ブリッジなく渡渉で。




山崎カールも、




真砂岳も、




雷鳥沢も雪が少ない。さぁ、明日はどうするか。




いつもの雷鳥荘へ。




見事な雲海と綺麗な夕焼けだった。








平標山(ビンディングトラブル)

2021-01-17 | 2020-21山スキー
山域山名:上越国境・平標山(新潟県)
期  日:2021年1月15日(金)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:火打峠980m(7:25)→ヤカイ沢1450m(8:45/8:55)→平標山1983m(10:05/10:10)→平標沢源頭(10:20/11:15)→平標山(11:30/11:50)~火打峠(12:25)
<天候:晴れ>

ハイシーズンの平標山は2018年シーズン以来。

1月半ばとしてはまずまずの雪の壁。




近年の賑わいの凄さを想像させるトレース。ここではルート工作とラッセル技術は不要だろう。




昨日の降り出しは雨、そのあと少し降ったが今日の南風の強風でオープンバーンは硬そうだ。




樹林を抜けて灌木帯。ルートを選んで今日はクトーなしで登れた。







山頂稜線は強風。




積雪豊富な今年は久しぶりに毛渡沢ツアーができそうだ。




選択肢だった西ゼンは硬いシュカブラが目立つのでパス。




一ノ肩方面へ進む。




平標沢はどうだろう。今日の風向きから樹林帯に入れば昨日の降雪と再配分された雪が溜まっているだろう。




一段下がった窪地でスタンバイ、のはずが、、




あれ?ストッパーがグラグラで、支えている金属の棒が折れていた。




登っているときにストッパーの動きが気になってはいたが、、

飛び出た突起が強力なバネで針金やドライバーやストックで押さえつけて履けないかいろいろ試してはみたが、、

強風に吹かれ続けて思考回路も儘ならず、、

今日のプランはすべて断念。。

安全に登路を戻って下山することにしよう。


稜線はさらに風は強まり、耐風姿勢を取りながら再び平標山頂へ。




シールオフしてトップのみ固定、ウェストベルトに入れている流れ止めをセット。




後傾にしないよう注意しながら踵重心ターン。意外とよく滑れる。




樹林帯では雪が良かったのでパウダーランを楽しめた。




無事に下山。







壊れた金具はディナフィットTLTラディカル30周年記念モデル。
トウピースがターンテーブル方式で横方向にも開放、スキーのたわみに合わせてヒールピースが後ろに動き前圧をかけて、
前後で開放の安全性を高めたモデル。




なのだが、自分は滑降時でもトウピースをロックするし、ヒールピースの動きは登高時に違和感しかなく、
滑りも含めて(笑)ほとんどそのメリットを感じたことはなかった。

使用回数は、数本の板をシーズンとルートで使い分けしているので定かではないが、
6シーズン目なのでおそらく80~90日くらいか。

今回壊れたストッパーのプレートを支える仕掛けも、ヒールピースの設計からか複雑でパーツも多い。
登高時にも微妙にプレートが上下前後に動くので、テンションのかかる箇所に負担がかかって、
金属疲労と相まってパーツが折れたと思われる。













歴代のラディカルを何世代も使ってきたが、自分が使っている金具ではこの板だけがこの設計だった。
(今売られているモデルではローテーションがこの設計??)










山スキーヤーには軽量化から、ストッパーではなく、流れ止めを使用しているユーザーも多い。

自分は悪条件時での履きやすさと雪崩の埋没を考えてほとんどの板でストッパーを使っている。

今までストッパーの構造など見たことはなかったが、これからは金具選びにも注意することにしよう。

ちなみにブレーキとプレートはセットで交換になるようで、両板とも交換をお願いしました。