山域山名:立山・浄土山、雄山(富山県)
期 日:2014年11月22日(土)~24日(月)
参 加 者:みやぶー、ドクターQ、はしけん、Kino、らがー、INO
行動記録:
11/22 北本(3:10)=扇沢(6:20/8:30)=室堂2420m(9:40/10:25)→2720m(11:25/11:40)→浄土山2831m(12:00/12:25)~一ノ越下2670m(12:35/12:50)→一ノ越2700m(13:00)→雄山3003m(13:55/14:45)~山崎カール2650m(14:55/15:10)~雷鳥平2270m(15:35/15:50)→雷鳥荘2380m(16:05)
<天候:快晴>
恒例の立山初滑りに行ってきました。天気もまずまずで、パウダーと大展望を楽しんできました。
大混雑の一番バスに乗り、ダム上を歩く(飛脚は走る)。おかげでロープウェー「1番」の整理券をゲット。ふ~、毎度のことながら、室堂に着くまでにひと山登って気分…。
ターミナル前はご覧の人人人。
眩しいほどの快晴。
積雪量は120㎝(発表地)。ここ数日、まったく降ってはいないが、まずまずの条件か。
祓堂からの浄土山。
一ノ越を目指す行列を離れ、我々は誰もいない浄土山を目指す。
時々雪煙が舞う。
雄山をバックに浄土山を登る。
浄土山頂はシュカブラがびっしり。
龍王岳と針ノ木をバックに。
今シーズン1本目は浄土山東面カールを滑る。
山スキーシーズン開幕!!
アイゼンに履き替え雄山を目指す。
一ノ越。
雄山稜線は強風で雪煙が舞っていた。
雪は締まってアイゼンの刃がよく効いた。
雄山山頂はブリザードが吹き荒れていた。
山頂の祠脇で。
室堂と大日岳。
剱岳と大汝山、富士ノ折立。
後立山連峰。
社務所脇から山崎カールにドロップ。
斜面はアイスバーンとシュカブラのミックスだった。
ハードエッジングで滑降。
ニードルを正面にカールを滑る。
ハードターンの連続だったが、シーズン初めはこんなもんでしょう。
雪と岩と、斜面を登るスキーヤー。
お気に入りのパウダーゾーンで雄叫びをあげました。
皆満面の笑み。
初日にしては上出来の一日でした。
雷鳥平のテン場も斜面も大賑わい。
雷鳥荘前からの奥大日岳。
白濁の硫黄泉に浸かって宴会へ突入~しました。
11/23 雷鳥荘2380m(11:35)~雷鳥平2270m(11:45/11:50)→室堂乗越(12:35/13:05)→2440m(13:15/13:25)→2511mピーク(13:45/14:10)~2440m(14:15/14:30)~称名川(14:50/15:00)→雷鳥荘(15:3O)
<天候:雪のち快晴>
気圧の谷の通過で明け方から小雪が舞う天気。
斜面はどこもズタズタ、それに視界がないとくれば、無理して行動する理由はない。しばし、部屋で待機(ゴロゴロ)する。
小屋締めを間近に控えて、雷鳥荘従業員が玄関前で山に感謝の礼を捧げていた。
雪も上がったので昼前から行動開始。人があまり入っていないのと、偵察も含めて室堂乗越を目指す。
出発した頃は覆っていた雲も次第に上がってきた。
室堂乗越。バックは2440mピーク。
大休止していたら一気に快晴へ。
奥大日を見ながら。
天候も回復したので、2511mピーク(左)を目指す。
2511mピークにて。
奥大日岳。近そうで遠い?か。
天狗平。
地獄谷と室堂平。
登ってきた稜線の奥に、剣御前から真砂岳、立山三山の絶景。
2511mピークを滑降。
盟主剱岳も姿を現す。下にはブロッゲン現象。(写真では分かりづらいが)
オープンバーンを滑る。
眼下の称名川まで滑降。
称名川はまだ流水。
右岸をシール登行。
左奥が2511mピーク、その手前が2440mピーク、一番高いのが奥大日岳。
昼からの行動だったが、奥大日稜線の大展望と滑降も楽しめて大正解でした。
11/24 雷鳥荘2380m(7:30)~雷鳥平2270m(7:40/7:50)→大走り取付2400m(8:05)→2500m(8:45/8:50)→2650m(9:00/9:20)~称名川(9:40/10:05)→室堂(10:45)
<天候:曇り>
最終日は定番の真砂岳&内蔵助カールを目指す。夕方から荒れ始める予報なのでどこまで行けるか。
大走りを登る。上部は雪面も硬く、次第に風も強くなってきた。
白山遠望。
烈風だったので真砂岳は断念し、中間部で引き返す。
大走沢を滑降。
雪質の変化は激しかったが、なかなか楽しめました。
斜面をつめて室堂平へ。立山はガイドツアーが大盛況。
早めの下山だったので、閑散のダム上を行く。
天候も雪もまずまずで、シーズン初滑りとしては十分楽しめました。
2014-15シーズンもよろしくお願いします。
山域山名:上越国境・蓬峠(群馬県)
期 日:2014年11月16日(日)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい
行動記録:土合駅760m(7:30)~虹芝寮(8:40/8:50)~白樺尾根鉄塔(10:50/11:00)~白樺避難小屋(11:25)~蓬峠1529m(13:05/13:50)~白樺避難小屋(14:40/14:45)~芝倉沢(15:55/16:00)~土合駅(17:10)
<天候:曇り、稜線は霧>
強い冬型になった週末の日曜日、上越国境の武能岳を目指したが、深雪のラッセルで蓬峠まで登ってきました。
土合駅から出発。
白毛門の積雪も多そうだ。
清水街道新道の入口。蓬峠までちょうど10㎞。
マチガ沢を見上げる。
一ノ倉沢出合を過ぎると、何やら怪しい足跡が…。慌ててラジオを鳴らし、笛を吹く。
うっすらと雪が積もった登山道を行く。
紅葉の派手さはないが、自分は静寂の初冬が一番のお気に入り。
JR巡視小屋。
すぐ隣りに建つ虹芝寮。
虹芝寮は成蹊山岳部OBの小屋。そう言えば、二子山にある熊高OB小屋にも久しく行ってないな。
芝倉沢に下りると急に視界が開けた。幽ノ沢と堅炭岩。
茂倉岳から武能岳への稜線。
消えていた足跡が再び…だが、足の大きさがさっきより小さめなので違う個体のようだ。
我々より先を行くのはずっと熊さんだけ…。
新道は湯桧曽川沿いを行く。
先行者(熊)は倒木上を器用に超えていた。
武能沢を渡渉する。
白樺尾根に取り付く。先行者(熊)は森の中に消えて行った。
白樺尾根に入り、グッと積雪が増えてきた。
鉄塔付近の積雪は30㎝超。
もはやラッセルトレーニング。
小雪舞う白樺避難小屋。誰も来ないね~と話していたら、トレースにつられて来た単独の女性と出会う。
小沢を越える。
白樺沢出合。滑りやすい岩が隠れているので足場を確認しながら進む。
吹き溜まりでは膝上の激ラッセル。
思いがけず11月半ばに、こんなラッセルができて楽しいでしょ?
ラッセル交代しながら進む。ワンゲルOGだけあったパワーと足取りもGood。
稜線付近を行く。
雪の華。
よくがんばりました。蓬峠です。
峠の北方に建つ蓬ヒュッテへ。
冬山もいいでしょう~。
小屋の中で昼食タイム。
天候は回復せず。霧のヒュッテから下山。
登ってきた新道(上)と旧国道(下)。
小さな沢も慎重に越える。
やっぱり雪山は絵になる。
避難小屋までくれば安全地帯。
夕方になって雪雲もとれてきた。大倉沢と右に笠ヶ岳も姿を見せた。
日中も日差しがなかったので、雪はほとんど融けなかった。
木の間から一ノ倉沢を眺める。
目標の武能岳には届かなかったが、この深雪のなか蓬峠まで行けたので満足。
いよいよ、雪山シーズンですね。
山域山名:越後・金城山(新潟県)
期 日:2014年11月12日(水)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい
行動記録:諏訪神社270m(7:45)~高棚登山口(8:10/8:20)~870m(9:20/9:30)~稜線1180m(10:20/10:25)~金城山1369m(10:45/12:00)~4合目(13:30/13:35)~槻岡寺(14:15/14:25)~諏訪神社(14:45)
<天候:曇り>
巻機山には数え切れないほど登っているが、いつも素通りしていて、前々から登りたいと思っていた金城山に行ってきました。
金城山は巻機山から北に延びる尾根上にある前鋭鋒だが、六日町からとてもよく目立つ山で、地元の方によく登られています。
里山というには山容が厳しく、とても登り甲斐の山です。
今回のルートは、登路に高棚コース、下降路は観音山コースの周回ルートを取る。
高棚コースは2011年7月の豪雨被害以降、まったく整備されておらず、半ば廃道化しつつある。
車を農道の空きスペースに置いて、諏訪神社から出発。
エアリアに載っている林道は豪雨による崩壊で通行は困難らしいので、諏訪神社から直接山腹に付けられている林道をたどる。この林道は土砂崩れの復旧工事中で、ユンボが置かれていた。
高棚コースの登山口は草が覆い茂っていて、このポールが立っていなければ、通り過ぎてしまう。
取り付きからこんなヤブっぽい道が延々と続く。
600m付近までは紅葉もきれい。
高棚コースの下半分を見上げる。左が7合目、右が山頂稜線。
時々、背丈もあるヤブを漕いでいく。このままいくと、あと数年で完全に覆い尽くされるだろう。
7合目下、800m付近の岩峰。ルートは左側基部を巻いていく。
7合目の先は、これまでの急登が嘘のようなホッとするブナ林が拡がっていた。
北之入コースの分岐。沢沿いを通るこのルートは、完全に崩落していて通行禁止になっている。
またまた深い笹藪。
稜線直下の鎖場。
稜線で観音山コースと合流。分岐にはロープが張られていた。
魚沼平野の素晴らしい眺め。
こんな大きな地滑りが至る所に起きていた。
金城山の頂きへ。最高地点は避難小屋の先だが、標識は手前の岩峰上にあった。
山頂稜線は岩峰が続く。
この岩上が金城山のビューポイント。
高棚川を挟んだ1475m峰と、奥に巻機山。
金城山山頂の岩峰群。
立派な避難小屋。
パラッと通り雨が来たので、小屋の中で昼食。休んでいたら、長岡の地元の方2名が登ってきました。
下山は観音山コースへ。越後三山も今週末の寒気で真っ白になるだろう。
ブナ美人林にうっとり。
観音山コースも急坂の連続だった。
4合目からの観音山コース。奥には山頂が見えている。
北麓にある雲洞集落。
紅葉の尾根を下る。
3合目には松の巨木も。
2合目には石仏群。ここからも山頂がよく見える。
雪囲いも終えて、長い冬に備える長崎集落。
石仏に見送られて。
見事な紅葉も楽しみながら。
槻岡寺脇の登山口へ下山。
急峻な尾根と中腹には穏やかなブナ林、至る所から山麓の展望を眺めながら、金城山も名山でした。
4月の金城山と巻機山。積雪期にも登ってみよう。
下山後には、久しぶりに湯沢唯一の硫黄泉「山の湯」へ。
脱衣場には過去の積雪深図表が掲げられている。
昭和の時代は、山麓でもしっかり雪が積もっていたのがよく分かる。
平成に入って、少雪の冬が続いた。
近年は大雪と少雪が交互といったところか。今冬はどうなるか?
駅前の中野屋に寄ったが定休日だったので、お向かいの越後屋のへぎ蕎麦を食べて帰りました。
山域山名:冨士南麓・愛鷹山<越前岳・鋸岳・位牌岳>(静岡県)
期 日:2014年11月3日(月)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい
行動記録:
山神社P750m(6:55)~富士見峠(7:30)~鋸岳展望台(7:50/7:55)~富士見台(8:25/8:30)~越前岳1504m(8:50/9:05)~呼子岳(9:45)~蓬菜山(10:05/10:15)~鋸岳~位牌岳1457m(11:35/12:15)~前岳(12:40)~東沢(13:30)~山神社(13:55)
<天候:快晴>
そろそろ新雪を歩きたかったが、国境稜線は冬型で荒れ模様なので回避。こんな天候の時にはと、以前から登ってみたかった愛鷹山に行ってきました。
圏央道が東名高速につながったので、北本ICから1時間足らずで海老名JCまで来られてしまう。便利になったものだ。
裾野ICを下りて、朝焼けの富士山を眺める。
林道を入った山神社から登り始める。
よく整備された道を登ると、富士見峠下に立つ愛鷹山荘。登り初めて30分で着いてしまう小屋だが、地元の方が使っているのだろうか。
稜線はまだ紅葉。
富士見峠からはほとんど展望のない尾根だが、富士見台だけは北側が刈り払われていて富士がよく見える。
「五十銭紙幣」に描かれた場所らしい。
富士五湖の北麓とはまた違った趣きの富士山南面。
左端が山頂。山腹の宝永火口が目立つ。ここが噴火したら大変なことになるだろう。
ヒメシャラの林を行く。
越前岳は愛鷹連山の最高峰なので、ハイカーで賑わっているかと思いきや、誰もいなかった。
展望は抜群!!伊豆半島。
富士市街と相模湾の海岸線もクッキリと。素晴らしい。
呼子岳までは穏やかな晩秋の稜線歩き。
今年一番の赤いもみじ。
大岳稜線は紅葉真っ盛り。
南アルプスもすべて見えた。
♪頭を雲の上に出す♪~富士と越前岳。
蓬菜山山頂には、「鋸岳までのルートの立入りはご遠慮ください」の警告あり。
岩場に慣れていれば問題はないが、あくまでも自己責任です。
鋸岳の鋭い稜線。
すぐに岩場が現れる。バックは蓬菜山。
ルートはこんな足場が悪いトラバースが多い。崩れやすい地質で、水平なハシゴでもかけまくらないと、崩落が際限なしに進んでしまうので、一般登山者には開放はできないでしょう。ただ、鎖やロープはそれなりには整備しているようです。
鋭い岩峰。
この鎖の取り付きがもっとも傾斜がきつかった。ほぼ垂直だった。
ちょっとスリルがある快適な岩陵歩きが延々と続く。
中間地点から核心部の前半を振り返る。
海岸線をみながら岩陵をトレース。
こんな楽しい稜線歩きがあったなんて、意外な発見でした。
位牌岳の登りから鋸岳稜線。奥の三角峰が蓬菜山。
位牌岳山頂。ここは樹林に囲まれて展望はなし。
位牌岳をあとに前岳を目指す。
箱根の山。
立ち枯れの樹と前岳。
大沢を俯瞰する。
前岳からの下降は、二岐山ではないが地獄坂でした。
真っ赤っか。
山麓からの愛鷹連山。左から位牌岳、前岳、越前岳。
富士の展望だけかと思っていたが、予想外の楽しいルートでした。
ヘルシーパークで温泉に入ったら、裾野市民は「日本一の餃子好き!」のパンフを発見。
レストランで揚げ餃子を食べてみたら、旨かった。お土産にご当地グルメの「すその水餃子」を買って帰りました。(これまた旨かった~)