山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

窓明山

2020-04-28 | 2019-20山スキー
山域山名:南会津・窓明山、家向山(福島県)
期  日:2020年4月11日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:窓明山登山口770m(7:05)→1060m(7:40/7:50)→巽沢山1162m(8:05)→家向山1526m(9:30/9:50)~鞍部1410m(10:00/10:10)→1600m(10:30/10:45)→窓明山1842m(11:30/12:15)~1390m(12:35/12:45)→鞍部1410m(13:00)→家向山稜線1500m(13:15/13:30)~巽沢山(13:55)~1060m(14:05/14:20)→窓明山登山口(14:40)
<天候:曇り後晴れ>

先週に続いて窓明山へ。前日の寒気で登山口でもうっすらと新雪。




坪足で粉雪を踏んで行く。




先週と同じ場所で板を履く。ここで新雪20センチ。







下部は藪が濃い。







家向山直下で大きなザックの若者とすれ違う。丸山岳を目指したが昨日の大雪、今日も稜線のホワイトアウトで引き返したと。悔しさが滲む会話だったが、単独で挑戦する勇気は素晴らしい。きっといい岳人になるに違いない。







時折小雪が舞い窓明山頂はまだ雲が取れそうもない。




時間稼ぎでルートから外れた家向山山頂を踏むが、何てことのない頂きだった。




鞍部までひと滑り。以外や雪質も良くてびっくり。




鞍部の夏道もまた雪に覆われた。




窓明山に向かっているとまた大きなザックを背負った方とスライド。
どこから? 奥只見スキー場からです。
え?? 丸山岳を越えてきました。ずっと天気が悪くて昨日も風が強くて窓明山を越えられずで、今日で予備日を使い果たす8日目です。下山しないと大変なことに。
凄い!!お気をつけて。
疲れた表情もなくひょうひょうと、足取りもしっかりとしていた。ウルトラ岳人だ。




ガスが薄くなるのを期待して時間調整するが、




ダメそうなのでボチボチ登る。




窓明山山頂は視界5m、時々20mほど。先週より雪がグッと増えていた。




しばらく山頂で待つも、ガスが取れそうもないのでいそいそと滑り出す。




強風で叩かれたクラストで快適度ゼロ。新雪30センチの逆構造なのでオープンバーンの急斜面は回避だ。




北東に派生する顕著な尾根。




尾根の風下で強風の影響を受けにくいブナ林を覗き込むと粉雪が温存。




4月にパウダー!とは。




藪がうるさくなったところでコルに向けてトラバース。世代交代するブナ林。




コルから登り返す家向山。




やっと三岩岳稜線の雲が取れてきた。




窓明山も。




家向山肩からは以前滑ったことがある大嵐山を眺める。今年は小雪で滑れるような積雪はなかっただろう。




気温が上がって重たくなったが感触は十分だ。







家向山ともお別れ。




朝と同じ場所まで滑れた。




あとは急坂を下って、TheEnd。




山頂付近の沢を巡りたかったが今日の条件では無理だった。また来シーズンにとっておこう。












三岩岳窓明山周回

2020-04-22 | 2019-20山スキー
山域山名:南会津・三岩岳、窓明山(福島県)
期  日:2020年4月4日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:三岩岳登山口770m(6:30)→1070m(7:20/7:30)→1308m(7:50)→1550m(8:30/8:45)→避難小屋(9:20)→三岩岳2065m(9:50/10:25)~鞍部1740m(10:40/10:50)→窓明山1842m(11:35/12:10)~鞍部1410m(12:35/12:45)→家向山稜線1500m(12:55/13:10)~巽沢山1162m(13:40)~1060m(13:50/14:05)→窓明山登山口770m(14:15)
<天候:快晴>

厳冬期定番の三岩岳から2008年以来となる窓明山を繋ぐ周回ルート。
雪が締まった春なら絶好のスカイラインツアーが楽しめるはずだ。




しばらくは夏道の担ぎ。




1070mで雪はつながった。




目指す三岩岳。




繋ぐ窓明山。







最高の天気。







避難小屋。




三ツ岩。




山頂へ。




大戸沢岳、会津駒。




越後三山から只見方面。




高幽山、丸山岳。




針葉樹を縫って。




鞍部からの窓明山。




振り返る。




稜線は雪庇が発達。




強風が抜けるので雪も波打っている。




ミチギノ沢源頭。




三岩岳から辿ったきた稜線。




窓明山山頂。このエリアの盟主といっていいだろう、丸山岳が眩しい。




山頂直下の大斜面を滑る。







快適なザラメバーン。




保太橋沢源頭も魅力的だ。




窓明山東面バーン。




コル付近は夏道が露出していた。




家向山は絶好の展望台。




山頂直下のシュプールも見える。




巽沢山へ下る尾根。




巽沢山からは藪が目立ってきた。




スキーは1060mまで。




あとは急な夏道を下ればGOAL。




期待どおりの素晴らしいスカイラインツアーだった。





早池峰山系薬師岳

2020-04-21 | 2019-20山スキー
山域山名:北上山地・早池峰山系薬師岳(岩手県)
期  日:2020年3月21日(土)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:岳550m(8:10)→清廉の滝(8:55)→鳴想の滝(9:20/9:30)→うすゆき山荘950m(9:55)→河原坊(10:20)→小田越1250m(11:15/11:35)→薬師岳1644m(12:50/13:00)~小田越(13:35/13:45)~河原坊(14:00)~岳(14:40)
<天候:曇り後雪、雨>

昨日の暴風は収まったが強い寒気が居座り、朝から俄雨と今日も不安定。内陸では午後から雷雨の予報も出ている。
朝まで迷ったが多雪山域の森林限界上の行動は危険と判断し、早池峰山麓の岳に向かう。

岳最奥のゲート前でも残雪は斑で、小白森は候補からなくなる。




林道の雪は何度か徒切れるもののほぼ繋がっていた。




高度を上げるにつれて積雪はどんどん増えていく。




早池峰山奥鳥沢源頭斜面は荒々しい。




うすゆき山荘。




坪足の先行者に追い付く。小田越に泊まって明日早池峰山を目指すとのこと。




河原坊。




コメガモリ沢。来訪の時はここを滑りたい。




薬師岳稜線がうっすらと見える。今日の条件ではこの頂きしかないだろう。




小田越の国立公園監視小屋。




長い車道歩きから斜面に取り付く。




オオシラビソの森が続く。




振り返ると早池峰山が大きい。




稜線直下は低木帯。




シュカブラで叩かれた斜面を縫って薬師岳山頂へ。南西からの暴風で飛ばされないよう岩を掴んでの撮影だった。




天候が悪化してきたので即下山。




小田越でも猛吹雪となって視界がなくなってきた。




河原坊も大荒れ。




うすゆき山荘から下で雨に変わりびしょ濡れとなるが、林道は斜度があって快適に滑れた。




無事に岳に下山。







三鉄

2020-04-20 | 日記
3月20日は三陸鉄道全線運行再開の日。




昨年も震災からの全線復旧のお祝いに駆けつけましたが今日も来ました。


↓ 昨年はとても賑やかでした ↓







アキちゃんも宮古駅にサプライズで。







復興したばかりの昨年10月、鵜住居スタジアムでラグビーワールドカップの試合当日に台風19号が襲来して、再び大きな被害を受けてしまった。




そして5ヶ月たった今日全線復活のお祝いに。




鯨山を下山したあと急いで山田駅へ。




今年は新型コロナの影響でイベントはすべて中止となってしまいました。残念。




鉄道や行政関係者だけの簡素な式典でした。



















三陸沿岸の方々にも日常が戻ってくるでしょう。

お祝いにと早朝に乗車切符を買って午後に乗るつもりでしたが、この日は暴風警報ですべて運休に(泣)
また山旅とセットで来ますよ。

がんばれ三鉄!!!







鯨山

2020-04-08 | 2020山登り
山域山名:北上山地・鯨山(岩手県)
期  日:2020年3月20日(金)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:陸中海岸青少年の家110m(9:15)→稜線出合(9:40)→十文字分岐(10:00)→鯨山609m(10:25/10:40)→分岐(11:00)→大沢川コース→青少年の家(11:30)
<天候:晴れ>

一度聞いたら忘れない鯨山の由来は、
「この地には昔、流行病があったとき、大槌の浜に大鯨が打ち上げられ、村人がこぞってその肉を食べたところ、大変快方に向かった。通りがかった旅人もその肉をもらい、旅先の村で、流行病の人に鯨肉を分け与えたところ治ったという。どこで求めたのか、と聞かれ、高くて目立つ山があり、その近くの浜に鯨が打ち上げられているはずと答えた。高い山は鯨山と呼ばれるようになったという。」

「かつて、この地方に疫病が発生し、浜に打ち上げられた鯨を食べたら元気になったことから、浜が鯨で大量だったとき人々が鯨に似たこの山に集まったなどの言い伝えがあり鯨山と呼ばれるようになったようです。山頂からの早池峰山、船越半島、浪板海岸などの遠望は圧巻です。」

鯨に助けられてでも新型コロナは終息してほしい。

3連休初日の20日は低気圧が猛発達して岩手県内全域に暴風警報が発令。
三陸海岸の大槌新町では観測史上最も強い最大瞬間風速42・1メートルを記録。
東北新幹線も大幅に遅れ、在来線はほとんど運休、停電も各地で相次くなど大荒れ。

昨年の台風19号で大きな被害を受けた三陸鉄道の全線復旧の日でもあるが、コロナによる様々なイベント中止に追い打ちをかけるような一日だった。

海を眺める青少年の家に車を置かせてもらい出発。







道はよく踏まれている。




山田湾。




一旦十文字に下ってから急登の連続。




鯨山山頂。




昨日登った早池峰山も見えるようだが、




冬型の爆風で雪雲のなか。鯨山でももの凄い風だから早池峰山ではどうなっているのだろう。




展望のハイライトはやっぱり太平洋。




船越湾と大槌湾。大津波で被害を受けた浪板海岸も復興の工事が進んでいる。







大沢川コースは林道と伐採地を下りていった。